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小学校受験に必要な用品リスト

小学校受験をするには、実に多種多様な紺色グッズが必要となってくる。もちろんこれは必須なんかではなく、「みんなが着ているから着ておこう」といった理由が8割だと思う・・・が、誰も歯止めをかけられないのが現状。「なんだかなぁ・・」と思いながらも渋々みんな紺色に染まっていく。我が家もそうであった。

とはいえ、一部の幼児教室を除き、年中の秋になるまではそんなに紺一色に染まっているわけではない。さすがに短パン&ビーチサンダルのような格好はいないが(いや、待てよ我が家はそうだったかも・・?)、普通に綺麗めな格好で行けば大丈夫だ。

ただし年中の秋、いよいよ本番までラスト1年となると、どこも紺色に染まる所が多い。これはなぜかと言うと、気持ちの引き締めもあるだろうが、子供自身が本番の状況に慣れるためと言う理由が大きい。

親もスーツ、子供も紺色のビシッとした服を着た本番の光景は、正直言ってちょっと異様だ。圧迫感も緊張感もすごい。そんな状況が初めての場合、ガッチガチに緊張して本番で実力を出しきれないかもしれない。普段から受験の雰囲気に慣れておいて悪い事はない。「練習は本番のように、本番は練習のように」である。(漫画・宇宙兄弟より)

下記に必要なもの一覧と参考に購入リンクを貼り付けているが、小学校受験をするかどうか迷っているレベルの人を想定して記事を書いているため、できるだけ安価だが浮かない程度の用品を探して載せている。しっかりした、小学校受験王道ブランドでは必ずしもないという事、また自分が実際に購入したものではないもの、という点はご了承いただきたい。

さて前置きはこれくらいにして、早速、小学校受験に必要なものを挙げていこうと思う。

幼児教室に通い始める時にあると良いもの

上履き 子供の上履きが必要であるが、この時点では保育園や幼稚園で使っているものと兼用で構わない。ただし、受験本番が近づいてきたタイミングで別のものを用意した方が良いだろう。詳しくは後述参照。

靴袋(子供用) もし幼稚園や保育園で使っているものがあるとしたら、それでOKだ。この時点では柄はなんでも良いが、今から買うのであれば落ち着いた柄のものをチョイスしておくと良い。

手提げ 靴袋を入れたり、ペーパーを持ち帰ったり、授業で使う道具などを持ち運ぶ際に必要である。バックパックで通う子も見かけるが、本番を想定するのであれば手提げの扱いに慣れておいて損はない。今現在、園で使っているものがあれば、この時点ではそちらで十分だ。

様子を見て揃えるもの

幼児教室によって服装は全然違う。最初から100%本気モードのガチ塾もあれば、最初はラフな格好で全然OKな和気あいあい塾もある。なので、下記は様子を見て揃えると良いと思う。まあいずれ必要にはなるので、最初から塾側に本気を見せたいのであれば、最初からこれらを着用していっても良いかもしれない。ちなみに幼稚園の制服等でそのまま参加する人は見たことがない。NGではないが、一応私服で行くのが無難ではある。

白シャツと紺色キュロット 幼児教室ではペーパーだけでなく、体操も一緒に行う事があるので、この格好で行けばまず間違いはない。女子の場合ワンピースで行く事もあるが、体操が組み込まれていた場合、なわとびがスカートの裾に当たったりして動きづらい事がある(あと体操座りするのでパンツ見える)。キュロット、もしくはスカートに見えるが中はズボンになっているタイプなどもある。

ワンピース(女子)無くてもどうにかなると思うが、娘はワンピースが好きだったので気分を盛り上げるためにも用意してあげた。女子校志願の子はあえてずっとワンピースを着ていたイメージがある。(スカートさばきなどの所作に慣れるためだろうか?)必ず下にオーバーパンツかスパッツを履こう!

