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【FGO】オルガマリークエスト【攻略完了記事】

 皆さん初めましての方は初めまして、そうでない方は前回までの記事を読んでいただきありがとうございます。その辺のオタクの衣玖(いく)と申します。

 突如アプリゲーム『Fate/Grand Order』(以下FGO)にて実装された「オルガマリークエスト」なるものを初見クリアしてきたので、完走した感想と一緒に記事を書きました。
 企業系の攻略wikiでも見れば起用候補のサーヴァントについて書かれているため、こいつはこういう攻略したんだな、とでも思ってください。

オルガマリークエストって何?

 『伯爵』と呼ばれる敵対キャラクターが造った、U-オルガマリーの姿を模した敵と戦うクエストです。

 基本的にFGOは3wave構成のクエストが中心であり、6騎のサーヴァントの編成で攻略していくことになります。
 一部クエストではwave数が増減したり編成可能サーヴァントの種類や数に制限が設けられることもあります。

 今回実装されたオルガマリークエストは、以下のルールによって編成されたパーティでクリアを目指すものとなります。

・サポートサーヴァント禁止
・同一サーヴァント霊基禁止
・同一概念礼装禁止
・サーヴァント3騎編成を10個作成する

 画像で見るとよりわかりやすいと思います。

 要するにサーヴァントは最低30騎いなければ参加すらできず、同じサーヴァントも礼装も使えないということです。
 レベルが異なる別のサーヴァントを用意しても同一霊基ということで使用できません。

 自力で各waveを突破できる編成を組み上げてクリアしましょうって話ですね。
 当然のように連戦であり、次waveへ移行する際には発生しているクリティカルスターが持ち越されることになります。

注意事項

 FGOというゲームでは、聖杯およびアペンドスキルというものが実装されています。
 前者はゲーム内でも有限のリソースであり、レベル上限を開放するためのアイテムとなっています。
 またレベル100より上にするためにはサーヴァントコインというアイテムも要求し、後者はそのサーヴァントコインを利用して開放可能なパッシブスキルとなります。
 そのサーヴァントコインの入手方法は基本的に「ガチャで当該サーヴァントを獲得する」のみであり、一定数の数を引いていなければ開放すらできないものとなっています。

 つまりゲーム内および現実の有限リソースを使用したサーヴァントを使用して、独自のゲームを楽しむことができるわけです。

 筆者は本攻略においてその聖杯およびアペンドスキルを使用しています。
 各waveにおける箇所ではその点に触れますが、その点をご了承の上で読んでください。
 また宝具レベル(ガチャなどで同一サーヴァントを引くことで上げられる必殺技のレベル)も高いものが多いですがご了承ください。

攻略前に考えたこと

 攻略前にわかることは敵編成だけです。
 行動パターンはおろかHPすら把握できませんでした。
 ただしクエスト挑戦前には最終waveのフレアマリーのクラス相性だけは教えてもらえるので、それを起点に考えました。

 FGOにおける特殊なクエストには、敵側が通常では使用しない特殊スキルがよく使われます。
 ここで最も危険だと考えたことは「無敵」です。
 何の前触れも無く使われ、対策も無しに挑むと1ターン丸ごと無駄にさせられてしまいます。
 そのため無敵貫通を概念礼装などで補うことを念頭において考えました。

 また強化無効も怖いですが、強化解除耐性は適当に用意できるものではなく、編成の幅もかなり狭まってしまうため無視しました。
 受けたら仕方ないと思うことも時には肝心です。

 そしてサポート系サーヴァントの配分も考えました。
 簡単に言えば誰をどこで起用するかって話ですね。
 アタッカーだけはやたら多いゲームなので、それをサポートできるサーヴァントを10wave分どうやって配置させるかが課題でした。
 結果として一番不安だった最終waveから編成を考え、残りは適当に配置することにしました。

クリア編成

wave1

※この編成ではレジスタンスのライダー(クリストファー・コロンブス)のレベルが90になっています。

 敵編成はキャスターのスペルブックが2体とアヴェンジャーのスペルブックが1体。

 弱点を突きにくいのはアヴェンジャーであり、DANGERマークがついていたためムーンキャンサーを起用することにしました。

 そこで白羽の矢が立ったのがアルクェイド・ブリュンスタッドでした。
 スキル2を押すだけでNPが100%溜まるためとりあえずこれで宝具を打ち、残った相手は適当に倒す算段でした。

