【第1号 学校では教えない社会科マガジン】感染症の検査を拡大しにくい理由/検事官の定年延長は法的にはアウトではない

// 学校では教えない社会科マガジン
// 2020年3月10日 第1号
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// 感染症の検査を拡大しにくい理由
// 検事官の定年延長は法的にはアウトではない


感染症の検査について

2020年2月25日に新型コロナウイルスに対する政府の基本方針が出ました。
で、新型コロナウイルス関係の話で結構盛り上がっているのが、検査について。
「もっと検査を拡大しろ」「政府は国民の不安に応えていない」というような批判が出ています。

が、症状がない、もしくは症状が軽いけど「安心したいから検査させてくれ」と言う人に対して、積極的に検査をするわけにはいかないという事情があります。

このあたりのことについて、できるだけ多くの人が知っておくべきだと思うので説明します。

無症状・症状が軽い人に対して積極的に検査しづらい理由は2つ。
①病気の検査は完璧ではない
②検査後の事後処理が大変

例を出しながらの方がわかりやすいと思うので、具体的に説明すると…

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