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雪と墨。

正反対のことを表す言葉に「雪と墨」ってあるじゃないですか。美しい日本語ですよね。白と黒でもいいのに、「雪と墨」。乙な印象です。雪が降り、孫たちが習字セットを持ち帰ってきたときに思い出しました。

この「雪と墨」のように、夫とわたしは性格が正反対です。夫は物事を決めるときに、自分が良いと思ったら直ぐに決断して突き進むタイプ。対して、わたしは慎重派です。物事も、ゆっくり進めます。夫は、そんなわたしを見て、イライラします。わたしは、夫に「もっと慎重になってもらいたい。大事な決断は相談してほしい」そう思った時期もありました。

わたしが69歳、夫が73歳になると、「人と人は違って当たり前だ」を自然に受け入れるようになりました。ぶつかることはなく、穏やかに2人で老後を過ごしています。もうね、年寄りになると、ケンカする元気もありません(笑)。今、ぶつかっている夫婦も、老後はわたしたちのように、穏やかに暮らしているかもしれませんよ。

夫が居てくれて良かったとの1つに、「日々の何気ないことを話せる人が居る」ということです。寒い地域である秋田に住んでいますと、出かけるのがおっくうになってきます。家の中で話し相手が居るということが、心の安寧につながっています。

次男は独身なのですが、面白いことを言っていました。年を重ねて年金暮らしになったら、都会の小さなアパートを借りて、将棋道場の近くに住むと言うんです。そこに将棋を指しに出かければ、話し相手が居るし、将棋を指せばボケ防止になるだろうと。わたしは、とてもいいアイディアだと思いました。

自宅以外に行く場所があるといいですよね。わたしは、行く場所が無いんです。年金暮らしの友人たちは、お互いの自宅に招いて茶飲み友達になっているようなのですが、わたしは自宅に招待できないから参加していません。

わたしの場合は、YouTubeやnoteを発信することで、居場所にしています。今年の夏からnoteを始め、みなさまのnoteを読んだり、コメントやあたたかい言葉の数々にどれだけ救われたことでしょう。人間だから、ちょっぴり元気がないときもあるし、田舎町の閉鎖的な環境ですから、みなさまと交流することで、外の世界と触れ合うことができました。心から感謝申し上げます。どうもありがとう。

2024年も、引き続きあなたのnoteを読ませてくださいね。あなたが、がんばっている姿を目にすると元気が出ます。noteでは、エッセイだけじゃなく、小説を書いている方もいらっしゃいますね。わたしには出来ないことだから尊敬しています。夢に向かって一歩ずつ踏み出しているあなたに励まされています。

日々は目まぐるしく過ぎ去ります。モチベーションを保ったり、諦めずに前へ進むためには、一緒に歩んでくれる存在が不可欠です。

共に歩んでくれる、そんなあなたの存在が支えになっています。

新しい年も、noteでの交流を楽しみにしていますね。どうぞよろしくお願いします。

良子

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