 ここで考えたことは黒の聖杯の使いどころでした。

 宝具威力を80%アップするというトチ狂った性能をしていますが、その代償として毎ターンHPを500削られてしまいます。
 宝具威力を上げるだけであれば筆頭候補となる概念礼装ですが、本クエストでは誰か1人にしか装備できないことがネックでした。

 で色々考えた結果、選ばれたのはヘブンズ・フィールおよび逆堕つ泥雨に次ぐ性能である冬の聖女でした。
 あれだけ無敵怖いと言っておきながらブルー・イリュージョンをつけていない理由は、完凸のものを持ってないからです。
 終わってから霊基保管室を見て思い出しました。

 残りの2枠はキャスターに有利なライダーかつ全体宝具である太公望コロンブスを選定しました。
 どちらもある程度アルクェイドへバフを盛ることができ、持っているバフの都合上、1〜2ターン後には宝具発動も狙えることから起用されました。
 今になって考えるとコロンブスはフランシス・ドレイクでも良かったかもしれません。

wave2

 敵編成は第三再臨の鬼女紅葉とアサシンのイフリータが2体。

 鬼女紅葉はバーサーカーのため、イフリータに有利が取れる全体宝具のキャスターを起用することにしました。

 そこで白羽の矢が立ったのが救世主トネリコでした。
 自力でNPを50%確保できる他、宝具を打った2ターン後には全体へNP50%を配布できることから起用することにしました。
 今思うと鬼女紅葉とイフリータに刺さる魔性特攻を持つ紫式部でもよかった気もします。

 念のため鬼女紅葉の攻撃が苛烈でパーティが壊れる可能性を考慮して、単騎性能の高いゴッホを採用し、BusterとQuickのバフを盛れるスカサハ=スカディ(ルーラー)を編成しておきました。

 なおトネリコの概念礼装は初期NP50%を確保できるエイペックスが最適と思われますが、筆者が完凸のものを所持していなかったためダズリング・ムーンで妥協しています。


 むしろそれなり長期戦を想定し、他にトネリコのNPを50%盛れる手段があるのならば、こちらの方が優秀とまで考えています。

wave3

※この編成ではヘクトールのレベルが90になっています。

 敵編成はアシュヴァッターマンのみ。

 神性持ちのアーチャーのみが相手ということで、神性に対する宝具の追加スタン効果が得られるエルキドゥがメインアタッカーに決まりました。
 もし横にアルジュナなどがいたならばカルナが起用されていたでしょう。

 エルキドゥはスキル3が自身のHPを10000回復するものですが、強化クエストによりNP50%も獲得できるようになりました。
 そのためNP50%を配れるサーヴァントを考えたのですが、結果として諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕が起用されることになりました。
 理由は割と単純で防御バフも優秀だからです。

 ついでにアーチャーが相手ということで遅延戦法もできるようにヘクトールを起用し、二重の防御バフを用意して挑むことにしました。

 アシュヴァッターマンには無敵スキルがあるのですが、回避だと勘違いしたままエルキドゥのスキルで対策できるでしょ、と考えて適当に帝都聖杯戦争を採用しました。
 実際には使用されなかったため難を逃れています。

wave4

※この編成ではニコラ・テスラのレベルが120になっており、アペンドスキル1〜3も全て解禁しています。

 敵編成はガウェインと妖精騎士ガウェイン。

 双方ともやけどに関するデバフをかけることができるため、速攻すべきと判断しました。

 その結果、双方へ特攻が刺さるテスラと、単純に殲滅力に秀でているドゥルガーを起用することにしました。

 テスラはアペンドスキルを開放しており自身のスキル3と合わせてNP70%を確保できています。
 そのため残りのNP30%を確保しつつ、念のため回復もできる美遊・エーデルフェルトを起用して臨むことにしました。

 さらに件の黒の聖杯もここで採用し速攻で片付けるつもりで挑んだところ、テスラの宝具1発で沈みました。
 HP30万強の相手でしたが、特攻が全て噛み合った結果、何もさせずに終わってしまいました。

wave5

 敵編成はクリームヒルトのみ。

 バーサーカーのサーヴァントが相手ということでソドムズビースト/ドラコーの起用は即座に決まりました。
 その礼装もバーサーカーへの特攻が付与されるアトラスの嬰児に決定しました。

 さらにクラス相性で有利となるフォーリナーの起用も決めましたが、白羽の矢が立ったのは楊貴妃でした。
 1ターン限りながら他のサーヴァントを守れ、さらにそこからやけど特攻へと繋げられつつ無敵貫通のハニー・レイクとのシナジーが抜群だったためです。

