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アメリカ体験記

8月1日から約三週間そろばんの世界状況を知るためにトビタテ生として渡米しました
僕は英語読み上げ算(英語で数字を読み上げるそろばんの競技)を使って将来世界にそろばんを広めるそろばんの先生になろうと思っています
また今回の留学ではそろばんだけでなくいろんなことを学ぶことができました


アメリカ到着後の僕
だらしなくて爆笑

この記事ではアメリカでのそろばんについて書いていこうと思います

まず渡米してそろばんのことを学んぶ機会は二つありました


1、ホームステイ先の近くにそろばん教室があったので見学かつ練習会に参加した


2、北米唯一の対面のそろばん大会を視察した




1、ホームステイ先の近くにそろばん教室があったので見学かつ練習会に参加した


ホームステイ先の近くのそろばん教室で一番最初に驚いたのが自分のホームステイ先の子供(僕と同じ年齢なので16歳)の友達がいたことです!

まあそんな話は置いておき、このそろばん教室について簡単に説明します

先生は台湾出身の先生ですが日本の先生とも交流が深い方です。教室は全米大会の常連校でもあり、強豪校でもあります


先生と一緒に記念撮影

また僕が行った日は大会練習日で級を進める生徒は一人もいなく、全員大会に向けて練習をしていました

ここからこの教室で感じたことを書いていきます


まず僕が行った日には

白人が誰一人いなかったこと

です。

僕が見学した日は大会練習だったのですが教室内の写真などを見ても白人の方があまりいませんでした

全員アジア系の中国人またはインド人でした


九九表が壁に貼ってあったのは普通のことかと思いますが割り算表も貼ってあったのにはとてもびっくりしました


そろばんで計算する時、上手な選手は桁数が大きい問題の時はそろばんの右端だけを使って最初はそろばんを使って最後の2桁は暗算でしてしまう方法をとっていて面白いなと思いました


Ready Go(ようい はじめ)と言われる前から問題を表に返していたのが印象的でした(カナダに行ったときも同様のことが起きていましたが)



2、北米唯一の対面のそろばん大会を視察した


大会を視察して感じたことを列挙していきます


英語読み上げ算の決勝では一人の先生しか読まない

大会と同種問題をコピーしてあり各自でプリントを進め、英語読み上げ算を先生が読む練習会が前日と当日と2回あること

そろばんの置く場所は左に立てて置くのが日本では通常だが多くの子が適当に置いているためそろばんの位置はバラバラ

フラッシュ暗算(そろばんの競技の一つ)の桁数がバラバラになることがある(日本では桁揃いで出されることが多い)

フラッシュ暗算で音を立てることは禁止(フラッシュ暗算は机の上でエアーそろばんを弾くため音が出る)なため膝でエアーそろばんを弾いてる人が多かった

読み上げ暗算(そろばんの競技の一つ)で下を向いてそろばんをする人がいない(日本では読み上げ暗算の時に下を向く人が多い)

交換採点を全くしない

大会の先生たちのほとんどが日本人であること

そろばんを左に縦にして置いてる子がいない



ここから特に感じたことを述べていきたいと思います


英語読み上げ算の決勝では一人の先生しか読まない


読み上げ算競技は先生によって読み方の癖があるため、問題を読んだ先生の生徒が有利になることが多いため日本の多くの大会の予選も決勝も何人かの先生で交互に読んでいる

北米大会では予選ではいろんな先生が読み上げるが決勝になると一人の先生だけが読んでいた。しかし読み上げた先生の生徒の約30%ほどしか入賞していなかった



僕からコンテストの優勝者にクリスタルそろばんを渡しました

そのためすでに声に慣れている選手が多いのと英語を母国語として使っている選手がほとんどなので聞き取れるのかなと思った



フラッシュ暗算で音を立てることは禁止(フラッシュ暗算は机の上でエアーそろばんを弾くため音が出る)なため膝でエアーそろばんを弾いてる人が多かった


フラッシュ暗算は近年もの凄い勢いで普及しつつある競技の一つで暗算力を伸ばすには必須になりつつある

暗算で行うためにエアーそろばんを弾く子供が多いため指と机が当たって音が出るのだが以前僕自身がフラッシュ暗算の検定試験を受けた時

隣で検定を受けていた生徒に年齢が高いそろばん教室の先生が

うるさい

と言っていた

検定を受けている生徒たちからするといつもの音であるためうるさく感じないがその先生は感じたようだった

日本の大会では初級の子から日本一レベルまで机の上で計算する方が多いため音が鳴るのは普通の光景です


今回の大会でこの出来事を思い出して直接理由を聞いてみると、やはりうるさいからであるようだった


今回渡米していこのようなことを学びました

今後海外にそろばんを広める上で参考になったことが多かったと僕は感じました 言葉にはできないような体験もあったのでとてもいい体験ができた留学だったかなと思います

あくまでもこれは僕自身の考察なので温かい目で見てもらい、指摘していただければ幸いです



最後に今回の留学に携わってくださった皆様方に心より御礼申し上げます
本当にありがとうございました

会場のロサンゼルスまで往復12時間もかけて連れてってくれた池田家
僕の似顔絵を描いてくれました笑笑こ
この家族には感謝しきれません

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