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80の壁をどう乗り越えていくか、手引書を買ってきた

 2022年3月、幻冬社から『80歳の壁』(和田秀樹著)という新書版が出版されて評判になっています。書店に行くとどこでも店頭に陳列されていますから目にしている人も多いことと思います。
 著者の紹介では「精神科医 国際医療福祉大学教授」となっていますが、この本の中身については私のシリーズでも追い追い触れて紹介したいと思いますが、先生は「浴風園・浴風会病院」に勤務されていたことがあり、そこでの医療活動についても著書の中で紹介されています。

 浴風会は東京都杉並区にある「養護老人ホーム」を含む老人向けの施設で、地域活動もあり、浴風会病院が併設されています。ずいぶん昔ですが(40年以上)、仕事の関係で何度か尋ねたことがありましたし、知り合いの方が入所していたので印象に残っていました。浴風会で医療活動をされていたのなら、著書も期待できるはずと思い購入しましたが、読み始めたら一気読みでした。80歳直前の自分には納得できる内容でした。

いわく、
「人生百年時代」という言葉が80歳の壁を高くしている
 医療に頼るなかれ、医師には「健康」という視点がない
 長生きの薬はない。薬は不調があるとき飲む
 本当は怖い健康診断。幸齢者は受けなくていい
 血圧の数値の話。幸歳者は高くても大丈夫
 食事は我慢しない。食べたいものは食べる
 浴風会病院の幸齢者医療。私が自信を持って話せる理由
 ・・・こんな調子で65項目にわたって書かれています。
最後に50音カルタで「高い壁を低くするヒント」までついています。
(和田先生は80歳を超えた人は幸福な人生を送ることのできる人という考え方
 で、高齢者と言わず「幸齢者」という言葉に置き換えています)
 
 80の壁をどう超えていくか・・、この著書を読めば十分だと思えましたが、著者の和田先生も本の中で指摘している通り、健康は100人100通り、それぞれが違います。「NOTE」でのこのシリーズは私自身の体験発表です。

(写真は奈良県桜井市の麺屋さんの「うーめん」です)

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