 また双方共にArts主体のサーヴァントのため、サポート役としてレディ・アヴァロンを起用しました。

 そしてここでカレイドスコープも採用することにしました。

 FGOのユーザーなら誰もが知る、最高峰の初期NP獲得礼装です。
 レディ・アヴァロンの毎ターンスター獲得と毎ターンNP獲得を付与する宝具を開幕から使うための採用でした。

 なおレディ・アヴァロンはクラススキルで開幕からNP20%を獲得した状態のため、無凸のカレイドスコープでも何も問題ありません。

wave6

※この編成ではテスカトリポカのアペンドスキル2が解禁されています。

 敵編成はケツァル・コアトルのみ。
 ですが、シャドウサーヴァントの陰影が無い真っ黒なイラストが画面の大部分を占めており、編成時点では誰が相手なのか把握できていませんでした。

 とりあえずこの後の敵編成にライダーがいないことを確認し、テスカトリポカを一旦起用しました。
 適当に突っ込んでおいても十分以上仕事してくれる神様なので問題ありません。

 続けて敵単体のライダーに対する単体宝具のアサシンを考えた結果、李書文に白羽の矢が立ちました。
 クリティカルでも殴れるアタッカーであり、筆者にとっての信頼度は非常に高いです。

 残りの1枠を考えた結果、敵の正体がわからないことから強化解除を用意しようと考え、刑部姫が採用されました。
 終わってから思ったことですがメインアタッカーも込みでジャック・ザ・リッパーでよかったですね。

 無敵貫通を李書文自身が、強化解除を刑部姫が持っていることから概念礼装は適当に選びました。
 刑部姫に持たせている魔道元帥も、クリティカル威力アップのバフを撒けるなーくらいに思って採用しています。

wave7

 敵編成はランサーのドラゴンのみ。

 となればシグルドの出番です。
 迷わず先頭に入れました。
 というか全編成において一番最初に埋まった枠がここです。

 問題は他の枠でした。
 サポート系のサーヴァントの選定に悩みました。

 でもどうせ対面ドラゴンだしNP50%くらい渡せるサーヴァントなら誰でもいいか、と最後まで放置し、残った司馬懿〔ライネス〕が起用されました。
 元々殴り合いでNPを溜めるつもりだったので他のサポート系サーヴァントは採用する気がありませんでした。

 となると残った枠を考えねばなりませんが、数秒ほど悩んだ結果ジークフリートが起用されました。
 そのきっかけはシャスマティスの存在でした。

 魔性菩薩と似たような性能ですが、チャージ段階を1段階しか上げない代わりに常時NP獲得量10%アップのバフがついています。

 ライネスは仲間2人にNP30%ずつ渡すか、仲間1人にNP50%を渡しつつ他の仲間にNP10%ずつ渡すかを選べる性能をしています。
 仮に後者を選びシグルドのNPを50%上げたとすると、残ったサーヴァントはNP90%を用意しなければなりません。
 このシャスマティスを採用すると残りのNPは30%であり、ジークフリートはこれを確保した上で竜特攻と竜特防を用意できます。

 結果として、ジークフリートでとりあえず宝具をぶっ放し、残りのHPをシグルドで削る方針で固めました。
 実戦では想定通りの動きができたと言えます。

wave8

 敵編成はクー・フーリン(キャスター)のみ。

 クー・フーリンといえばやはり矢避けの加護です。
 性能にある程度の差はあれど回避を用意してくるサーヴァントであることは予想できました。

 ところで皆さんは起源弾という概念礼装をご存知でしょうか?

 無敵貫通とキャスタークラスへの特攻を付与する概念礼装です。
 相手はただでさえキャスターであり、さらに回避を付与する可能性が高いサーヴァントです。
 採用しない理由は無いでしょう。

 つまりアタッカーにこれを装備させればあとは適当で済むということです。

 ちょっと悩んだ結果、高火力で相手を潰せ、いざという時の単騎性能も高いオジマンディアスに白羽の矢が立ちました。
 正直誰でもよかったです。

 ただしオジマンディアスは全体にNP20%を配ることができますが、宝具の発動までは多少時間がかかります。
 そこで光のコヤンスカヤを起用し、宝具を使えずともクリティカルで殴れるようにしました。

 残りの1枠は非常に悩みました。
 なぜならば誰でもよかったからです。
 しかし光のコヤンスカヤがアサシンであることから殴り倒される可能性を懸念し、なおかつ味方へのバフも盛れるコンスタンティノス11世ぐだぐだ看板娘を装備させることにしました。
 殴れる壁役は大切です。

