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醜いアヒルの子

確かに人と同じは嫌だとかね、普通の生き方は嫌だとかねあるんだよ。

それでもそうは思ってても、わたすの意思がどうのこうのでもない様な気もする訳。

小さい時から何をやっても周りとは違うって言うかだな?

例えて言えば「醜いアヒルの子」だろうな。

幼稚園の音楽発表会でハーモニカを吹いてりゃ、皆が右吹いてるのに、わたすだけ左吹いてる写真だったりとかね。

小学生になって悪さすると大勢の中から、なぜかわたすだけが先生に追い回されてるとかさ。

ランドセルも一人だけ皆と違うの背負ってるし、遠足行きゃ弁当食べる時のレジャーシートも違う。

サッカーを始めりゃサッカーボールまで違う。

流行りの変速ギアの自転車も違うの乗ってる。

何をやっても周りと違うんだよな。

皆と一緒になりたくてしょうがなかったもの。

今だって明らかに人と違う訳だよな。

だけど、これは贅沢な悩みだと思ってるよね。

皆人と同じになりたくなくて色んなことする訳なんだよ。

わたすは端っから何やったって人と違うんだもの。

こう言う自分を良い方向に生かせたら良いと思ってはいるよね。

だけど、わたすはわたすの為に生きてる訳であって、やっぱりバカな奴とは付き合わないよね。

人の良いバカは面白いけどさ。

バカが死んで治るなら良いけど、バカは死んでも治らないだろうな。


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