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モバイルバッテリーが電気用品安全法の規制に伴い安くなっている

モバイルバッテリーが電気用品安全法の規制に伴い安くなっている

出先でのスマートフォンのバッテリー充電に非常に役立つモバイルバッテリー。
そのモバイルバッテリーの価格がとんでもなく安くなっていると、1つのツイートから話題になっています。
普通、モバイルバッテリーは安価なものでも1000円中盤くらい、高いもので10000円以上するものがあるのですが、いくらなんでも安過ぎますよね。
今回はその原因についてです。

モバイルバッテリーとは?

まず、モバイルバッテリーについてです。
モバイルバッテリーとは、それとスマートフォンなどの充電が必要なものを繋ぐことにより、充電ができてしまう優れものです。出先でコンセントに繋いでスマートフォンを充電できない!という時に非常に重宝します。

価格帯

モバイルバッテリーは、安いものから高いものまでピンキリですが、だいたいAmazonなどを見ると2000〜3000円くらいの商品が多いですね。コンビニなどでも電池式のモバイルバッテリーなどが売られていますが、それも2000円くらいです。

PSEマークについて

今回の安売り騒動でキーワードとなっているのがこのPSEマークです。このPSEマークとは、「電気用品安全法」の基準をクリアしたものにのみ貼られるマークです。すなわち、このマークが無いと販売はできないということになります。

なぜ今回、モバイルバッテリーが安売りされているのか?

ではなぜ、今回の安売りが起きたのでしょうか?理由は、先ほどの電気用品安全法がモバイルバッテリーにも適用されるようになったからです。以前まで、電気用品安全法はモバイルバッテリーに適用されていなかったため、PSEマークが無くとも販売をすることができました。しかし、今回はモバイルバッテリーにも規制が広がったために、それが無ければ販売ができなくなってしまったのです。
そのため、PSEマークが無いモバイルバッテリーは在庫処分品扱いとして安売りされているのです。
法改正は2019年2月1日なので、それまでの間はPSEマーク無しのモバイルバッテリーは安く流通するということになります。

PSEマークの無いモバイルバッテリーのデメリット

安いなら買い時と思う方もいるかもしれませんが、そこにはデメリットがあります。
PSEマークが無いということは、安全性が欠落した商品ということになるからです。
今回、法改正された理由も、モバイルバッテリーの発火事故が相次いでいるからです。
安いからといって安易に手を出してしまうと、思わぬ事故に繋がる可能性があるので注意が必要ということですね。下図を見てわかる通り、モバイルバッテリーの発火事故は増加しています。(NITE参照)

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まとめ

PSEマークが無いモバイルバッテリーは、法改正により、2月1日以降販売できなくなります。そのため、価格は非常に安くなっています。しかし、その分、安全性が保証されていないということなので注意が必要です。
思わぬ事故を防ぐために、PSEマークが入ったモバイルバッテリーを購入するようにしましょう。

#モバイルバッテリー #PSE #電気用品安全法

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