白ポロシャツと紺/黒半ズボン(男子) 男子は大抵この格好であった。春夏は半袖、秋冬は長袖が多かった。今はコロナ禍にあるので、換気のため窓が開けっぱなしであると推測される。ベストやカーディガンも必要に応じて用意すると良いのだろう。

白い靴下 意外と見落としがちなのが靴下。上履きを履くとしっかり見えるので、柄ものよりは落ち着いた色の無地のものを用意しておくと安心。


ハンカチ、ティッシュ、ティッシュケース  ハンカチは持っておこう、例え使わなくても。布生地でもタオル生地でも良いと思うが、子供のポケットに入る、出し入れしやすい小さいものを用意すると良いと思う。

子供用ティッシュも必要だ。意外とティッシュのビニール音が気になるので、中身だけを抜き取ってティッシュケース に移してあげるとよい。ケースは紺のものが無難だが、見せるわけでもないので、そこは適当でも良いと思う。柄は何でもよい。

・・・正直な所、鼻が垂れていない限り、ティッシュは必要なかった。使わない割にはかさばるので、我が家は必要な時以外は持たせていなかった。・・・だが模試でまさかの「ハンカチ&ティッシュを持っているかチェック」があり見事に減点されたので、かさばらない程度でよいので数枚持たせておくと良いのかもしれない。

上記のサイトでは男児が好きそうな柄もたくさんあって選びたい放題なので是非のぞいてみて欲しい。

クーピー  絵画制作や、ペーパーでよく使うので、1セット買っておこう。短くなってきたら1本単位で買い足せるので、常に持ちやすい(=長い)クーピーが入っているようチェックしよう。

クレヨン 絵画制作やペーパーでよく使う。クレヨンは使うと芯の部分が短くなり、包装紙が邪魔になってくる。いざという時の事を考えると、子供が自分で持ち手部分をむけた方が良いが、幼児教室の時には親が準備しておいてあげた方が授業時間の邪魔にならない。私はよく忘れてしまい、絵画製作中に娘が悪戦苦闘していた。

鉛筆 ペーパーで使う。2B以上の方が幼児には描きやすい。本番では小学校一年生が使う、普通の2B鉛筆であると思われる。

お受験スリッパ(父・母) 黒か紺色のスリッパが受験の際には必要となってくる。学校によっては土足なので不要となるが、説明会、模試会場、これら全てが土足と言うことはまずないので用意しておこう。折りたためるものは携帯するのには便利だが、本番のフォーマル感に合わせるのであれば、折りたたまないタイプのものを買っておくと安心だ。父用・母用、両方忘れずに!

靴袋(大人用) 親が脱いだ靴を入れたりする靴袋。母親用、父親用を揃えておくと吉。スーパーの袋ではカシャカシャと音が鳴るので、ナイロン等の靴袋を用意できると見た目的にも安心。小学校受験をしないとしても今後使えるのでこれは買っておいても良いだろう。

受験特訓のため揃えておくとよいもの

ブロック ペーパーの立体図形の解説でよく使う。

季節フラッシュカード 季節を覚えるためのフラッシュカードである。経験できるのが一番ではあるが、手っ取り早いのでおすすめである。

砂時計 子供には「1分」「3分」「10分」の感覚が身についていない。それどころか、制限時間内に何かを終えないといけない、という感覚さえない場合もある。「時間はどんどん減っていく」という事を知ってもらうためにも、我が家では砂時計を利用した。絵画制作を10分で完成させたり、ペーパーの時間制限通りにおこなう時に大いに役に立った。親がいちいち携帯を出さなくて良いのもナイスであった。

なわとび なわとびは一朝一夕で取得できるものではないので、少しずつ少しずつ練習していくと良いと思われる。なわとびは本番に持っていくわけではないので、子供の好きなもので構わない。ある程度重さのあったものの方が最初は飛びやすいが、本番はこういったビニールのものが想定される。

ドリブルできる、適度なサイズのボール 意外とありそうでないのがこのサイズのボールである。小学生のドッジボールで使うようなサイズをイメージしていただければ良いと思う。もちろん弾むものが必要だ。このサイズのボールを、ドッジボールの要領で片手に投げるのは意外と難しい。練習しておくと心強いし、小学校ではドッジボールの戦力として活躍できる(笑)

ボールはぺしゃんこの状態で届くので、空気入れを忘れずに!

