およそ今から百年前の話

現在、日本国内では
コロナウイルスというのが
猛威をふるっております。

およそ今から百年前
日本国内では
結核という病気が
猛威をふるっておりました。

現在のコロナウイルスと同様
いや、それ以上に
結核という病気は
死の病でした。

当時の医療事情をかんがみても
まだストレプトマイシンという
特効薬もない時代でしたし
結核に罹患した患者は
ただひたすら衰弱して
死ぬしかない時代でした。

ここら辺の事情は
宮崎駿のアニメ
風立ちぬ、での
ヒロインの死に様を
見ていただければ
おわかりいただけるかと
思いますが

現実は
あんなキレイなものでは
ありません。

倉(くら)ってわかりますかね?

現在でいうと倉庫ですか。
物置小屋、それも規模としては
戸建住宅ぐらいの大きさがあるヤツ。

当時、青森 本郷では
結核に罹患した人間は
倉に隔離されておりました。

必要最低限の食事の出し入れと
排泄物の出し入れだけ。

それ以外は隔離されます
たとえ親子であっても。

こうした光景は本郷だけではなく
日本中いたるところで
行われておりました。
なすすべがないからです。

現代の日本国内ですら
未知のウイルスである
コロナウイルスに
ここまでヒステリックに
なるような状況です。

百年前、結核が猛威を
ふるっていた時は
どうでしょうか?
それどころではない
恐怖に住民たちは
支配されていくことに
なります。

そして
狂信的な行動へと
向かうことになる。 

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