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15.スキル&センス(職能開発研修開講します)

スキルとは技能です。
技能は日々向上しないと陳腐化します。
技能にも賞味期限がありますので常に努力を怠らず自分を磨きましょう。

スキルを磨くと、それはセンスになり優れた能力として高く評価されます。
センスとはズバリ、「人より上手なこと」をいいますが具体的に説明するのは難しいですね。

「センス」とは「感覚的」であり、微妙な違いを表現したり感じ取る能力、つまり、上手な人は、目に見えないところが微妙に違う人ではないでしょうか。

たとえば、料理でいえば、醤油なら濃口でも薄口でもなんでも同じ、醤油の違いがよくわからない、という人は「センスが悪い」と言えます。

それらの風味や味わいや他の食材と組み合わせたときの味の違いを感じ取ることができて、上手に使い分けることができれば、センスのよい料理人、そういう料理人の作った料理はセンスのよい料理、ということでしょう。

もちろん、料理の盛りつけなどにもセンスの善し悪しがありますよね。どう盛りつけても口に入れば同じでしょ!、と思っている人にはセンスのよい盛りつけはできません。

ですから、調理技術(スキル)も最高(部分最適)で、尚且つ、盛り付け(センス)も最高(全体最適)になって欲しいんですね。

とにかく、職能開発とは、いろいろなスキル(雑用)に挑戦し、センス(全体)を磨くことだと思います。所詮、仕事はいろいろな雑用(部分)の集まりかもしれませんが、雑用をバカにしないで欲しいと思います。

雑草と言う草はないと同じように、雑用と言う用事はありません。どんな用事にもそれぞれ専門のスキルが必要ですし、生業としてとても大事なことなんです。

宮内庁の侍従が昭和天皇に、「雑草を刈りました」と報告したところ、天皇は「雑草ということはない」と話されたという。そして「どんな植物でも、みな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる」と諭したそうです。

もうすぐ、中堅幹部研修が開催されます。

さて、この研修のテーマとねらいですが、
「知識をスキルに変え、スキルを磨いてセンスに変える」にしたいと思います。

スキルをセンスに変えるには、
・好きなことにのめり込め!

上手くなりたいなら、もっと好きになること。
・好きこそものの上手なれ!

もし、本当に好きならば、
・自分から調べたり工夫したり向上心にスイッチが入ります。
・他人から見たら、いやな仕事に見える雑用でも自分は苦になりません。
・雑用の中にちょっとした工夫とかアイデアが生まれる。
つまり、センスの宝を発見できるのです。
・好きなことを突き詰めればその先に何かの突破口がある。

・コロンブスの卵のように、当たり前のことを、最初に発見することがとても大事なことなのです。

・今は未熟でも本当に好きならば、新しい発見や気づきから、将来必ず上達する望みが生まれものです。

この研修の最終ゴールは何か? 
それは研修参加者一人ひとりの「Will、Must、Can」の発見です。

・Will:あなたのやりたいことは何か?
・Must:あなたのやらねばならないことは何か?
・Can:あなたのできることは何か?

この2日間の中堅幹部研修で見つけましょう。あなたしか持っていない「持ち味」を研修を通してぜひ発揮して見てください。

研修では理論と実践を噛み合わせ、身に染みるまで演習を繰り返します。普段のあなたの「持ち味」にちょっとしたアイデア「付加価値」をつけてください。

あなたのその「持ち味+付加価値」が実は新しい商品開発であり、職能開発なのです。

スキルを磨いてセンスを身につけると、そのセンスはあなたの市場価値を更に高めます。そして、あなたの価値(能力)を欲しがっている人(潜在需要)がいるということを忘れないでください。

この職能開発の研修で、ぜひ昔話:わらしべ長者(1本のわらからつぎつぎと,より価値のあるものに交換して長者となり,幸福にくらした)を実感していただければと思います。

スキルをセンスに変えれば社内での昇級昇格にもつながり、一方で副業・転職の時代にも対応でき、自分の間口が広がり活躍の場が広がると思います。

なにごとも、知識(分かる)をスキル(できる)に変え、スキル(できる)をセンス(売れる)に変えることですね。

いまはすぐ売れなくても、売れる商品を持てば需要と供給がマッチングしたとき、わらしべ長者になれるのです。

なお、中堅幹部研修では3か月後にフォローアップ研修(2日間コース)が行われます。

フォローアップ研修の落とし所は?

①雑用ができない人は仕事ができない。
②雑用とは仕事の事前準備と仕事の後片付けである。
③ 雑用は5Sを教えてくれる
④準備と片付けにこそセンスのヒントがある。

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