お手玉 ザ・お受験以外で使わんだろ案件ですが、サーキットでは「的あて」、行動観察では「お手玉遊び」をできると吉と出ます。別にお手玉でなくても良いが、片手に収まるサイズのものを自由に投げるのは練習しておくと良い。

磁石 ペーパー対策で、よく「磁石にくっつくものは?」という問いなどが出てくる。ペーパーを抜きにしても、磁石で遊べる事は案外多いので持っていて損はないかなと思う。(砂の砂鉄を集めたり、ペーパークリップを長く繋げたり、S極N極がある事を知って遊ぶなど・・・)ペーパー対策を意識するのであればベタにU字の磁石がオススメだ。

幼児サイズの机と椅子 これはわざわざ揃えなくても良いかもしれない。・・・が、我が家の場合はお教室できちんと座っているのが一苦労であった。足は投げ出す、膝は開くわ、手は机の中のものをガサゴソしてしまう、そして何よりも、立ち上がった時に椅子を机にいれる、という習慣が全くついていなかった。ちょうど娘の机がなかったのもあり、IKEAで3000円程度の幼児サイズの椅子と机を揃えた。ただし2年で椅子が壊れたので、末長く使いたい場合はもう少ししっかりしたものをオススメする(笑)

本番までに持っていたいもの

母親のお受験スーツ 私は最後の最後、受験直前になってようやく購入したのだが、こんな事なら最初から持っていればよかった、と思ったものの一つだ。座った時に膝が隠れるくらいスカートの丈が長めだ。普通の紺スーツとは少し違い、没個性に徹している(=子供が主役)のが特徴だ。洗練されたデザインとは別路線のものなので、普通のスーツと違うことは一目見てわかる。ちゃんとしたブランドのものは4万円から、と結構高級である。

中は半袖、上着にジャケットのセットものを購入しておくと、夏にある説明会にも、秋冬にある本番にも使える。デザイン的にも色的にも喪服に近いが、さすがに喪服は自分にも相手にも不吉なのでやめておこう。ちなみに我が家はリサイクルショップで小学校受験ブランドものを購入したが、全く問題なかった。

父親のスーツ 父親の場合、母親と違いなぜか普通のスーツで良いような風習がある。・・・が、ここまで全て落ち着いた色で揃えてきた事もあり、ここも紺色でいく保護者が多い。むしろ男性の場合、紺色かそうでないかという事よりも高そうに見えるか(=学費を6年間払い続けられそうか)、という点を気にしている保護者が多いような印象を受けた。※学校が気にしている点ではないので注意。後述するが、ファストファッションブランドで合格した親もいる。

ハンドバッグ 肘にかける、貴重品だけが入るミニバッグである。大きな荷物は下記で紹介するサブバッグに入れるので、お手洗い等に立つ際にはこちらのみ持って離席するイメージ。ちなみに肩にかけるのではなく、肘にかける方が「きちんとして見える」らしい。

↑これはフォーマル(葬祭)用だが、受験バッグと変わらないのでは・・・?別に良くないか?(安いし)と思ったので載せたが、なんとなく嫌だな、という方は小学校受験用のバッグを。↓

サブバッグ A4サイズの紙や封筒、体操着、上履きやスリッパなどが入る大きめのバッグである。自立したものを買うのでも、折り畳めるものを買うのでも、どちらでも良いと思う。自立型はどこに置いても見栄えが良いので使いやすいが、ハンドバッグと両方持つと多少かさばる。一方、折り畳める方は厚みがなくてコンパクトなのが良いが、置き方に注意をしなければ床に崩れて広がってしまうので少し見栄えが悪い。ちなみに私自身は最後までハンドバッグを用意せず、自立式の大きいサブバッグのみで乗り切った。入りゃいいんだ、入りゃ。

薄いタイプ:

自立タイプ(我が家はこれのみで乗り切った)

