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とりあえず書いてみるnote#4

私はヘタリアが好きだ。いや、大好きだ。


久々のnoteなのに何を書き始めるんだって自分でも思うんですが。
今回は私の大好きなヘタリアについて書きます。

(ヘタクラの習性で、お国の名前を伏せていたりします。)

そもそもヘタリアって何?イタ○ア?

日丸屋秀和による国擬人化漫画。正式なタイトルは『Axis Powers ヘタリア』。
略称は使用頻度の高い「ヘタリア」の他、「APH」、「APヘタリア」など。

2006年から作者の個人サイト「キタユメ。」に掲載されているweb漫画として始まり、2008年に幻冬舎を通して単行本化。そして2011年から月刊コミックバーズにて不定期連載を、2014年からWebサイト『少年ジャンプ+』にて「ヘタリア World☆Stars」を連載開始。単行本は幻冬舎から『ヘタリア Axis Powers』が6巻まで、集英社から『ヘタリア World☆Stars』が5巻まで発売中。
なおWeb漫画として発表された作品の中には現在すでに公開されていない物や、リンク切れだがタイトルなどで検索すれば公式ページに繋がる物もある。
一時更新が永らく止まっていたが、2020年10月にツイッター上で原作者より再始動が告知され、ジャンプSQでは2021年にアニメ化再始動も発表された。この新たな動きに多くのファンが激しく反応した。
2021年4月1日より『少年ジャンプ+』にて連載が再開された。

https://dic.pixiv.net/a/ヘタリア
ーpixiv百科事典「ヘタリアとは」より

国を擬人化したコメディ漫画、それがヘタリアです。
調べればたくさんの人が、この作品についていろいろ語っていると思うので、詳しくは書きません。




私とヘタリアの出会いは、私が小学校高学年の頃。(詳しくは覚えていません。)
少し歳の離れたお姉さんがいる同級生が、給食の時間の校内放送でアニメ「ヘタリア」のエンディング、「まるかいて地球」を流していたのを聞いたのが初めてです。
「まるかいて地球 まるかいて地球 まるかいて地球 僕 ヘタリア♪」という歌詞が衝撃的でした。全く意味がわからない。でもなんだか頭に残る歌だ…というのが最初の印象でした。でも、その後すぐにハマったわけではなく、書店の大判コミックのコーナーでヘタリアの単行本を見かけ、手に取るまでにはおそらく半年くらいの時間がかかったと思います。
単行本をじわじわ集めつつ、原作者の日丸屋秀和さんの個人サイト&ブログ"竹林"の存在を知ったのはだいぶ後になってから。この頃は今ほど好き!の気持ちは薄くて、情報へのアクセスもあまりしていませんでした。

キタユメ。(個人サイト)を見ていて、日付がわかる最古の記憶はいわゆる「眉毛ランドショック」のとき。「眉毛ランドショック」は公式で発表されている呼び名ではなく、ヘタリアが好きな人たち(ヘタクラ)が勝手に呼んでいる名称です。
「眉毛ランドショック」は2014年9月末。私は中学生になっていた頃です。
2次創作を追いかけはじめ、自分も部活で家で授業中も絵を描くというオタクになって1~2年くらい。この頃にはすでにヘタリアにハマり、学校の地理の授業で国名を聞くだけでワクワクしていました。

それでも熱量は今に比べるとそこまででもなく。美術部と兼部して水泳部にも入っていたこともあって、水泳が題材のアニメ「Free!」にどハマりしていた時期でもあります。
好きだけど、最推しジャンルではない。いつの間にか好きになっていた推し「プロテイン」いやいや、「プ○イセン」のグッズを集めたり、キャラクターソングのCDを買ってみたりというくらい期間がその後しばらく続きます。



では、私はいつヘタリア沼の奥底に沈んだのか。



ズバリ、昨年2021年の12月のミュージカルヘタリアを観劇したことがきっかけです。劇場ではなく、オンラインでの観劇でしたが。
2021年は友人の影響を受けて、ミュージカル「テニスの王子様」シリーズに傾倒したこともあり、それまであまり興味のなかった2.5次元舞台という媒体に手を出しやすくなった年でもありました。


ヘタリアのミュージカルは今回のもので第4弾。しかも、一度「卒業」が発表された後の、「復活」のヘタミュでありました。今回のストーリーは「イタリア統一運動」が軸。この時代は推しのプ○イセンくん(以後プーちゃんと書きます)も世界史の教科書に取り上げられる時期でもあります。と、書きましたが初めて観劇した時点ではほぼほぼストーリーがどんなものであるのかは知らない状態でした。ヘタミュに触れたのは2020年にLINELIVEで配信されていたヘタライ(FINAL LIVE~A World in the Universe~)以来。しかもヘタミュを見たのはこれが初。


ヘタミュはおもしろいけれど、そこまでハマるというレベルではないな、となんとなく流し見していた程度でした。だから、何もきっかけがなければヘタミュどころか、ヘタリアを再び好きになることもないまま生活していたと思います。



私がヘタミュを上演するということを知ったのは、大阪公演の2日前、Twitterに「ヘタミュ」がトレンド入りしていたのを見たときです。ヘタミュカンパニーの機材がトラック事故により、大道具・小道具は一部損壊、音響機材に至っては全壊したというニュースでした。それでも初回公演は開演時間を1時間後ろ倒しで開演するとのこと。「ヘタミュ新作やるんだ!」「でもなんだか大変なことが起こっている…!少しでも売り上げにつながればいいな。」という気持ちでその翌日には、オンライン配信のチケットを購入していました。最初は純粋に観たい!という気持ちではなく、少しでも力になれたらいいなという気持ちでした。(今振り返るとなんて舐め腐った気持ちなんだと恥ずかしくなりますが)

