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強い念じに想い通ず!

妊娠後期(妊娠8ヵ月直前)のSさん。
第一子の妊娠中からのお付き合いです。

と云うより、

実は、
お母さんの『自宅出産』に立ち会ってくれたという、子どもの頃からの知り合いでした。そう、小学生の頃からの知り合い⁉️

 今回、二人目のお子さんを妊娠された時、愛知県の西端に住む私。愛知県の東端に住む彼女。
『距離の遠さ』と云う物理的な課題により、お産立ち会いをするのは無理だねぇ、と
「妊娠」の朗報直後からエールだけを送っていた妊婦さんだ。

 五人兄弟姉妹の2番目の女の子だった彼女は、優しい物腰でいつも穏やかな表情の美人保育士さんだ。
 保育士といえば、結構な重労働を強いられることで知られる職種だか、母に感化された彼女は、迷いなく現職を選択したんだろうと思う。

  自身の最初の妊娠では、『胎児の発育』が課題で、妊娠後期に入ってから、助産所から総合病院でのお産を勧められたと、心配顔で両親と共に私を当てに会いにきてくれた。

今回、妊娠は、順調に妊娠中期まで経過してきた。
が、
ここ一ヶ月間、逆子になったままの赤ちゃんは、いくら「逆子体操をしても」逆子のままで心配になってきたので、
一度、診てもらいたいと連絡があった。
昨日の今日と、仕事の調整をして80キロもの道のりを高速を飛ばして、一人で私に会いに来てくれた。随分、逞しくなったなぁ〜。

私は、特になす術もないまま、取り敢えず、会う事になった。
いつもの「秘密の隠れ家」として利用させてもらっている場所で、お腹をみせてもらう、なんとかならなあか⁉️
もし、逆子が治ったら、晒しを巻いてあげなくちゃ❣️

でも、
実際には、そんなことの前に、
逆子のままでないことを祈ろ❗️
逆子の胎児に念ずるしかないなぁ。
でも、案外、なんとかなるんじゃないか?
とか、
気楽なことを想像している私がいた。
兎に角、まずは、一度会わなくちゃ❣️
と、、、、、。

そこは、自宅から遠くない所にある離れ部屋なのだ。息子さんが仕事に週の半分だけ使われている以外は空いている。
隙間をお借りしている
ホントの『秘密のお気に入り部屋』。

夏の夕方など「少しでも過ごしやすく❗️」とわざわざエアコンをつけておいてくれる、そんな大家さんの心配りが嬉しい
私にとっても癒やしの空間なのだ。

さて、本題にもどり。

診察をしてみてたところ、どうも、
「逆子は、治っているようなのだ❣️」
赤ちゃんの位置を触診で確認し、赤ちゃんの身体の向きを確かめてみると、
アレ〜⁉️
頭が下向きに触れる感じ❗️
少なくても、逆子の位置に頭が触れない❗️ン⁉️

ここで普通なら、エコーで頭の位置を確認すれば、良いのだが、私は、エコーの機械は、もう手元に無い。
仕方なく、
胎児心音計(ドプラー)を使って、赤ちゃんの心音の一番良く聞こえる場所(胎児の心臓部に近いほど確実な立体音が取れるからだ)を確かめる事に❗️

うーむ、う〜ン⁉️
やっぱり、この位置は、赤ちゃんが子宮内の逆子の位置ではないなぁ〜。
頭位(正常体位)の位置で、心音が一番良く聞こえる❣️のだ!しかも、元気でハッキリ❣️

最終診断は、
やはり、エコーによる確認しかない。

このコロナ禍、病院の初診は、予約以外は、難しいか?はじめての診察を受け入れてもらえるか⁉️などなど。
 かかったことの無い、面識ゼロの産婦人科医に、初診での診察依頼をしてみた。
「今夕は、混み合っている関係で、時間が掛かるが、了解した」との返事が頂けた。

コロナ禍で、なかなか診察を受け入れてもらえない可能性が高いご時世の昨今、こんなに簡単に受け入れてもらえるとは⁉️
なんの詮索も迷いもなく二つ返事で、エコー診察をしてもらえる事になった。

診察『OKの返事』に、思わず最敬礼で電話の向こうの受付さんに頭を下がていた。

結果は
「間違いなく頭位だった❣️』
老先生は、時間的にも疲れてみえるだろうに、気さくに「赤ちゃんの体重も、診とこうかな〜」と楽しそうに話しながら、3D写真まで撮ってくれたのだ。感謝❣️

気持ちが通じる、願いが届く❣️

そんな事が、
案外、簡単に、
しかも、普通に
起こる事もあるものなんだなぁ〜。

今日の事、
やっぱり、諦めない、
ヤレる事は精一杯やってみる❗️
コロナ禍にあっても、
赤ちゃんたちが、
少しでもリスクを少なくして
無事に生まれてこられる様に心から
祈らずにはいられないなぁ❣️

助産師として、
やっぱり、
お産の神様に手を合わせ祈りたい。
助産師は巫女かもしれないなぁ。

赤ちゃん!
ママを安心させてくれてありがとう❣️
       助産師前田弘子より

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