アナログ腕時計 本番では携帯の電源OFFが基本なので、時間をチェックする時に携帯は使えない。自分はApple Watchで受験を乗り切ったのだが、一部の会場では「腕時計を含む全ての電子機器の電源をOFFにしてください」と指示があったため、時間がわからなくなった経験がある。(特に支障はなかったが)よって、電子ではないアナログ時計がオススメだ。適当な雑貨屋さんで買うと1000円程度で買える。

親と子供の傘 もちろん傘くらいはもっているだろうが、落ち着いた色のものがあればなお心強い。本番、雨が降るかどうかもわからないのにわざわざ用意するのはもったいないので、受験が近づいてきたタイミングで買い換える機会があれば、暗めの色の傘を選んでおくくらいの認識で良いと思う。

ハンカチ(親用) 子供のハンカチは用意済みかと思うが、親のハンカチも忘れずに。なぜかフェイラー(Feiler)のハンカチ率が高かった。・・・なんで?

白い上履き(無記名) 上記では、幼稚園や保育園で使っている上履きで構わないと言ったが、本番では無記名のものが必要となる場合がある。学校によっては(特に国立)公平を期すため、試験官は子どもを受験番号でしか知る事ができない。よって、上履きに名前が書いてあるのはNGなのだ。また、子供にとって一番着脱がスムーズな上履きを把握しておくと良い。我が家は着脱が簡単であり、かつ運動にも使えるタイプの上履きを用意した。イ◯ンモールなどに行けばもう少し安価でかつ質の良いものも取り揃えてある。本番近い状態で買うのであれば、試着をしておいた方がよいだろう。

子供の面接服(ジャケット付き) 親子面接等では、本気のお受験服で挑む家庭が多い。これは普段お教室に着ていっている動きやすいものではない、カッチリとしたものである。

ちなみに、面接服は本番までに着る機会が少ないので要注意だ。このカッチリお受験服を着る代表例が親子面接などの時なのだが、着慣れていないので緊張でポケットに手をつっこんでしまったり、ボタンをいじってしまったり・・・と予想外の失敗はよく耳にする。ただし、学校によってはそもそも必要ない事もあるので、志望校が固まった後に揃えるので良いと思う。

ジャンパースカート(女子) 途中で着替えが発生するような学校には、このジャンパースカートがオススメだ。普通のワンピースと違ってチャックが前にあるので、サッと着脱ができる。

カーディガン 受験の時期やその年の気候にもよるが、10月〜12月の気候は本当に読めない。シャツやワンピースの上からサッと羽織れるワンピースがあると心強い。

体操着 学校によっては途中で体操着に着替える必要があり、そのための体操服が必要だ。幼稚園や保育園で使っているものをそのまま使う人はあまりいない。上は白、下は紺か黒の体操着を用意するのが無難だ。体操服を入れる袋も忘れずに。

我が家は体操着の必要性に気づくのが遅すぎて、ちゃんとした所のは既に売り切れていた。なので本番は上下セットで500円という激安体操着で挑んだが、結果含め何の支障もなかった。きちんとしたものを買いたいのであればこういったものがある:


無くても良いがあると便利なもの

紺色の袱紗(ふくさ)や、A4封筒が入るフォルダー 願書を入れておいたり、出願料を支払ったりする封筒をいれておくのに便利だ。バッグに直に入れると封筒や紙が折れ曲がってしまうので、持っていると何かと便利であった。説明会の時、アンケート記入やメモを取る時の下敷き代わりとしても活躍した。リボンがついてないタイプだと男女兼用で使いやすい。

髪をまとめるリボン(母用) 髪の長い母は黒か紺のベレッタで髪をまとめるときちんとして見える。ただのひっつめでもこれをつけるとあ〜ら不思議、整えた感が出ます。

親の紺レインコート 親は紺色のフォーマルなレインコートがあるのだが、それを着ているとエレガントに見える。我が家は持っていなかったが、最後まで天気に恵まれたので特に必要でもなかった。ただ、入学してからも親は使うことが多いので買っておいて無駄になるという事はない。雫を拭くためにタオルは持っていった方が良い。

