見出し画像

いただきストリート 空き地考察

みんな大好き空き地。今回はシリーズごとの空き地の仕様と、空き地に建てられる建物の考察を行います。なお、空き地の価格はどのシリーズでも、原則200Gです。

空き地の仕様

2・GK:各建物1つ限り(空き地モードでは8つまで)
3:各建物3つ(空き地モードでは無制限)
SP:各建物3つ(空き地モードでは無制限)
ポータブル:各建物2つ(神殿と木の店は1つ限り)(空き地モードでは無制限)
DS:各建物3つ(空き地モードでは無制限)
Wii:各建物2つ(神殿と木の店は1つ限り)(空き地モード(「少し」では各3つまで、「半分」「全部」)では無制限)
ポータブル:各建物2つ(神殿と木の店は1つ限り)(空き地モードでは無制限)

建物考察

関所(SP以降の「関所」とは別物)

登場シリーズ:2・GK
自分で止まる:自分のお店に増資できる
誰かが「通過する」:所有者の周回数×30G支払い
評価:☆☆
他プレイヤーが止まらずとも、通過するだけで通行料が支払われるので序盤は便利です。ただし、1ゲームの周回数は多くても5~6周程度であり、終盤になっても1回あたりの収入が150~180G程度では明らかにパワー不足です。これなら最初から別のものを建てるか、中盤以降別の建物に改築した方が良いでしょう。

宿屋(3で「料金所」、SP以降で「関所」に名称変更)

登場シリーズ:2以降
自分で止まる:自分のお店に増資できる
誰かが「通過する」:(延べ通過数+1)×10G支払い
評価:☆☆☆
関所同様、通過するだけで現金がもらえるのは便利。通行量が多いほどもらえる金額も多くなり、関所と比較してもゲーム開始直後に建てた場合、およそ3周目には関所の通行料を逆転するため関所よりは役に立つでしょう。しかし結局、後半以降は高額店舗を回避するためマーク集めよりも安全ルートの周回の方が優先されることが多く、そこまで活躍は見込めないでしょう。ただし別の建物に改築した場合、再度宿屋に戻すともらえる額は10Gにリセットされてしまいます。よって宿屋は改築せずに運用するか、そのことを承知の上で改築しましょう。なお、飛び地などのループエリアに設置すれば一見有効そうですが、そもそも飛び地自体が避けられることの多いエリアなため、さほど通行料は高くならないことが多いです。
参考までに、空き地モードならではの面白い活用法を紹介します。お店すべてが空き地になっているエリアを独占し、そのすべてに宿屋を建てます。そうすると、宿屋1回あたりの収入がすべて4倍ずつ(4軒エリアの場合)されていくことになります。周回数を重ねてくると、止まらずとも通過するだけで600~800G、あるいはそれ以上の出費が「確定」になるのはなかなかの脅威です。税務署とはまた違った威圧感を与えることができるでしょう。

参考までに、関所と宿屋の収益効率の差を比較します。どちらも、ゲーム開始直後に建てることができたものとします。

関所
1周目:30G×3 計90G 総合計90G
2周目:60G×3 計180G 総合計270G
3周目:90G×3 計270G 総合計540G
4周目:120G×3 計360G 総合計900G

宿屋
1周目:10・20・30G 計60G 総合計60G
2周目:50・60・70G 計180G 総合計240G
3周目:90・100・110G 計300G 総合計540G
4周目:130・140・150G 計420G 総合計960G

通過1回あたりの収入はだいたい3周目で逆転し、4周目以降になると収入の総合計でも関所を逆転します。よってゲーム開始直後に建てるなら、関所よりも宿屋の方が効率が良いことになります。中盤以降に建ててもほとんど何の役にも立たないため、素直に別の建物を建てるべきです。

ヘリポート(SP以降で「気球乗り場」に名称変更)

登場シリーズ:2以降
自分で止まる:好きなマスにワープ
誰かが止まる:所有者のサラリー(賞金)予定額の10%の支払い
評価:☆☆☆☆☆
自分が止まった時に好きなマスにワープできる効果は極めて強力で、序盤の空き店購入の補助にするも良し、集めづらいマークを取りに行くも良し、銀行に飛んでサラリー(賞金)をもらったり株を購入したりするも良し、自分のお店に飛んで増資するも良し、後半他プレイヤーの高額店舗を回避する補助にするも良しと、役に立たない場面がありません。税務署(神殿)と並んで人気の高い建物と言えます。一方、他プレイヤーが止まってもたいした収入にはならないので、他プレイヤーが近づいてきた時だけ税務署に改築するなどして増益を図りたいところです。ただし、他に空き地を所有しているプレイヤーがいる場合、改築したタイミングでヘリポートを取られないように注意。また、中盤以降は5倍買いで狙われやすい建物でもあるため、独占エリアのヘリポートは早めにコンビニなどに改築しておいた方が無難です。