 ただし、どうせコンスタンティノス11世を起用するなら、オジマンディアスと光のコヤンスカヤの立ち位置は逆の方がよかったです。
 コンスタンティノス11世のスキル3のバフが全て光のコヤンスカヤに流れてしまうと勿体無いですからね。

wave9

 敵編成は楊貴妃のみ。

 フォーリナーが相手ということでアルターエゴを起用することは一瞬で決まりました。

 相手が楊貴妃ということでやけどを付与してくることは予想できたため、デバフ解除役として徐福を起用しました。
 似たようなことはグレゴリー・ラスプーチンでもできますが、あちらは1人しか回復できないため一長一短です。

 メインアタッカーにはシトナイが起用されました。
 1回きりとはいえ弱体無効を持つ単体宝具のアタッカーという観点での起用でした。
 加えて徐福のバフの恩恵を受けられる点も良いところです。
 無敵貫通礼装のウィンズ・オブ・スプリングを持たせて残る1枠を考え始めました。

 残りの1枠を考えた際、Artsバフを撒けるサーヴァントを起用することにしました。
 その結果、女教皇ヨハンナに白羽の矢が立ちました。
 2ターン後にはヨハンナのスキル3の効果と徐福とシトナイのスキルによってシトナイはNP100に達するはずです。
 さらにArtsカードへのスター集中もあり、サポーターとしての役割を期待しての起用でした。

 戦闘が始まるとクリティカル以外のダメージへ耐性を持っていましたが、特に気にせず貫通できたためそのまま殴り倒せました。

wave10

 先にフレアマリーのクラス相性について確認しておきます。

 【攻撃有利&防御不利】
  アサシン
  バーサーカー
  アルターエゴ

 【攻撃不利&防御有利】
  ライダー
  ムーンキャンサー
  フォーリナー
  シールダー(防御有利のみ)

 前者は殴りが強い代わりに打たれ弱いことを指し、後者はその逆です。
 唯一シールダーのみが防御有利のみを背負うため、耐久するならばシールダーを起用するといいのでしょう。

 ちょっと考えた結果、相手のHPもわからなければ攻撃パターンもわからない。
 唯一Busterの攻撃とEXアタックのみが全体攻撃なのだろうという予測のみができました。

 ということでマナナン・マク・リール〔バゼット〕を起用しました。
 宝具を発動しフラガラックを構えておけば勝手に相手のHPは溶けていくはずです。
 無敵スキルを使われても大丈夫なように無敵貫通礼装である首切りバニー2016を装備させておきました。

 また、被ダメージが多くなるのであれば被弾しなければ良い、ということでアルトリア・キャスターを起用しました。
 概念礼装は4回まで宝具チャージ段階を2段階上げる救済を願いし者を持たせました。

 アルトリア・キャスターによる対粛正防御を最低でも3回分も付与できるようになるため、高難易度で運用する上では欠かせません。

 ただしこれでは安定した戦いができないと考え、クリティカルによる殴りも強いバゼットのためにマーリンを起用しました。
 マーリンはクラススキルによって毎ターンNPを5%獲得できますが、プリズマコスモスを持たせることで宝具の回転率が飛躍的に上昇します。

 一度でも宝具を発動できれば、そのターンの終了時から毎ターンNPが20%ずつ増えていくことになります。
 マーリンの宝具を連射しパーティ全体のHPとNPを増やし続け、アルトリア・キャスターによる対粛正防御を張り直すことで高いHPを確保し続け、バゼットの宝具で反撃し続けるという戦法を用意しました。

 この戦法は正解だったようで、4本もあったブレイクゲージはわずか6ターンで全て削れることになりました。

総評

 期間限定サーヴァント、期間限定概念礼装および完凸概念礼装を大量に採用した攻略でした。
 ☆5サーヴァントであるにもかかわらず全体的に宝具レベルは高く、一般的には参考にならない攻略内容だったかもしれません。

 しかしながら相手の編成と自前の知識から練られる戦術という観点では参考になる部分があるかもしれません。
 持てるものの全てを使って攻略に臨みましょう。

 9月27日までであれば、報酬が無いもののオルガマリーと再戦することができます。
 より厳しい条件での攻略などに興味のある人は是非ともプレイしてみてください。

 突貫作業で書いた記事ですが、誰かの助けになれば幸いです。
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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