子供の紺レインコート 受験日には必ずしも天気に恵まれるとは限らない。紺色のレインコートがあると、子供の受験服が濡れずに済むのでオススメだ。服が濡れていると極端にテンションが下がる子には、必需品かもしれない。・・・しかし個人的には、雨の日こそ子供は派手な色のレインコートを着て事故を防止した方が良いと思うので、我が家は普段の黄のレインコートのまま行くつもりであった。降られなかったけど。受験に近いタイミングで買うのであれば、ランドセルが入るタイプがオススメだ。小学校でも使えるので。

子供の紺レインブーツ もし雨の中本番を迎える事になった場合、道中で靴下も靴もびしょ濡れになるのは避けたい。本番の集中力が半減する可能性があるからだ。・・・なので、レインブーツで会場まで向かい、会場に着いたら靴に履き替える、という事ができたら安心である。ただし、とってもかさばるので、そこは状況によりけりかもしれない。自己判断で。

子供の紺色コート 受験の時期や気候にもよるが、学校によっては試験が12月まで続くので、コートも必要となってくる。言わずもがなコートは用品の中で一番高いので、わざわざ用意するのはもったいない。(どうせ会場では脱ぐので。)なので、もし受験をするとわかっていたら、コートを買い換えるタイミングで紺色のものをチョイスしておくと安心だ。よほど寒くなければ、ネックウォーマーと手袋だけでも子供は乗り切れる。

大人用のコート こちらも時期によっては必要となるが、もし私立校に入学した場合は今後も入学手続き・制服採寸、保護者会・・・と今後末長く使えるので、今買っておいても損はない。

裏技を使って費用を抑えよう

上記の受験グッズを1から10まで自分で用意するのはなかなか骨が折れるし、数回しか使わない物に大金を使うのは正直、割に合わない。そこで、少しでも楽にグッズを集められるように、以下にいくつかテクニック(?)を紹介しよう。

1.リサイクルショップを使う

一度しか使っていないのにもったいない、と思う家庭はたくさんいるようで、リサイクルショップに行くと小学校受験服は案外たくさん置いてある。ただし、王道ブランドほどあまり値引きされていない事が多く、残念ながら古着にしては値段が高い。(新品を買うかどうか迷うくらいの値段だ)ノーブランドのものはしっかり安いので、「ブランドはどうでもいいから、とにかくそれらしいものを」という思考の人にはオススメだ。

時期は11月から春ごろまでが、受験を終えたばかりの人の品物が出回るので、品揃えが豊富であると思われる。

2.知り合いから使い終わったものをもらう

もし先輩ママに受験をした人がいる場合、お古をもらえる確率は高い。受験を終えた人にとって、お受験服はもう2度と使わないものだからだ。頑張って揃えたものなのでリサイクルショップに持っていくのは悔しいし、そんな時に身近にもらってくれる人がいるのは案外うれしいものなのである。かくいう自分も、先輩ママから半分ほどをいただいたし、自分が受験を終えた時には後輩ママに喜んで差し上げた。

大前提として、受験が終わった人に話しかけよう。受験が終わった人は表情が柔らかいので見ればわかるが、わからなければ他の人にそれとなく聞いてみよう。よほど仲良い場合を除き、受験中の人に話しかけるのは蜂の巣をつつく行為なので気をつけよう。まだ気を張っている最中なので、このタイミングで部外者から話しかけられるのを好まない家庭が多いのではなかろうか。

さて、どうやら相手の受験が無事終了したらしい、という事がわかったら・・・「お教室ってどういった服を用意すれば良いんですか?」「本番は何を着ていかれましたか?」など、ジャブ的な質問を出してみると良い。あくまでも情報収集の一貫として話を聞いてみよう。(もらえるもらえないはさておき、結構ためになる話が多いのも事実だ)

服を処分したい側としては、そこまで聞けば「チャンス!」とばかりに「もう使わないのがあるけど、よかったらいる?」と言いたくなります。逆に言ってこない場合は、もう服の行き先が決まっている可能性が高いので、もらうのは諦めて、純粋な情報収集に徹しよう。ちなみに下に同性の兄弟がいない人の方が、成功率は高い。私自身は、聞いてもらって嬉しかったので、是非聞いてみよう!

