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それがどんなごはんでも

外出の予定がない限り、毎日お弁当を作って会社に行っていたけれど、忙しくて今週はやめていた。
そもそも前の晩に、明日の会社のことを考えながらごはんを作るのが、ちょっと嫌だったのだ。
打ち合わせ続きで外にいることが多かったから、昼間は外で。
大好きなあおしまのハンバーグとか、カレー屋さんに行ったりとか、まぁ楽しく。夜は残業の合間におにぎりとか食べて過ごしていた。
木曜あたりになるとクタクタだし、疲れが取れない。帰ってきたら、イライラもピークだし、お友達からの相談ラインも入ったりして、ベッドでだるんだるんになっていた。
いい加減、冷蔵庫開けなくちゃ。来週は旅行も行くし、と一掃セールのように料理して、お弁当ぶん残して、夜食に。
台所で立ったままつまみ食い。
あれ、おいしい。
なんかすごくほっとする。
はっきり言って料理も下手で、見た目もひどいのに、ものすごくおいしく思える。
材料もめちゃくちゃだし、いたむ寸前だし。メニューとしても微妙。
それなのに。
私が私のために。
作るのが、自分を丁寧に扱うことなんだろうな。
ちなみに写真は私の料理じゃありません。見せられない、それも私なのかも。

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