Chained Echoesというゲームをやりました



どんなゲーム?

発売 2022/12/8
価格 2,980円
ハード PC他

ジャンル

RPG
外国の開発者が作ったSFC後期風のRPGということで【海外製JRPG】なんて呼ばれ方もしているらしい。

紹介グラフィックがもうまさにそんな感じでしょ?

システム

バトルはお馴染みのターン制コマンドバトル。
素早いキャラほどたくさん行動順が回ってくるあれです。
戦闘毎にHPとTPは全快するので雑魚戦も全力で戦うことができる。

フィールドマップとダンジョンを進みながらストーリーが進行していく。
感覚としてはオクト〇ストラベラーが近いかも。
マップには隠し宝箱なんかもあり、新しいマップに到着するたびに探索したくなる要素が満載。

探索したくなる要素、ミッションボード
「特定の敵をXX匹倒す」「○○の町で宝箱をXX個開ける」
といったミッションを達成する毎に報酬がもらえる。
個別の報酬の他にパネル成功が連続した数で、後述のスキルポイントを貰えたりもするのでマップ探索は気が抜けない。

成長システムは少々曲者で、雑魚敵をいくら倒しても経験値は手に入らずレベルアップしない。
ストーリー上やサブイベントのボスを倒すことにより、スキルポイント(のようなもの)を獲得できる。
このスキルポイントでスキルを覚えることによりキャラクターが成長していく。雑魚戦が無意味かといわれるとそうではなく、スキルレベルを成長させるためのスキル経験値が手に入る。よくできている。

特筆すべきはスカイアーマーという要素。

スカイアーマーとはこの世界のでいう搭乗型戦闘ロボット。
こいつで戦う専用の戦闘も数多く存在し、通常の戦闘とは違った感覚が楽しめる。
ゼノ〇アス?うーんなんのことだろう。

あらすじ

大陸の三国、タリン、エスカニア、グラボスは戦争状態であった。
主人公グレンはグラボスの傭兵として敵拠点のエネルギー源となっている特殊な石を破壊するという特殊な作戦に参加する。
グレンは石の破壊に成功するがその直後、超巨大な爆発が発生しタリンとグラボスは甚大な被害を受ける。
その被害を受けタリン、エスカニア、グラボスは和平協定を結ぶことになる。
それから1年後…エスカニアのある街で和平の記念式典が開催されるが、その中で再び戦争を望む者たちの策略がめぐる。
その騒動には1年前の爆発の中心にいたはずのグレンも現れ、グレンは数々の仲間と共に再び始まろうとする戦争の中でさらに大きな運命に巻き込まれていくのであった…。

といった感じで始まっていくお話です。

評価と感想

ここからネタバレちょいあり。
上の紹介見て興味沸いたからやってみたいって思った人はゲームやってから会いましょう。

評価

ストーリー、キャラクター、戦闘、グラフィック、音楽、システムをそれぞれ10段階で評価。

ストーリー

7/10 点
爆発の原因となったグリモワールという破壊兵器を巡り、再び始まる戦争に巻き込まれていきそれを中心に進むストーリーです。
後半はグリモワールの正体に迫るうちに、その後ろに見え隠れする強大な何かが…という感じで盛り上がっていきます。

ストーリーはなかなか面白かったですが、個人的にはちょっと進み方があっさりしすぎてるなと感じる部分もあり物足りなさも。
タクティクス〇ウガみたいに、なんかいろんな勢力の知った風なキャラが話すシーンが多いから余計そう感じたのかも。
ただ、意外と翻訳がしっかりしていて海外製ゲームにありがちな「この表現なんかおかしくない?」みたいなことを感じることが無かったです。

キャラクター

6/10 点
一部のキャラはストーリー的にも重要な役割があり、しっかりとした掘り下げもある。
だけど大体のキャラは少しだけ掘り下げがあるだけで「どうせお前も過去になんかあったんでしょ?ふーんやっぱり」みたいな全体的に薄味な印象になりがちだった。
敵味方の両方でもうちょっとなんかあったら印象違ったのにね。

戦闘

9/10 点
スキル成長システムの影響で出来ることの少ない序盤は難易度がちょっと高く感じるが、中盤以降にキャラクターがコンセプト通りに育ってくると戦闘を組み立てていくのがもっと楽しくなる。
雑魚的はなかなかに強めだが、戦闘ごとに全回復するシステムなので常に全力を出して戦うことができるので自分はそこがとてもよかったと思う。
後半はちょっとこっちが強くなりすぎ?というバランスになっているように感じた。

グラフィック

10/10 点
最近の2D絵ゲームとなると、いかにもツクール製!みたいなゲームが多い中このゲームのグラフィックはめちゃくちゃクオリティ高いと思う。
キャラ、マップ、ボスモンスターどれをとっても良かった。
目が肥えて他の2Dゲームやると、なんかしょぼくない?って思っちゃうかも。

音楽

7/10 点
特にこの曲がよかった!ということもなく全体的に無難な印象。
良くも悪くも記憶にあまり残らないというのはこれくらいの点数なんでしょう。

システム

9/10 点
マップを探索することがとにかく楽しいシステムになっており非常に良かった。ファストトラベルもあり、気軽にとり逃しを回収することもできる。
無駄に雑魚狩りをしなくていいようになっているゲーム性もうれしかった。
中盤で手に入るスカイアーマーの存在が、戦闘においてもマップ探索においても良いアクセントとなっていた。
装備に追加効果を付与するクリスタルというシステムがあるのだが、そこだけ分かりにくくて厳選の要素がすごく面倒くさそうだなと思った。

総評

2Dの昔懐かしのRPGがやりたい!という人には間違いなく買い。
プレイ時間は30時間前後で割とさっくり遊べると思います。

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