3. ファストファッションブランドに頼ろう

受験に真剣になればなるほど、本番というものが「神聖」に思えてきて、最良のものを!最上級のものを!という気持ちになってくる。だが、何もかも有名小学校受験ブランドで揃えていると、それだけでン十万飛んでいくのだ。そこで目を向けて欲しいのがファストファッションブランドである。

子供のものも、大人のものも、案外ファストファッションブランドでも「紺色」グッズは豊富に取り揃えてある。本番試験は確かに四方八方ファ○リアだらけだが、受験してわかった事は、自分で気にしているほど、他人は自分の事を見ていない。とりあえず紺を着ておけば、細部まで観察される事はないだろう。

ここで少し安心できる実話を。

普段ラフな格好しかしない友人は、奥さんに数ヶ月前から「面接用のスーツ用意しておいてね」と言われていたのにも関わらず、気づけば明日が親子面接だったそう。そこで閉店間際に駆け込んだのが、ユニ○ロ。紺色の上下スーツを急いで用意したそうだ。奥さんにはめちゃくそ怒られたそうだが、無事、某小中高大一貫校に合格した。面接の内容がしっかりしていたであろう事は間違いないが、その時に着ているブランドなんて案外誰も気にしていないという良い例だと思う。

教科書的存在の小学校受験王道ブランドたち

最後に、とはいえ本番だけでもきちんとしたものを揃えたい!という気持ちも大いに理解できる。冒頭でも説明したが、この記事では可能な限り「リーズナブルだけど浮いて見えない」ものを選んでいるので、もし心の保険的に安心して本番に挑みたい、というのであれば最初から以下の王道ブランド店をのぞいてみると良いと思う。

我が家も本番のワンピースだけはちゃんとしたものを買ったが、ズボンやスカートの丈を短く詰めてもらえたり、成長具合とという事にも対応してもらえる。

familiar

ミキハウス

マムエモア

他にもあるかもしれないのでデパートを見てみよう。

小学校受験の装備は、細かい事を言い出したらキリがない。揃えるだけでも一苦労。また、子供の衣服は買うタイミングを考慮する必要がある。本番直前すぎると不慣れで何が起こるかわからないし、逆に事前に用意しすぎると本番直前でサイズアウトしてしまうので、買い時が難しい。本番の3ヶ月前くらいに「今、ぴったり」のものを揃えると良いと思う。(我が家はついつい怖がって大きめなものを買ってしまったが、3ヶ月で年長の子供はそんなに成長しなかったし、なんならその時買った服はその後数年間は使えた)

最後に、なぜ紺一色になってしまったのかについての話

今は小学校受験と言えば紺一色だが、昔の受験事情を聞くと当時は現状ほど紺一色ではなかったらしい。さすがに派手な原色スーツなどはいなかったが、子どもはチェックのワンピースだったり、親も紺、グレー、など様々だったようだ。各家庭なりに「きちんと」していれば良かったのだろう。

しかし現代では「どうしよう」と迷った時にはインターネットという心強い味方がいる。結果、みな同じ答えにたどりつき、「とりあえず紺だな」という同じ結論にたどり着くのだろう。示し合わせてもいないのに受験会場でみな同じような格好をしているのはそのためだと思われる。

学校側が紺色一色を求めているかと言えば、決してそんな事はないとと個人的には思う。・・・が、就活と一緒で「これが模範解答」と言う情報を知る事ができてしまう以上、そこから外れるとあえて王道を無視して来ていると思われるリスクが伴う。よって、安易に無視する事もできないという状況なのではないかと推測する。

学校側から「服装に決まった規定はありません。各家庭とも自由な格好でお越しください。合否には影響ありません。」と添えてくれれば多少はマシになると思うのだが・・・学校としては受験者に配慮する理由も特に無いのかもしれない。むしろ「家庭として学校への従順さ」あたりも気にしている学校なのであれば、むしろ良いリトマス紙にさえなる。結局の所、王道から外れた所で吉と出るか凶と出るかは、結果という形でしか確認できない。変に冒険して我が子にリスクを負わせたくない、というのが親の心であろう。

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