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ポピュラー音楽理論その4
⑤ⅡⅤ進行とその他の終止形
1.五度圏(circle of 5th)
五度進行をキーに関係なくそのまま続けていくと、一周してまた元の音に帰ってきます。これを視覚的に表したものがこの五度圏(circle of 5th)です。
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ちょうど時計盤と同じ配置ですね。次の音に時計回りに進んでいくと、5度下行もしくは4度上行していき、最終的に出発した音に戻ってきます。
他にも対角線上にある音は、互いに増4度もしくは減5度の音になり、その両者を合わせてトライトーンになりますし、1つ飛ばしで進んでいくと全音上がる、逆に進むと全音下がるなど、様々な法則があります。
コード進行に決まりはないといいましたが、実際には多くの楽曲がこの五度進行を元に成り立っています。まるで時間の経過や季節の移ろいのように、自然に感じられる進行だからなのでしょう。
2.ⅡⅤ進行(two-five motion)
五度圏の中の任意の音をトニックとすると、一つ前の音がドミナント、さらにその前がサブドミナントの代理和音に当たるⅡ度の音になります。
トニックをCとするとD→G→Cという部分ですね。ディグリー表記ではⅡ→Ⅴ→Ⅰで、このサブドミナントからドミナントへ、という進行をⅡⅤ進行(two-five motion) と呼びます。
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