購入したのはクリスマス12/25のソワレ(夜公演)。全景配信だったので、キャストさんの顔はあまりはっきりとは見れませんでした。しかし、冒頭のグレイテストなショーマンのようなアメ○カさんでヘタライを思い出したり、世界情勢をハンカチ落としや椅子取りゲームで表現してみたり、「眠れる獅子」が自分で檻を持っていたり。とにかくおもしろくて、一気に引き込まれてしまいました。冬休み中だったこともあり、アーカイブが見れる期間はほぼ毎日見返し、大晦日の大千穐楽公演の配信チケットを買いに走りました。

ヘタミュの公演は、比喩が多く、歴史について知っていればいるほど楽しめるものです。「どうしてこの場面でこれが出てくるんだろう?」「ここでこれが使われているのはこういうことなのか!」ということを何度も繰り返していると次第に、もっと知りたい!もっと詳しくなりたい!もっと推しについて知りたい!という気持ちがどんどんと強くなっていきました。


あれから5ヶ月。私に何が起きたのか。

  1. サブスクでアニメシリーズ&ヘタミュシリーズを何周もする

  2. 推しの歴史に興味を持つ。(普段使っている教科書くらいのお値段がする専門書を購入して読む、cotenradioで推しの回を聴き漁るなど)

  3. 聖地巡礼したくなる。(ガイドブックや地球の歩き方をたまらなくなって購入する、Googleマップを見ながら妄想旅行)

  4. ドイツ語を勉強し始める。(独学、ラジオ講座&テレビ放送も活用して)

  5. 大使館のホームページを巡回し始める(コラムが面白い)

  6. インスタでドイツ語勉強アカウントや大使館、旅行アカウントをフォローする

  7. もともと父親が好きだったこともあり、ドイツのバンドを聴き始める

  8. 「ドイツ」「プロイセン」という単語に敏感になる

  9. ヘタリアのMMD作品やイラスト(ファンアート、2次創作)を浴びるように見る

  10. ヘタリアのファンアート(2次創作イラスト)を投稿し始める


とても充実した日々を過ごしています(゚ω゚)
そして量に差はあれど、もはやドイツ語に触れない日は無くなりました笑


モチベーションの原動力は、8番のファンアート(2次創作)と4番のドイツ語講座が大きい割合を占めています。ファンアートに関しては、キャラクターたちと一般人のやりとりを描いている方々がいらっしゃって、素晴らしい作品たちの力を借りながら自分の知らない豆知識と出会ったり、「ヘタリアのキャラクターたちがもし実在したら、どんな風に生活しているのかな」とか「この時代はどんな風に過ごしていたのかな」っていう妄想を楽しんでいます。一方で、先人にやはり腐ったお姉様方がたくさんいらっしゃるので、そちら方面を楽しんだり(つくづく自分も腐った最低な人間だと思う)。
また、Eテレで放送している「旅するためのドイツ語」では、文法はもちろん、現地の様子だったり現地の人が話す様子も紹介されています。キャラクターたちがこの映像の中に映っていたら…とか、また自分が旅行するとしたら…など想像して楽しく勉強しています。


ヘタリア沼に浸かる日々の中で感じたのは、漫画の素晴らしさ、擬人化という文化の素晴らしさです。
私は大学の専攻を決めるときのはじめの一歩であったり、今まで興味を持った分野の興味のキッカケは漫画であることが多いです。漫画というきっかけから、新たな世界に誘われてきた自分にとって、漫画は自分の知らない分野への入り口の一つです。漫画に描かれることによって、その分野への参入のハードルが下がるという感覚があります。
昨今はYoutubeでもさまざまな動画を見ることができますが、漫画で得る情報はより密度が濃いものであるように感じます。勉強する、と思って読んでいないこと、感情が揺さぶれること。そんな強みが漫画にはあるのかなと思います。
また、新書やビジネス書、専門書などの方が情報はたくさん詰まっているでしょう。けれども私にとって、また新たに足を踏み入れる人にとっては漫画はちょうど良い情報量が詰まっているのではないでしょうか。

また、擬人化という文化について。私は国を擬人化するということで、その国の歴史を1人の人間の人生として捉えてみたり、また、その時代その時代を生きる1人の人間として史実を受け止めてみる、ということがやりやすくなった感覚があります。当時の人々が何を思って生きていたのか、本当のところはわからないけれど、一つの生きた歴史として捉えられるような気がします。
教科書で歴史を学ぶよりも、おばあちゃんのお話を聞いたり、そのまた先祖から語り継がれてきた話って何倍も興味深いし感情が揺さぶられるものだと思います。擬人化を通して1人の人間の生き様を想像することで、また違った視点から世界を知ることができる。これが擬人化の素晴らしさだと私は思います。



今まで書いてきたnoteでも最長なんじゃないか、という記事になってしまいました笑笑
でも確実に、私はヘタリアを通してモチベーションがぶち上がっているのだ、ということは最後まで読んでいただけた、神のように優しいお方には伝わっていると思います。(余談ですが、自己分析するたびに、私のモチベーションの源は「好き」という感情なのだと強く感じます(^^))


「まるかいて地球」、原点にして最高に癒される曲なのでよかったら聞いてみてくださいね。

さて、ここまでお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。
最後にヘタミュ恒例のご挨拶で締めさせていただきます。


パスターーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!



追記です。

最近はいろいろなことが巻き起こっていて、たまにしんどくなる時もあります。
ちょっと精神的に参っているとき、「地球まるごとハグしたいんだ」(最新シリーズのエンディング)を聞くと感動で涙が出ます。おすすめです。


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