【レインボーガイア】について
皆さん初めましての方は初めまして、そうでない方は前回までの記事を読んでいただきありがとうございます。その辺の決闘者の衣玖(いく)と申します。
今回は7年ほど前に愛用していた【レインボーガイア】の記事となります。
新規カードの追加に伴い3年ほど前に少しだけ中身を弄りましたが、大部分は変わっていないのでデッキパワーは7年ほど前からほとんど上がっていません。
そのためデッキ紹介というよりは個人的な備忘録に近い記事となります。
デッキレシピ
デッキ名の通り、《レインボー・ネオス》と《竜騎士ガイア》の混成デッキとなります。
具体的には《螺旋槍殺》で稼いだアドバンテージを《レインボー・ネオス》に変換し、相手のフィールドや墓地を荒らして有利な状況を作るというデッキになっています。
採用パーツ別にメインデッキを見ていきましょう。
融合関連カード
以下のカードが融合関連カードになります。
×2 《沼地の魔神王》
×3 《融合》
×2 《融合回収》
×3 《融合派兵》
×2 《融合徴兵》
根本的なベースは【正規融合】のため、そのサポートとなるカードが積まれています。
《融合派兵》でリクルートできるモンスターは全て通常モンスターの上級モンスターあるいは最上級モンスターのため戦闘に参加させることもできますが、基本的には融合召喚を目指しましょう。
《レインボー・ネオス》関連カード
以下のカードが《レインボー・ネオス》関連カードになります。
×3 《E・HERO ネオス》
×2 《E・HERO エアーマン》
×1 《E・HERO プリズマー 》
×1 《E・HERO ブレイズマン》
×2 《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》
×2 《究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン》
×2 《E-エマージェンシーコール》
×1 《ミラクル・フュージョン》
×2 《ドラゴン・目覚めの旋律》
「究極宝玉神」モンスターについてはどちらも攻撃力4000かつ守備力0ということで《ドラゴン・目覚めの旋律》でサーチできます。
《天翔の竜騎士ガイア》は融合素材にドラゴン族を指定するため、2枚サーチした片方は《天翔の竜騎士ガイア》に、もう片方は《レインボー・ネオス》の融合素材に充てるといいでしょう。
《E・HERO エアーマン》の採用枚数は組んだ当時のリミットレギュレーションではまだ準制限カードだったため2枚となっています。
現在は無制限カードであり枚数を減らす理由も乏しいためフル投入で問題無いでしょう。
《レインボー・ネオス》は「E・HERO」ではないため《ミラクル・フュージョン》に対応していませんが、属性融合の「E・HERO」モンスターはおよそ何を出しても強いためピン挿ししてあります。
ただし基本は《レインボー・ネオス》で仕留めるデッキのため、《超融合》は不採用です。
《竜騎士ガイア》関連カード
以下のカードが《竜騎士ガイア》関連カードになります。
×2 《暗黒騎士ガイア》
×2 《カース・オブ・ドラゴン》
×1 《螺旋融合》
×1 《龍の鏡》
×2 《螺旋槍殺》
基本的には《天翔の竜騎士ガイア》を融合召喚し、その効果で《螺旋槍殺》を手札に加えてから殴ることになります。
そのため《螺旋槍殺》は素引きを考えず、サーチまたはサルベージすることを前提に考えます。
融合関連カードで融合素材となる通常モンスター2種類をかき集められる他、《天翔の竜騎士ガイア》の融合素材がドラゴン族のみを指定するため「究極宝玉神」モンスターも融合素材に充てることができます。
《カース・オブ・ドラゴン》は役立たずに見えますが、通常モンスターということで《E・HERO ネオス》と共に《始祖竜ワイアーム》の融合素材にもなることができ、《天翔の竜騎士ガイア》の融合素材としても問題無く運用できるためいないと困ります。
後発の《竜魔道騎士ガイア》の融合素材がレベル5のドラゴン族であり、名指しで融合素材に指定されているレベル5のドラゴン族通常モンスターは《カース・オブ・ドラゴン》しかいないため代用が効かないカードです。
その他のカード
以下が上記のいずれにも該当しないカードです。
×1 《死者蘇生》
×1 《ハーピィの羽根帚》
×2 《幻夢境》
《幻夢境》はあまり見ないカードですね。
フィールドのモンスターの種類をトリガーに各種効果を適用できるフィールド魔法です。
融合モンスターが存在する場合は、1ターンに1度手札・フィールドのカードが墓地へ送られると1枚ドローできます。
それだけの効果ですが、せっせかパーツをかき集めて《レインボー・ネオス》の着地を狙うこのデッキでは1ドローさえも貴重なドローソースとなります。
融合モンスターの融合召喚時にも反応するため、手札消費を抑えながら《レインボー・ネオス》へと繋げるカードです。
また《レインボー・ネオス》の効果で魔法・罠カードを吹き飛ばす際にも最優先でコストになってくれます。ひどい。
エクストラデッキ
融合関連カードによって融合モンスター以外の特殊召喚が封じられがちな点、属性融合の「E・HERO」が枠を大きく取る点、《竜騎士ガイア》関連と「E・HERO」関連以外をあまり入れたくなかった点から融合モンスターのみの構築となりました。
