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免許合宿のはなし 2


もう記憶がありません……。わたし、免許合宿で何してたっけ?頑張って思い出したり、ツイッターを遡ってみたりして書いていきます。すぐに書かないからこうなるんですよ(自戒)。そういえば、最近運転練習をするようになりました。これを読んでいる諸氏は、もしよかったらわたしに運転を教えてください。

教習所

そういえば私が通った教習所について何も言っていなかったので、簡単に説明しようと思う。
教習所の中には、三つの建物がある。一つめが寮だ。ここには合宿で免許を取りに来た生徒たちが泊っている。あろうことか管理寮である。私はここに三週間以上お世話になったのだが、その話はまた後日……。二つめ、三つ目は校舎だ。主に使う方の校舎には、ロビーや食堂、職員室が入っていた(はず)。合宿で来た生徒たちは起きてからまずこの校舎に行き、体温測定をして朝ご飯を食べる。たしか一週間のうち六日間は朝昼晩食べさせてもらえた。これではさすがの熊野寮生も規則正しい生活を送らざるをえない。そしてもう一つの校舎は、一階をロータリーとして使っていた。

修了検定

だいぶ飛ばした。覚えていないので。ごめんなさい……。
教習所に通うと、二つの実技試験を受けることになる。その一つが修了検定だ。修了検定は基本通るらしいと聞いていたので、「まあ受かるだろう」となめてかかったのがいけなかった。本番ではウィンカーの出し忘れなどの小さなミスがつもりつもって、車庫に入れる直前で教官に「ごめんね、点数足りなくなっちゃった…」と言われた。「点数足りなくなっちゃった」……?!?!あと少しで終わるところまで来ていたので、これは合格したなと勝利を確信していたところにこれである。これで私は5日間の延泊が決定した。はじめてのえんぱくだ。(延泊なんてそうそうするもんじゃないのでそれはそう)
めでたく(?)延泊が決まったことで一人だけ教習所に残るとかいう事態が確定したかとも思われたが、一緒に来た友人も一人延泊が決まり、それは回避された。免許合宿の延泊率ってこんなに高かったっけ…?合格発表の時はモニターに受かった人の受験番号が表示されるようになっていて、落ちた友人と二人で自分たちの受験番号「だけ」映し出されていないモニターを背景に記念撮影をした。なにしてるんだろうね。そういえばあの写真どこいったかな~。もらった覚えがないので今その写真持ってるよって人はわたしに連絡してくださいな。

ハッピーディアーズ襲撃

免許合宿にもある程度慣れたある日のこと。私の携帯から着信音には似つかわしくない音楽が爆音で流れはじめた。ハッピーディアーズの呼び込み君の音楽だ。「ハッピーディアーズようこそ~」という飽きるほど聞かされた歌で、誰が電話してきたのが一瞬で理解した。ハッピーディアーズ好きの先輩だ。わたしも行ったことがないのでよくわかっていないが、ハッピーディアーズというのは北海道長万部町にあるお菓子屋さんのことらしい。この先輩は寮の先輩で、もちろん京都に住んでいるのだが、なぜか北海道にあるお菓子屋さんの歌をよく歌っているのだ。どうして。いろいろと話がそれてしまったが、ともかく先輩から電話がきたのだ。先輩はわたしを呼び出し、たくさんのラ・ムーという格安スーパーのパンとバナナチップスをくれた。(どうしてそれを…?と思う人もいるかもしれませんが、これは私が属しているコミュニティの内輪ネタです。ごめんなさい。)なんか知らないうちに京都にいるはずの先輩が長崎に来ていて、格安スーパーの安いパンとバナナチップスをもらっていたので、わたしは何が起きているのかわからなかった…。
これ、実際に体験した時はもっとおもしろかったんだけど、書いてみるとそうでもないですね。これが内輪ネタか~

先輩が差し入れしてくれたラ・ムーのパンとバナナチップス。3割引きらしい。

まさかの卒検落ち

先ほどわたしが修了検定に落ちて延泊が決まったことは言ったが、実はわたしは卒業検定も落ちている。卒業検定は、検定車に乗り、教習所の近くの公道の指定された道を運転する試験である。免許合宿で両方の試験に落ちた人はあまり聞かないので驚いた人もいるかもしれない。ちなみに両方合わせて延泊は7日間に達した。一週間……。いくら夏休みであろうとこれは長すぎる。こんなはずではなかった。最後の方は下手すぎて教官に「いつまでならここにいられるの?」とか、「一旦京都に帰ってから冬休みにもう一回ここに来るっていう選択肢もあるよ」とかいろいろ言われていた。延泊しなかったら参加している予定だったコンパにも行けなかった…。このコンパは夏休みの終わりに帰省先や旅行先からのお土産を各々が持ち寄る「津々浦々コンパ」というもので、行けなかった私たちの代わりに、延泊せずに帰った人々が長崎土産の教習所の食堂ででてきたふりかけを出したそうな。ここらへんは伝え聞きなのでよくわかっていないが、人々は毎日ごはんにかけるのを我慢して、ふりかけをためていたのだろうか……。
修了検定も落ちていたため、卒業検定に関してはそこまで舐めてかかってはいなかったが、さすがに受かるだろうと思ってはいた。しかし本番、後ろから救急車がやってきたのだ……。運転をしていたわたしは、まずサイドミラーで救急車を視認した。運よく二車線の道路だったので、そのまま救急車がいないほうの道を走り続け、進路変更のための車線変更も一旦見送った。ここまでは良かった。しかし突然、交差点の向こうの自分が走っている車線に工事現場が出現した。予想外の出来事が複数同時に起こったことでわたしはどうしていいかわからなくなり、後ろの救急車との距離を見定め、行ける!と思い車線変更をしようと指示器を出してしまった。そこで教官に止められて、大きく点数を落としてしまったのが卒検落ちの要因ではないかと思っている。また、落ちた後に教官と話をしていたら、自分が3速発進をしていたことも発覚した。なんか音が大きいなと思っていたらこれである。なんとか車が持ちこたえ、エンストを回避できたのでまあこれくらいは良しとしよう……。そんなこんなで卒検に落ちたわたしは教官の運転する車の助手席に乗って教習所に帰ってきた。車から一緒に延泊した同期が見えたので、手でバツを作って見せたら心底驚いた表情をされた。

おわりに

そろそろ記憶が怪しいので、ここで免許合宿のはなしを終わりにしようと思います。免許合宿に行ったのは去年の夏なのに、もう次の年の冬です。公開するまでにこんなに時間がかかってしまいましたが、まあ自分らしくていいんじゃないですかね……。(よくない)
また今度他の話も書いてみたいので、その時はぜひ読んでくださいね~!


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