リモートに立ちはだかる障害

身も蓋もない話になるが、リモートをするためには一定以上のIQが必要という説がある。

朝起きられないとか誰かが監視してないと遊んでしまうような人材がリモートできるわけないのは自明の理であるから、この説は信憑性を帯びてくる。

そもそも労働人口の何割だろう、規律を守りながら不正をせずにリモートでオフライン以上の成果を上げられる人は。

リモートにして放置しておいたらみんななにもやってなかったなんて悲惨な会社がありそう。

だから、人材を厳選してリモートにするか、リモートをせずに誰でも受け入れる体制にするかという話になる。大規模SIなどは後者であり、だから人気がない。

隠れリモート地獄

隠れリモート地獄なるものがあるという噂だ。忙しい人にとっては通勤時間の短縮メリットが大きいのだが、暇ができると家に閉じ込められるデメリットが表に出やすい。

狭い部屋に一日中閉じ込められて外に全然出れない生活になってしまい、それに相俟って運動不足で全身病気がちになり最終的に鬱病になってしまう地獄だ。

都会で独身ならなら昼に外食したり業後に遊びに行ったりもできる。しかし家族がいると家事担当を押し付けられたり、仕事中に話しかけたり玄関チャイムを連打される地獄があったりする。

悩んだ末にこのようなものを購入する人もいるそうだ。また、家事折半要求により洗濯掃除をやらされて昼休みもないといった事態も発生している模様。

そこから逃げるためにコワーキングスペースという選択肢もありそうでなかったりするから要注意だ。

コワーキングスペース利用不可

多くのフリーエンジニアはセキュリティ問題があるのでフリースペースは不可となる。なので固定席しか選択肢はないが、多くのコワーキングでは会議スペースが予約制なので使えないリスクがある。フリーエンジニアはいつでも電話やzoomなどできることが条件なのでこれを満たさない。もし場所を借りるとしたらひと月10万円くらいするルーム契約とか賃貸マンションしか選択肢はない。

雇用起因の障害

また面接では相手の知能を見抜くことができないのでリモートでは学歴偏重が増してしまう。セキュリティを考慮するとリファラルになりがちで、これでは一昔前の学歴コネ社会に逆戻りである。

それを解消するためには、雇用規制を緩和するしかないのだが、これをやろうとすると選挙に受からないというジレンマがあり、国民の投票がリモートをできなくなるように足を引っ張る格好である。

民主主義においては、これを解決するためには教育により民度を上げるほかない気がしている。

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