こだわりを捨てても構築上ランク4が2〜3体増えるだけかとは思います。
以下が採用カードになります。
×3 《天翔の竜騎士ガイア》
×1 《竜騎士ガイア》
×1 《竜魔道騎士ガイア》
×3 《レインボー・ネオス》
×1 《始祖竜ワイアーム》
×1 《E・HERO ネオス・ナイト》
×1 《E・HERO ガイア》
×1 《E・HERO Great TORNADO》
×1 《E・HERO アブソルートZero》
×1 《E・HERO ノヴァマスター》
×1 《E・HERO The シャイニング》
デッキコンセプト自体が《天翔の竜騎士ガイア》の貫通ダメージでアドバンテージを稼いで《レインボー・ネオス》でフィニッシュということで、他のカードはいずれもピン挿しとなっています。
当時の構築と変わったのは《竜魔道騎士ガイア》の追加くらいです。
先攻で置ける妨害札になりました。
戦術
もう書いてある通りです。
《天翔の竜騎士ガイア》で殴って《レインボー・ネオス》で相手の妨害を吹き飛ばしてゲームエンドです。
流石に乱暴すぎるのでもう少し丁寧に書きます。
召喚権は下級の「E・HERO」モンスターに割きます。
それぞれ「HERO」のサーチ、《融合》のサーチ、カード名のコピーと異なる役割を担っていますが、その場に合わせて必要なものを調達しましょう。
全て戦士族のため《増援》でもサーチできますが、《E・HERO ネオス》のサーチに対応しないため《E-エマージェンシーコール》の方が良いでしょう。
融合素材となる通常モンスター達はいずれも《融合派兵》《融合派兵》《E・HERO プリズマー 》で調達可能です。
先述した通りですが、「究極宝玉神」モンスターは《ドラゴン・目覚めの旋律》でサーチできます。
サーチが容易なドラゴン族であり計4枚採用しているため、《天翔の竜騎士ガイア》の融合素材に充てても問題ありません。
ただし《融合回収》以外でのサルベージ手段が無いため、デッキ内の残り枚数と相談して融合素材にしましょう。
《沼地の魔神王》が採用されていますが、《竜騎士ガイア》以外の《竜騎士ガイア》になれる融合モンスターは素材を名称指定しておらず、《レインボー・ネオス》は融合代用モンスターを使用できないため基本的には《融合》のサーチ用です。
ただし《E・HERO ネオス・ナイト》の融合素材には充てられる他、《E・HERO アブソルートZero》の融合素材にもなれる点は覚えておきましょう。
上記のカードを駆使して《天翔の竜騎士ガイア》を融合召喚することが第一目標です。
《天翔の竜騎士ガイア》は攻撃宣言時に相手モンスターの表示形式を変更できるため、守備力2600未満の相手モンスターを守備表示に変えながら《螺旋槍殺》によって付与された貫通ダメージを狙うことになります。
《螺旋槍殺》のドロー効果は貫通ダメージを与えた時にしか反応しないため、守備力2600以上の相手やLモンスターを中心とする相手には弱いという欠点があります。
しかし前者は攻撃力2600未満であれば《天翔の竜騎士ガイア》で殴り倒せるため、後者の方が致命的な相手となります。
《螺旋槍殺》は2枚ドローして1枚捨てるため手札が単純に1枚増えます。
また複数枚あると同時に発動するためデッキをさらに掘り進めることができます。
そのためこのデッキの生命線と呼べるカードですが、あまり積みすぎると事故要因にもなるため2枚だけ入れています。
こうしてアドバンテージを稼いだ後は、満を持して《レインボー・ネオス》の着地です。
高い攻撃力とこれまでに稼いだ貫通ダメージでゲームエンドを狙いましょう。
モンスターでどうしようもないのは《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》や《眠れる巨人 ズシン》くらいであり、それ以外は殴るなりバウンスするなりで対処可能です。
攻撃面で不安なのは相手の伏せカードくらいですが、この段階ではフリーチェーンのカードくらいしか飛んでこないでしょう。
場面によりますが、最も怖いのは相手の墓地リソースでしょう。
こちらはデッキトップ1枚を墓地へ送るだけで全て消し飛ばせるため、危険なものが見えているなら墓地を、それ以外の状況であればモンスターか魔法・罠カードを吹き飛ばせば良いです。
まとめ
以上が筆者の【レインボーガイア】です。
カードプールが広がった今では《ネオス・フュージョン》からお手軽に《レインボー・ネオス》を出せたり、《魔道騎竜カース・オブ・ドラゴン》を利用したなんちゃって《龍の鏡》が適用できたりと構築の幅が広がっています。
一方でノーガードで殴り合いアドバンテージを稼いで戦うデュエルは過去のものとなり、手札融合を前提とした前時代的なデッキはデュエルの高速化についていくことが難しくなりました。
筆者の備忘録としてこの記事を残しておきますが、リメイクしたい人は好きに改造してください。
そうすればきっとカード達も喜ぶでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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