税務署(SP以降で「神殿」に名称変更)

登場シリーズ:2以降
自分で止まる:自分の総資産の5%の現金をもらえる
誰かが止まる:そのプレイヤーの総資産の10%の支払い
評価:☆☆☆☆☆
自分で止まっても、他プレイヤーが止まっても現金がもらえる効果で、特に他プレイヤーが止まった時の効果は強力。総資産の10%が奪えるので序盤でも150~200G程度、後半以降は1000Gを優に超えてくるため、投資に対する利益の回収効率が非常に良い建物と言えます。ヘリポート(気球乗り場)と並んで、最も人気のある建物と言えるため、空き地に止まれた場合は誰かに先を越される前に真っ先に建ててしまいたい建物です。時期を問わず強力な建物ですが、こちらもヘリポート同様、お店価格が200Gなので案外脆く、特にチャンスカード79の効果で真っ先に狙われる建物です。休日のタイミングで5倍買いを狙われるケースも多いでしょう。よってこちらもヘリポート同様、独占エリアに設置している場合は早めにコンビニなどに改築した方が安全です。その際、空き地を持て余しているプレイヤーによってすぐにでも税務署を取られてしまう可能性が高いため、別の場所にも空き地を確保しておき、同時に税務署を別の場所に建て替えてしまうのが得策です。

動物園(3で「遊園地」、SP以降で「サーカス小屋」に名称変更)

登場シリーズ:2以降
自分で止まる:現在地の「動物園」(サーカス小屋)に100G増資できる(3回まで)
誰かが止まる:見物料を支払う
評価:☆☆☆
投資に対して他プレイヤーが止まった時の見物料が高額なのが特長です。初期状態で100G、1回増資で500G、2回増資で1000G、そして3回増資で脅威の2000Gまで跳ね上がり、最大火力の動物園(サーカス小屋)は後半でも十分通用する金額です。ただ、動物園への増資は建設以降、自分が「このマスに止まった時」にしか行うことはできません。ワープなどを駆使して意図的に止まらない限り、1ゲームの間に同じマスに何度も止まる機会はあまりなく、実際には最大火力となる3回増資は滅多に行うことができません。活用するならヘリポート(気球乗り場)と併用するか、飛び地エリアの空き地に建設し、自分が止まれる確率を上げるのが有効です。また、このマスに止まった場合、自分が所有する他のお店へ増資することはできません。中盤以降、動物園よりも株を持っている別のお店へ増資したいケースが多いため、この点がネックになってしまう場合があります。宿屋同様、一度改築してしまうと、元に戻した時見物料も初期化されてしまうため、他の建物への改築が難しいのも難点です。一方、他の特殊施設に比べればある程度5倍買いに強い点は利点と言えます。どんな場所に建てても3回増資すれば2000Gの超火力を実現することができ、休日のタイミングをピンポイントで狙わない限り、2000Gの入園料を支払ったうえで2500Gで5倍買いするのは終盤でもほとんど不可能なためです。よって一点(空き地のみ)で他プレイヤーの独占を阻止しているエリアの空き地に建てるには悪くないと言えます。とにかく3回増資さえしてしまえば税務署どころではないエンド火力になるため、ヘリポートや方向転換などをフル活用して、これを使うなら一刻も早く入園料を上げ切りたいところです。

マイホーム(SP以降で「酒場」に名称変更)

登場シリーズ:3以降
自分で止まる:現在地に全プレイヤーを全員集合させる
誰かが止まる:所有者の周回数×30G支払い
評価:☆☆☆
他プレイヤーが止まってもわずかな小銭をもらえる同じ効果しかありませんが、自分が止まった場合は他プレイヤーを強制的に全員集合させる効果を持ちます。メインルートに設置してもせいぜいマーク集めやサラリー(賞金)獲得の妨害程度にしかなりませんが、この建物は飛び地と併用することで真価を発揮します。飛び地エリアを独占や半独占状態にして買い物料を上げた後、エリア内に設置したマイホーム(酒場)で全プレイヤーを呼ぶことで、エリアから脱出し損ねた不運なプレイヤーから多額の買い物料を得ることを狙います。いったん飛び地から逃げられたとしても、自分がマイホームに止まることで何度でも飛び地に呼び戻すことができるため、状況次第では税務署よりもはるかに恐ろしい建物になります。飛び地以外にも、スペースカフェやカジノタウンなど、狙った場所へ思うように移動ができないマップとも相性が良いです。

