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私の演歌リング〜痛みを貴金属に換えて〜

3月上旬、素敵なリングを買いました。
色んな理由(という名の言い訳)が重なり、意を決して清水ダイブ。Twitterでご報告した際にはたくさんのいいねをいただきそわそわしておりました。


あきやあさみさん提唱自問自答ファッション、を愛する自問自答ガールズの間ではお馴染み「演歌バッグ」。

↑やっぱり大好きな記事です…!

バッグや靴に使われることが多いこの形容詞(?)、私にとってはこのリングも、そしてこのリングの仲間たちも「演歌リング」。
自問自答ファッション教室受講時にリング達を買った経緯をお話した所、あきやさんに「これでnote一本書けそうですね!」と言われたのを思い出し、少し間があいてしまっていたnoteのリハビリがてら書いてみようと思います。

これも以前投稿した時計と同様に自問自答ファッションに出会う前だったということもあり、コンセプトに合致しているか、などの視点は抜けてしまっているのですがご了承ください🙇‍♀️



時は遡り2019年ーーー

第一子の妊娠中、私は初めてのお産ということもあり先輩方からの意見をもとに、無痛分娩を選択できる産院でのお産を決めました。
一言に無痛分娩と言っても色々な方法があると思うのですが、その産院では陣痛がある程度進んでから麻酔を打つ、和痛分娩と言われるようなシステム。(明確な言い方の違いはないそうです、各産院で異なるだけなのかも。)
出産当日にやるかやらないかを選択することができると聞きました。
費用はおよそ16万円。
ひとまず恐怖もあった私は事前に当日選択できるように書類にサイン。

出産当日を迎えます。

初めてということもあり、陣痛の進みも遅く結構な時間苦しみは続きました。
最初に痛みを感じ始めてから半日ほど経ち、入院も決定しそろそろお産も進み始めた頃、助産師さんに聞かれます。

「無痛、どうします?」と。

ここで選択すれば痛みは和らぐかもしれない、でも16万円かかる。
幸い痛いけど、物凄く痛いけれど今のところ不具合はなさそうだ。
というかもう既にかなり痛いから、この痛みを味わった時点でもう痛くてもいいからとにかく早く終わりたい。

16万円。
それがあれば耐えたことを言い訳に何かいいものを自分に買うことができるかもしれない…!!!

陣痛促進剤を投入されながら答えます。

「いいです、このままいってください」


その後も七転八倒しながら何とか耐え、無事にお産を終えました。

お産を終えた後、
「娘に会えて嬉しい、ずっと会いたかった」
などの感動の気持ちと共に思いました。


「お金、浮いたな…」


と。


その後数ヶ月はそもそもの外出不可期間や、免疫が下がった事に起因する様々な体調不良が重なり引きこもりの日々が続き、2020年。例の感染症により更に外出が叶わなくなりある意味強制的に家事育児に専念。
浮いたお金の行く先を決めないまま数年が経過していきました。

数年後、第二子を妊娠。同じ産院でのお産を決めた私は思い出します。
「そういや、今回もまた耐えれば今度こそ言い訳ができるのでは?」
「2人目はお産も早いと聞く。もし半日耐えればいけるなら…?」

安定期を迎えた頃のある検診の日、助産師さんに聞かれます。
「無痛、どうします?準備しときます?」

「今回は大丈夫です!」(キリリ)


出産当日、結局無痛分娩を選択しなかったことを心の底から本気で後悔する位には痛かったのですが、無事にお産を終えました。
そして思いました。


「また浮いちゃったな…!」


今回は感染症による外出禁止ムードは第一子の頃よりは随分和らいでいました。
第一子よりもきつい夜泣き対応に朦朧とし、風邪をこじらせ難聴になり産前よりもがっつり痩せるという壮絶産後を乗り越え、「もう絶対に何か買ってやる」と半泣きで心に誓ったのです。


時は大円安時代。
ハイブランドが軒並み値上げをしまくっている、特にジュエリーはえげつない値上がり具合だと噂に聞き、「ジュエリー」という選択肢を見出しました。

第一子の時は何となくバッグかな?と思っていたのですが、引きこもり中でもいつも目に入れたいと考えるとジュエリーという選択肢はとても良いのでは。
ネックレスや大ぶりのピアスは引きちぎられる危険があるし、自分からは見えない。
ここはリングなのではないか。

予算はひとまず16万円。そう。浮いた無痛分娩代です。



ジュエリーとは言っても結婚指輪を探して以来で、普段全く縁がなかったのでとにかく雑誌やインスタやブログ記事、書籍など読める範囲で情報を集めました。

せっかく買うなら今回は長く愛せるジュエラーのものがいいな。
予算的にも使い勝手的にも地金のリングが良さそう。

そう思って選んだ第一の選択肢はこちらでした。

ティファニーTワンリング

つけ心地がよく、カジュアルにも使えそう。ティファニーというブランドに憧れがあったということもあります。
地金の色やどの指につけるか等で悩み、試着にも行きました。
ただ少しひっかかっていたのは、

「私も子供もイニシャルに「T」つかないな…」

という点。
なんとなく、記念で買うなら何らかのこじつけが欲しかったのです。

それにまだ他の選択肢を試着もしていないしな、と悩んでいた所友人からこんなサービスがあることを聞きました。


ジュエリー・アクセサリーアテンドサービス

https://www.mistore.jp/store/shinjuku/service/jewelry_attendant.html


皆さんご存知新宿伊勢丹。
マッチパレットやyourfit365などが話題ですが、私的にはこちらも強めに推させていただきたいサービスです。

婚約指輪や結婚指輪のアテンドサービスはよくあると思うのですが、こちらは関係なく伊勢丹にあるブランドジュエリーの商品を一気に集めて比較検討しまくれるという夢のようなサービスです。

