【18週2日】40歳人工中絶入院の前日、母と話す

3月4日に初めておなかの子が
もしかしたら染色体異常があるかもしれない、と
指摘を受けてから、今日4月14日まで

NIPT検査、検査結果を聞きに行く
羊水検査、検査結果を聞きに行く、と
ボディブローのように苦しい時間が続いた。

おなかの子に疾患があると確定して、
ならば産まないと判断をした私たち。
あえて私とは書きたくない。一人で判断
したことではない。

色んな「きっと大変だろうから」の
意見を交わしてきた。
仮に親戚にそういう子が生まれてきたら?
預けるにも預け先に気を遣う。
心疾患を併発して生まれてくる確率が50%
聴覚疾患が20%と色々な統計的数値をみて
だめだ・・産めない・・と思った。

けどそういった思いの直後には、
「それって命を判断するのに上回るものか?」
と自問自答がすぐ待っている。

確かにおなかの子は動いている。
胎動も感じている。
手も足もあってよく動いている。
心音も聞いた。命が私の体に宿っていて
このいまも元気に動いているんだ。

のに、私は判断しようとしている。
私は何をしようとしているんだろう、
ずっとこの繰り返しを1.5か月してきた。

母との話で心に残った内容を残しておきたい。
私も夫も3人兄弟だが、健常の子であっても、
3人育てるにはいろいろあった。
苦労も辛さもあって、育ててく過程には
本当に色んな試練や苦しいこともある。
健常の子であっても、だ。

今いる10歳の娘、2歳の娘を育てていくのも
覚悟と大変さは、それぞれ違った内容で必ずある。
今でさえ、大変!となるときもある。
子育てとは本当に一筋縄ではいかない。


一生懸命二人を育てることも 
これからあなたが中心になってやらないと

といった話だった。

おなかの子の命をないがしろにするわけじゃない。
人生、早いもの順という話でもない。
ただ、現実目の前には二人の元気な愛らしい娘がいて
私は精一杯毎日一日も休まず彼女たちを
愛でて大事にして、元気に大きくなれ、
生きてることが楽しめる大人になあれ、と
精一杯愛情を注いでいる。

それだって私の最優先事項、責務である。
40歳、キャパだってある。
これまで
「やらないであきらめるより、やってみよう」と
いう進め方の方が多かった人生。
こどもを連れてシングルマザーになったときも
親は猛反対だったが私は
どうしても人生そこで諦めきれなくて
明るい未来を信じて一生懸命だった。
けど、今回は初めてかもしれない、
「やらないであきらめよう」
と判断しようとしている

そしてまたここに戻ってくる
「その理由、て命を上回るのだろうか?」







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