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よどまないために

働くのに向いている人はごく稀にいるけれど、楽しさより大変さが上回っているのがスタンダードかもしれない。
今の仕事についてわりと長くなってきたけれど、最近、むいていない、もう辞めよう、廃業だと毎日のように思う。
他の人のほうがよかったのかもしれない。もめたりすると必ず思う。
その度に、いや、約束してるし、きっと最後はよかったと思える形になるはず、と信じたくなって、あと一歩を踏み出す。
昔は、最初はただ必死でひたすら楽しく、すべてが珍しくて、夢中だった。ほめられることも多かったし、新しいことは次々思いついた。
今は?
今はただ難しい仕事だ、暗闇の中で針に糸を通すようなものだな、と思う。
サラサラ川の流れの中で、目の前を通っていくものがきらめいて見えたからつかんだら、黄金の鮎だった、みたいのが理想。
だから目をちゃんと開けて、なるべく生き生きとした瞬間を逃さないようにしたい。ピチピチした生命力溢れるものを、無理なく次の世界に放流したい。
でも、寝不足で余裕がない、ひたすら机にかじりついていると、とにかくぐるぐるする。
だから、結局は寝て食べて、勘どころを働かせるようにするしかないんだなー。

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