Xデザイン学校 ビギナーコース#03

今回の講座で一番腹落ちしたことは事業モデルと収益モデルを混ぜて考えるモデルから、ステークホルダーがすべて幸せになる仕組みを事業モデルとして考え、そこでうまれたデータを収集し、解析し、収益モデルへと変換すること、さらに収益モデルを大きくスケールしていくモデルへチェンジしているということだ。

事業モデルと収益モデルを混ぜて考えると、つい最近まで社内でもよくあった「じゃあ、それでいくら儲かんねん?」という決まり文句。これが出てくるとそこで話はストップしてしまう。

さすがに最近はほとんどなくなったが、収益モデルへの変換見通しは我ながら甘く、「市場規模はこれくらいで、最初は赤字だけど3年後に黒字に転換します。」なんてことを平気で資料つくるし、平気で言うし、聞いているメンバーも経験豊富なわけでもないので、なんとなく了解してしまう。会社にしても「新しいことに果敢に挑戦しよう」というもんだから、一概に否定はしない。結果、うまくいかなくても、自分たちの責任以外の避けられなかった敗因を探して報告する。だれも責任を取らないし、今まで持っていた事業/収益モデルで給料ももらえている。

今回、課題企業からの説明、先生やほかのメンバーとのやり取りを聞いていて、おそらく課題企業の役員、社員はやったほうがいい事業は「なんとなくわかっている」と感じた。ただ、収益モデルはまだはっきりとした輪郭がなく、個人、もしくはチームレベルで可能な範囲で動いているだけであり、資本を大きく投資し、プラットフォーマーとなるためには、既存事業/収益モデルの儲けがあるため、危機感がそこまで強くないため踏み出せないのではないだろうか?

今回の課題は、課題企業のコンサルとなって道を示し、導くこと。
そのために、なぜその道を示したのか?ほかの道はないのか?会社としてのビジョンとパーパスを先方が納得する形で示したうえで、導かなくてはならない。

会社員という視座ではなく、経営者、コンサルという高い視座を意識して課題に取り組んでいきたいと思う。

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