見出し画像

志朗vs田丸辰についての雑文

 3月17日に開催されるABEMA presents RISE ELDORADO 2024のメインイベント「志朗vs田丸辰」について心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくってみました。

 独断と偏見と暴言と戯言と妄想です。
 悪しからず。
 


田丸辰



 オッズは確認していませんが、僕がSNSで見た感じでは田丸勝利予想の方が多い印象です。

 それはまあそうですよね。

 田丸はRISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメント王者であり、昨年のMVPです。
 ただ、こういったトーナメントは、2019年の白鳥や2021年の風音が、田丸と同じようにリザーバーから優勝したように、実力以外の、流れとか運とかの要素も多分に含んでいると思っています(僕が勝手にそう思ってるだけだけど)

 ですが、昨年の田丸の試合を見ていると、実力以外の要素や勢いだけで優勝したって感じではなかったです。

 以前の田丸は、技術、スピード、ディフェンス面で圧倒的に秀でていたものの、同階級のランカーに比べて耐久力、特に攻撃力が見劣りしていました。
 昔はそれでも王者として十分にやっていけたんですが、RISEスーパーフライ級には次々に強豪が集まってきて、どんどんレベルが上がってしまい、田丸は弾き出されてしまいました。

 そこで、新設されたばかりの比較的まだ手薄な1階級下のベルトを奪取。
 王者になったことでメンタル面を回復&強化。その後、フィジカルと攻撃力のステータスも上昇します。
 特に以前は決して得意ではなかった(ように見えた)、接近戦が出来るようになったのがデカいかなと。
 全てのパラメーターが高く、弱点を探すのは中々難しそうです。

志朗


 一方、昨年の志朗は初代RISE世界バンタム級王者にはなったものの、WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメント1回戦では、大﨑一貴、田丸辰がKO勝利する中、ルベン・セオアネに苦戦(苦戦したルベン・セオアネは政所仁にKO負け)
 準決勝ではクマンドーイにダウンを奪われ敗退してしまいました。

 志朗にはここ一番の大事な試合で勝てないイメージがあります。
 風音戦や玖村将史戦とか。

 志朗はRISEの現役王者の中では最年長です。
 現役王者の中で30代も志朗だけ。
 RISEにも世代交代の波が押し寄せてきていますね。

 鈴木真彦は大﨑孔稀に敗れて王者ではなくなりました。
 ここで田丸が志朗を下すとTHEMATCHの代表選手でありRISEバンタム級(-55kg)の顔だった2人とも無冠になります。
 まさに、ゆく河の流れは絶えずして しかももとの水にあらず。

 そして、RISEの世界王者はいまだ防衛されたことがありません。

 世界フェザー級(-57.15kg)王者 那須川天心
 防衛戦なし
 世界スーパーライト級(-65kg)王者 ペットパノムルン・キャットムーカオ
 初防衛失敗

 とここまでの内容を、志朗ファンの妻に話していたら、




 ↑みたいな顔をして、今にも飛び掛かってきて噛みつかれそうだったので、

 そうは言ったものの、志朗は55kg契約RISEルールでは那須川天心以外には負けていないこと。
 田丸は前日計量55kg契約は初めてだということ(2020年に無観客で開催されたCygames presents RISE on ABEMAでの当日計量ならある)

 RISEに来てから志朗が天心戦以外でアンダードッグだったことってルンキット戦くらいじゃないかなと(1回目の鈴木真彦戦はもしかしたらアンダードッグだったかもしれない。天心や関係者の間では志朗予想が多かったと思うけれど)
 アンダードッグのときは負けていないこと(無論天心戦除く)

 上記のことを震えながら説明しました。

 そして付け加えると、田丸は5Rマッチは4回経験しています。今回で5度目ですね。RISEの現役選手でRISE内での5Rマッチだとこれは最多回数です(4回だとチャンヒョンとソンヒョン。大﨑一貴が今大会で4度目。数え間違っていたらすみません)
 まず5Rマッチは苦にしないでしょう。
 
 元々、ムエタイ・純キックの選手で5Rのイメージが強い志朗ですが、RISE内だと世界タイトルマッチの1回しか5Rでの試合をしてはいません。

 それでも、5Rマッチでの志朗は3Rマッチでの志朗より間違いなく強いと思います。

 結論、予想が難しい。
 


最後に


 この日、5Rマッチは他にもう1試合組まれています。

 階級こそ53.5kgですが、志朗と田丸辰と一緒にRISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントに出場した大﨑一貴の試合だし、5Rマッチでもあるので、メインとある程度、内容で比較はされるでしょうね。
 外国人選手相手には8連続KO勝利中だった大﨑一貴ですが、ジャルンスック戦で途絶えてしまいました。
 次戦はおそらく最強の挑戦者政所仁との対戦になると思うので、防衛戦の価値を高めるべく、KOを狙ってくるでしょうし、政所も派手に勝利してくれることを願っていると思います。


 バンタム級(-55kg)の試合はメインの他に4試合組まれています。

 

 下馬評は金子晃大が圧倒的有利だと思いますが(そりゃ当然ですが)、鈴木真彦からすると、志朗や大﨑孔稀よりは金子の方が相性がまだいい気がします。
 金子が鈴木に勝利したら、思い残すことなく55kgは卒業するかもしれないですね。
 まあわかりませんけど、それは見てみたいです。フェザー級でも普通に鬼強でしょう。
 
 

 対抗戦以外の3試合は全てランキング戦です。




 特に、現SB日本スーパーバンタム級王者で未だ無敗の山田虎矢太と、過去にあと1勝すればタイトルマッチという試合で敗れた上にその試合で負った怪我で1年以上試合から遠ざかってしまった大森隆之介の復帰戦。

 その大森の王座挑戦を止めて、自身もあと1勝でタイトルマッチという試合で敗れてしまった加藤有吾と、前戦RISEルール初ながら大﨑一貴を追い詰めた若干17歳のジャルンスックの試合は、もしかしたら勝者同士で挑戦者決定戦なんてことがあるかもしれないです。

 とか妄想しながら、試合を点ではなく線で結んでみたりするとより楽しめるかもしれません。

(了)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?