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心臓外科医のStep 1合格までの道のり

初めまして、もっつぁれらです。日本で心臓血管外科修練医として働いています。卒後7年目になります。今回、USMLE Step 1になんとか合格することができました。支えてくださった皆様に心から感謝申し上げます。

USMLEというのは、米国医師国家試験の略称です。パソコンで行う筆記試験2つ (Step 1, Step 2 CK)と英語での模擬診察試験 (Step 2 CS, 現在は廃止)に合格すると、最後のStep 3の受験資格が与えられます。

外科医として働きながらStep 1に合格する、その軌跡の記録も兼ねて、これから挑戦する方々へ少しでも参考になればと思い筆を取らせていただきました。具体的な教材、勉強法などはまた別記事にまとめます。

それでは少し長いですがお付き合いください。

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1. Background

日本生まれ日本育ち、片田舎の非医師家庭。
心臓血管外科医になることは高校2年生の時に決意した。

しかし大学ではテニスに明け暮れ、テストは一夜漬け、英語力はThis is a penのレベルであった。入局を考えていた出身とは異なる大学病院で研修医としてスタートを切る。2年目の夏、米国から凱旋帰国した教授の圧倒的な活躍に衝撃を受け、アメリカ臨床留学に強く憧憬した。
留学講演会の帰り道、First Aid (試験の問題集)を買いに書店に走るも1ヶ月で挫折。そのまま3年目の修練医となり、想像を絶する過酷な生活の中で夢はどこかに仕舞い込んでしまった。

2. まさかのStep 2 CS合格


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