不動産屋(SP以降で「土地屋」に名称変更)

登場シリーズ:3以降
自分で止まる:好きな空き店を購入できる
誰かが止まる:休日になる
評価:☆☆
自分が止まると好きな空き店を購入することができます。つまりはチャンスカード73の効果をその場で発動できるという建物です。一見ぶっ壊れですが、好きな場所にワープできてさらにワープ後は方向転換の権利を得るヘリポートの方が圧倒的に汎用性が高く、現在地に居ながらにしてリモートでお店が買えるだけのこの施設はほとんどの場合ヘリポートの下位互換です。特に空き店が少なくなってくる中盤以降はほとんど何の役にも立たなくなってしまうため、素直に別の建物に改築した方が得策でしょう。他プレイヤーが止まると休日マスと同じ効果を発揮します。状況次第では強力な効果ですが、税務署などのように目に見えて強力な効果ではないため、どうしても見劣りしてしまいます。自分が高額店舗が並ぶエリアを通過する前や、今破産されてしまうと困るプレイヤーが高額店舗が並ぶエリアを通過する前に、ターゲットのプレイヤーを休日にさせる目的で使用される場合があります

露店

登場シリーズ:2・GK
自分で止まる:自分のお店に増資できる
誰かが止まる:買い物料を支払う(初期買い物料25G)
評価:☆☆
露店以降は通常のお店と同じで、自分が止まれば増資ができ、誰かが止まれば買い物料を受け取れます。露店は買い物料が低く、増資してもたいして伸びないため、他の特別な建物がすべて売り切れてしまい、現金も少ない時に仮押さえするくらいでしか使い道はないと思われます。時期が来たらコンビニなど、より高額な店舗への改築を考えましょう。

仮設店舗(価格400G)

登場シリーズ:2・GK
自分で止まる:自分のお店に増資できる
誰かが止まる:買い物料を支払う(初期買い物料60G)
評価:☆☆☆
露店よりは買い物料が伸びますが、こちらもあまり出番はないでしょう。

商店(価格600G)

登場シリーズ:2・GK
自分で止まる:自分のお店に増資できる
誰かが止まる:買い物料を支払う(初期買い物料110G)
評価:☆☆☆☆
このお店価格なら改築インサイダーに使えなくもないお店です。当然ながらコンビニよりはランクが落ちるため、コンビニが売り切れてしまっている場合の二番手としての活用となるでしょう。

コンビニ(SP以降では「木の店」に名称変更)(価格1000G)

登場シリーズ:2以降
自分で止まる:自分のお店に増資できる
誰かが止まる:買い物料を支払う(初期買い物料200G)
評価:☆☆☆☆☆
序盤から建てる建物ではないですが、この建物に改築するだけで単純計算で株価が8G上がるため、大量に株を購入して空き地をコンビニ(木の店)に改築からの増資は「改築インサイダー」と呼び、一気に資産を増やす常套手段です。特に株価上昇タイミングがリアルタイムの3・Wiiでは大量に株購入→コンビニに改築→株売却→元の安い建物に戻す で相乗りも無視して自分だけが儲けることができる仕様になっており、この2シリーズがクソゲーと呼ばれる要因のひとつとなっています。この2シリーズで対人戦が行われる場合、コンビニ(木の店)への改築が禁止というルールが設けられる場合もあります。

紙の店

登場シリーズ:ポータブル、30th
自分で止まる:自分のお店に増資できる
誰かが止まる:買い物料を支払う(初期買い物料40G)
評価:☆☆
過去シリーズの「露店」に相当する建物です。増資限度額も同様なので、基本的にこれに活躍の場が回ってくることはあまりないでしょう。

わらの店(価格500G)

登場シリーズ:ポータブル、30th
自分で止まる:自分のお店に増資できる
誰かが止まる:買い物料を支払う(初期買い物料100G(30thでは99G))
評価:☆☆☆
過去シリーズの「商店」に相当する建物です。活用方法も同様で、木の店が売り切れてしまっている場合の、改築インサイダーの二番手としての活用になります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?