タイトル思いつかなかったです

洗濯機が回る音がとまった。世界が終わるときはどんな音がするんだろう。そう思ってすごくつまらないことを考えてしまう人間になってしまったと思った。世界が終わる音なんかよりも明日の朝ごはんの方が大事で、世界とか~人間は~、とか不相応な主語を持ち出すときは大抵疲れている。そうだ、私は疲れている。夜の12時過ぎに美味しいチョコレートを食べるくらいには疲れている。

文章を書いていると「自分をよく見せよう」とか「文章を上手く書こう」とか、そういう意識が生まれるけど、それは結構しんどい。

事実を大きく捻じ曲げる可能性があるからだ。私は文章を書いていて自分が嘘つきだと思うことが沢山ある。書いている途中に思ってもいないことを書いたり、文章をまとめようとして無理やり言葉をまとめようとしてしまうからだ。

だから私はまっとうな「意見」とやらが書いてある文章はあんまり書きたくない。本当はどちらでも良いのに「白」とか「黒」とか、わかりやすい結論に走ってしまうのが目に見えているからだ。

(ここまで書いて急に飽きて近くにあった漫画を手に取る。自殺しようとしている人を説得するゲームの話だった。ゲームのプレイヤーは家にいてソファーに座っている。自殺しようとしている女性は夜風を浴びながらビルの屋上に立っている。「生きていて楽しいと思うのは、死なないための機能」だと彼女は言う。本を置く)

そういえば自分は書いているときに結構「文体」が気になってしまう。文体なんて細かく定義しないといけないものを乱暴に文章の中に置くのは少し気になるけど、とにかく文体が気になってしまう。

私は自分の文体がコロコロ変わると思っている。それは私が様々な文体を駆使できるとかではなく、自分の感情やら思考やら優先順位にしているからで、私は基本的にわがままなのだ。自分の思考や感情に文章が合わせてこいと思う。

眠いなと思う。いま半分瞼を閉じていた。両腕が骨ごと重くなるような感じ。目がしわくちゃだ。乾燥している。