予約時、事前のアンケートで見たいブランドや商品、予算などを入力。
店頭に行った際には一気にそれをアテンダントの方が集めて来てくださいます。

メリットは、

・各ブランド店舗ではなく別ブースでのやり取りになるので緊張度合いが低くて済む
(その時々で違うのでしょうが私の時は割と簡易的で目隠しのあるブースで、他人の目を全く気にせずに済みました)
・各ブランドの方とやりとりをする必要がないのでものすごく時短
・各ブランドの商品を隣に置いて見比べられる、つけ比べし放題
・違うブランドの商品の「合わせ」が可能(人差し指はこっち、薬指はこっち、など)
・知識豊富なアテンダントさんのおすすめを聞くことができる
・「違うかもな」と思ってもアテンダントさんに言えばいいだけなので心理的な負担が少ない
・当日決めなくてはならない感は一切ない。その後LINEなどのやり取りで再試着や取り置き、試着予約等が可

マッチパレットのジュエリー版とでもいいましょうか。これが無料だなんて!と言いたくなるサービスです。
特に子連れでのジュエラー試着は中々にハードルが高いと思うので(とはいっても、結構同じようにヴァンクリやカルティエなどでベビーカーを押している方を多数見かけたので全然大丈夫だとは思うのですが)ありがたかったです。


注意点としては、

・ある程度目星がついている方がスムーズ
・カルティエなど一部のブランドはアテンダントさんと店舗に行っての試着になる(持ち出しができない為)
という点でしょうか。
リングのサイズはその場でも測ってもらえたと思います。

予約サイトをこのnoteを書くにあたって確認してみたところ、私が利用した時よりもかなり詳細に入力するようになっていました。
「未定」ばかりでも大丈夫だと思いますし当日相談しながらでも問題ないと思いますが、時間も限られる(当日都度持ってきてもらうとそれだけで結構時間がかかってしまう)のである程度の目星がついているとより活用しやすいと思います!


私は実際にこのサービスを使っていくつかのブランドの商品をつけ比べさせてもらいました。
最初の選択肢だったティファニーやヴァンクリ、ブシュロン、ミキモト、タサキ、カルティエ、フレッド、ショパール、メシカ、他もろもろ…
特にジュエリーは店舗や置かれた場所の光の入り方なんかで着用時の感じ方が違う風になりやすいと思うのですが、ほぼ同条件に並べて比較できるのはとても良かったです。
店頭だったら言い出せなかったと思うのですが、どさくさに紛れて憧れゾーンのリングも試着させてもらいました。

そして選んだのはこちらです。

ショーメ リアンリング


今現在は設定予算を超えてしまっているようですが、当時はまだ余裕がある位に予算範囲内でした。本当に値上がりが早くてびっくりです…
とにかくつけ心地が良く、かわいらしく、キラッキラのダイヤがついているのに引っかかりがなく華美すぎないという点。
さらに「リアン」という言葉は「絆」を意味するそうで。
出産の記念、家族の絆として購入するにはぴったりなのでは?と思った以上の即決をしました。
こちらは当初の選択肢にはなく、全く知らなかった商品。アテンダントさんのお薦めで持ってきていただいたものでした。こういう出会いが作れるのはありがたい限りです。

「ダイヤは癒しをくれますからね…」
という店員さんからの名言もいただき、ルンルンで毎日つけては癒され愛でていたのですが、ある日ふと思います

「人差し指用で買ったけど、ちょっぴり寂しい
?」
「相棒の薬指用のリングがいたらもっとこの子が映えるのでは…?」

そう考えた時、禁断の思いつきをしてしまいます。


「あれ…私、子供2人産んでるね?」

そう。リアンの予算は1人分。
つまりは、

「もう1人分買っていいんじゃない?」

完全に言い訳です。
そうして数ヶ月後、まんまとこちらを購入したのでした。

ショーメ ビーマイラブ

別名ハニカムリング。蜂の巣みたいで大変かわいい



こちら実は最初の試着の時点でも候補にあったのですが、地金一本だと少し寂しいかなと候補から奇しくも外れたお品でした。
元々3本のセットで販売されていたものだそうなので当然かもしれませんが、同商品の重ね付けや他のものとの組み合わせでより輝くタイプ。

そう。私のリアンも輝かせてくれるタイプ…


購入の際、ショーメの店員さんからは「次に買われるとしたらこちらのお色違いのダイヤ入りのものなんかは、重ね付けするのにとてもお勧めでございます」とつつつ、と出されたそれも試着させていただいておりました。

そう、

今回購入したリングがフラグのそれです。

次々と!沼に!!
はまっているねえ!!!

そんなこんなで怒涛の購入劇を繰り広げ今少し正気に戻りつつあります。
1番惹かれたものを購入したのでしばらくはいいかなと。


※実際問題、出産に関してはそもそもの身体の問題等諸事情お持ちであるのが当然なので、たまたま運良く進んだからとこういう言い訳(無痛使わなかったからリング買うぜ)をするのをおすすめする訳ではありません💦私の場合は結果論で、耐えることが正しい訳では絶対にないと思います。

こういうタイプの演歌を歌う奴もいるんだねと思っていただけたら、そしてジュエリーアテンドサービスはいいぞというのを知っていただけたら幸いです!

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