実家の不動産の相続登記をしてみました

令和6年4月1日から相続登記が義務化されます。

相続登記の義務化とは…
相続によって不動産を取得した相続人は、相続により所有権を取得したことを知った日から3年以内に相続登記の申請をしなければならないこととされました。
これが相続登記の義務化です。
令和6年4月1日から開始します。

もし…相続、遺贈による不動産取得を知った日から3年以内に登記・名義変更をしないと…10万円以下の過料の対象になります。

私の父は、平成30年9月に亡くなりました。
金融資産に関しては、父が亡くなってすぐに金融機関で相続の手続きをしましたが、不動産(実家)については、そのまま父の名義のままで約5年が経過していました。
実家で母が一人暮らししています。母は元気ですが、毎週土曜日には車で20分ほどの実家へ行っています。
6月のある土曜日、どのような流れでこんな話になったのか忘れましたが、実家の登記が父のままになっていることで、大丈夫なんだろうか?ってなりました。
ググってみると…来年から義務化され、罰金(過料)が発生とのこと。
おぉ、これは相続登記とやらをやっておかねば!となりました。
ググると、司法書士の方々のHPがいろいろ出てきます。
相続登記をお願いすると、5〜7万くらいだったか?司法書士の方へ費用がかかる感じでした。
ここでFP知識♪①
相続登記するには、「登録免許税」という税金がかかります。
相続による不動産登記の税率は0.4%
対象不動産の固定資産税評価額✖️0.004=相続登記の登録免許税
例えば、固定資産税評価額が1,000万円の不動産の場合
1,000万✖️0.004=40,000で、4万円の登録免許税を納めないといけません。

司法書士の方へお願いすると、登録免許税プラスで費用がかかってきます。

その相続登記とやらは、素人でもできるのか?
母は80歳と高齢です。母1人でできるとは思ってはなかったですが、夫と私でなんとかなるのか?
ということで、これまたググりました。
とりあえず、法務局へ相談の電話を入れてみる!ということになり、それは月曜日に母にやってもらうことに。

そして、月曜日のお昼頃母から「いろいろ大変かも?」とLINEが…
必要書類がたくさんあり、どうしたものか?と感じたようです。でも、司法書士の方にお願いすると、お金もかかるし…
そして、相続登記の前に法務局へ予約を取って、申請手続きの相談に行かなければならないとのことでした。

父は、公正証書遺言を作成していました。
ですので、私たちも書類作成はそんなに難しくないのでは?と思っていたので、夫の知り合いの司法書士の方に電話で相談してみました。
そうすると、やはりそんなに書類作成は煩雑ではないと。
法務局のホームページから申請用紙をダウンロードしてきて、娘である私と夫でできるでしょうとのことでした。
FPの内山先生にも相談させてもらったら、相続登記は戸籍関係などちょっと大変かも?だけど、やってみて大変そうだったら依頼するでいかがですか?とアドバイスいただき、不安そうだった母へできると思うよと連絡しました。

そして次の土曜日、法務局のホームページから相続登記、公正証書遺言がある場合の必要書類を確認。プリントアウトして、母に必要書類は区役所にとりに行ってもらうようにしました。
そして、私たちは夏休みを8月9日から16日まで取得するように計画していたので、法務局の予約を8月9日を予定しました。ただ、お盆ということで、混み合ってるかも?という心配もありました。
俄然、やる気モードに入った母は、すぐ月曜日に区役所へ行き、必要書類を取得し、
法務局へ予約の電話。お盆で心配していましたが、予約はすぐに取れたようです。

やる気モードの母に夫も本気モードとなり、相続登記ガイドブック 手続きについて(詳細編)を確認しながら、書類作成してくれました。

前出の登録免許税、これは印紙で納付しました。
この登録免許税の計算が、ここでまたFP知識♪②

課税価格は1,000円未満切り捨て
登録免許税は100円未満切り捨てです。

例えば…
固定資産税評価額が、11,111,111円だと
11,111,000円✖️0.4%となります。
この計算式から答えは44,444円となりますが、
登録免許税は44,400円となります。

登録免許税も計算でき、郵便局で印紙を購入し、あとは8月9日を待つのみ!の状態となりました。
書類作成、税金の計算も全部夫がやってくれましたが💦(私は確認のみ。ありがとう夫!)

そして8月9日、朝イチ9時で予約していたので、そこで書類のチェックを受けました。
ちょこちょこっと手直しするところがあったのと、30年以上前に住居表示の変更があったので、今の住所が登記の住所と一致している確認書類を区役所でもらえば、🆗とのことですぐに住居表示変更があった書類を区役所にもらいにいき、また法務局へ戻り、相続登記申請できました!
登記に1週間くらいかかるとのことでしたが、もう次の日には登記できたと連絡が入りました!

今回、思ったこと。
それは、公正証書遺言があると遺された人は本当に楽だということです。
これが、遺産分割協議書を作成して…となると、なかなか大変だったと思います。
私には弟がいて、父の相続人は、母、私、弟となります。弟も近くに住んでいるので、書類をそろえるのはそんなに難しいことではないですが、私も弟も仕事があるし、必要書類を取得するのに時間も手間もかかったのでは?と思っています。
父は、資産があったわけでもなく、普通の人?でしたが、公正証書遺言を作成していました。
FP1級の実技で、遺言の作成をオススメすることを勉強しましたが、本当にオススメです。
私は銀行に勤めていますが、銀行でも相続が発生すると、遺産分割協議書を作成します。
なかなかこれを、面倒だと感じる方は多いです。
公正証書遺言があれば、各金融機関の相続届に記入、押印して公正証書遺言を添付するだけで済みます。
デメリットは、作成するのに費用がかかることですが、これも自分ですれば金額は抑えられると思います。

私の父は、何度か公正証書役場に行き、作成したそうです。

なんか…話しがそれてきました💦
遺言の話しや、父の話しは、いつかまた書いてみたいなぁって思ってます☺️

そう、タイトルは「実家の相続登記をしてみました」です(笑)
まゆ造さんのお言葉をお借りして、なんちゃって1級FP技能士の私ですが、いや、書類作成したのは夫で、なんちゃって1級FP技能士の私は、確認しただけ💦ですが、相続登記、できました!

不動産と相続の知識が、すこーしは必要かも?ですが、法務局のホームページやGoogle先生が教えてくれます☺️
書類の確認しただけの私ですが、でもとても良い経験になりました。

来年の義務化に備え、相続登記もこれから多くなるのかな?と思います。
夫が相談した司法書士の方も、相談が増えているとおっしゃってました。
法務局の方も、来年になったら相談も予約待ちになるでしょうと言われてました。

相続登記はお早めに☺️

今日もまとまりがなくすみません💦
書く勉強もしたいなぁ…


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