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2年目の「なりたい」について

久しぶりのnote、書くことにとても悩んだ。
書きたいテーマは色々あった。
最近買ったもの、買ってよかった・イマイチだったもの、各種診断を受け直して衝撃を受け続けていたこと、ガールズとの交流について、、

たくさんあった。
でも、今1番モヤモヤしているところから吐き出そうと思った。

去年の2月に受講した自問自答ファッション教室後、1番最初に買ったブラウスがあった。
とてもかわいいデザインで、大好きな色で、実際とてもよく着た。
あきやあさみさんの講演会の時にも着ていったし、ちょうど子供の卒入園があった時期で、そんな時にも頼りになった。

大好きで、頼りになるお洋服。

復職し、1年が経った。
私服を着る機会が激減した。
2年目の春を迎えても3月は寒い日が続いた。
4月、これからの土日、たしかに着ようと思えば着る機会はあるかもしれないが、その時にはもっと着ていて心地良い服があってそちらを優先したい気持があった。


着てあげれていない自分に罪悪感を感じた。
こんなにかわいいのにね、かわいいんだけどなあ…

欲を言えば。
もう少し皺になりづらい素材だったら、
もう少し袖が邪魔になりづらければ、
もう少し甘さを抑えたデザインならば……

それを満たすとこのお洋服ではなくなる。
そういう現実的な要素をすっとばして手元に置いて愛でたい気持ちもある。
でも、それは本当にそれでいいことなのだろうか。

…断服、しどき?


そう思い始めてからかれこれ1ヶ月弱経っている。


「なりたい」の姿が、少し変わってきた。

1年目は自分に向けられる「かわいい」を許容し許された開放感で、私が考えられる「かわいいお洋服」を買っていた、と思う。

ただ最近はかわいいを許容することに慣れてきた。満足してきたのかもしれない。
それ以上に、精神的に凛としてたくましくありたい、「美しい・きれい」な要素を入れていきたくなった。

「他者をはね返したり乗り越える強さよりも受容できる優しい強さがほしい」ことは変わらない。
ただ、受容にはリスクがつきまとうし、何でもかんでも受け入れるのは違う。
だから、「ナメられたくない、軽やかではあれど軽く見られたくない」という奥底のちょっと禍々しい欲求も出てきた。

「私なりのカワイイ」の解像度が上がった、とも言えると思う。
手が届いて頭を撫でられるようなカワイイじゃなくて、一枚ガラス板を挟んで鑑賞されるくらいの美しき、でも心は側にあるような「カワイイ」。
(この辺りは私の「過干渉許すまじ」の精神が出ているだけなのかもしれないけれど…)

さらに2月にスギサキさんのカラーレッスンを受けて少し考え方が変わった。

「色や服が目立つのではなく、「自分」がよく見えること」

自分が見ていて心地よくあること。
纏っていて自然であること。
「私が」身につけるものを決め、御せているという感覚があること。
自然体でいられること。
これは見た目の要素だけでなくて着心地や手入れのしやすさも含めて。

そう思った時にどうだろう。
確かにかわいいのだ。
でも使ってあげられない現状がある、そして、どうだろうか、
「服のかわいさ」に「私」が持っていかれないか?
そして、「今の私」は「こうありたいか?」

わからない、他者から見れば違和感があるかと言われればそんなことはないのかもしれない。
そして1年目ガールズの時にはあまり違和感も感じなかった。

この1年、自分のなりたい姿やイメージ図を考えてきた。
季節が進むにつれて自分の気持も微妙に変わってくるから戸惑うこともよくあった。
自分の芯を探しているはずなのにその芯がズレていっているのでは?と悩むこともあった。


そして今日、『「一セットの服」で自分を好きになる』を読了した。

「一セットの服」で自分を好きになる https://amzn.asia/d/gHgtpux


たくさん心に残したい文章があった。
詳しくは本を読んでいただけたらと思うのだけど、私が特に印象に残ったのは、

「なりたい」をどんどん進化させていこう

という言葉。
既出だったのかもしれない、でも今再びこの言葉に触れられてよかった。

当たり前に人は成長していくのだ。
マイスタイルは固定されていることだけが素晴らしい訳ではないのだ。
自分の軸を見定められたら、そこから足される経験を通して派生していくものなのだ。たぶん。

そう考えながら、もう一度ブラウスに袖を通してみた。

…やっぱりかわいい。


どうするか、結局まだ迷っている。
1枚のお洋服をどうするかでこんなに悩むことは今までなかったと思う。
自問自答して買った服は、まだまだ1〜2年生の私にとっては熟考を重ねている分手放す時も一苦労だ。
こういう所が潔くないなと自分でも思うのだけど、悩んでいるというモヤモヤを、まず吐き出してみた。

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