子持ちプロデューサー、推して参る 固定資産編

こんばんは、しがないプロデューサーです。

タイトルの通り固定資産のお話、家を買ったお話ですです。

1記事にギュッとしたので長い上に端折った点も多いです。
興味の無い部分は読み飛ばしてください。

アパート住まいの限界点

私自身は家を買うっていうことについて、特に何も考えてきませんでした。
田舎という土地柄「家を買って初めて一人前」とは言われているものの、イマイチピンときませんでしたし、なんならずっとアパート暮らしでもいいのかな、と思っていました。

しかし、結婚して暫くたち、妻が「いいかげん家を買って落ち着かないか?」「どうせ家賃を払い続けるなら、同じ額をローンとして払って家を買った方が良くないか?」と言われました。

確かに、アパート住まいだと家賃払っても、将来的に何も残りませんし、いつまでも住み続けることができません。

加えて以下の問題がありました。

・実際娘が生まれてみると、物理的に間取りが狭い
・集合住宅だと騒音に気を遣う(特に娘の泣き声)
・アイマスグッズが増えすぎて収納が足りない(円盤、CD、ポスター、フィギュア、アクキー、クリアファイル、その他諸々とにかくいっぱい)

…こうなったら家買うしかねぇ!!!

準備段階(ざっくり)

何せはじめての買い物です。何も分かりません。おまけにやり直しも効きません。(資金的に)

まずは住宅展示場およびモデルハウスを見学して、住みたい家のイメージと条件を固めるところから始めました。

この頃妻は身重で中々大変でしたが、色々なリミットが迫っていたので割とタイトなスケジュールで行動してました。
いくつかモデルハウスを回ってみた後、ある程度条件が固まりました。

立地:市街地へのアクセスが良い住宅地
建物:耐震等級3、長期優良住宅、インナーガレージ
他に欲しいもの:グッズを置ける収納、防蟻処理がしっかりしてる

十数社検討して一社だけ条件に完全合致する建屋を提供しているハウスメーカーがあったので、そこに決めました。

メーカーには不動産部門もあったので、そこで押さえていた土地を「うちで建ててくれるなら…」と優先的に契約させてもらいました。

正直この辺は完全に巡りあわせとタイミングが良かったと思います。
(私との成約後、周りの土地はあっという間に売れていったそうです)

見学会とかは行けるならいっぱい行ってメーカーさんとつながりを持った方がいいです。
個人情報と引き換えに金券とかくれますし。(DMもめっちゃ届く)

長く住むことになるので、自分が「これだけは」と思った条件は妥協したらあかんと思います。
(インテリアとか家具とか見た目とかはいかようにもなるので、主に住宅の機能面での話ですね)

打合せ

打合せから建築開始まで、噂には聞いてましたが本当に長いですね…。

私が選択したのは完全注文ではなく規格住宅をカスタムする建て方だったので、打合せ回数は抑えられていましたが、それでもかなりの長期に渡りました。
(最終的に担当していた営業さんに娘の成長が分かるくらい)

この打合せにおいて役に立ったのが「どうぶつの森」です。
お前は何を言ってるんだ?とお思いでしょう。

私と妻はかつて3DSソフト「とびだせ どうぶつの森」で村長をやっておりました。
あのゲームになぞらえ、「インテリアはシンプルシリーズでいこう」「手持ちのこの家具は1*2マスくらいだから間取りはこうしよう」などと会話することにより、妻との円滑なコミュニケーションが図れました。

実際の家を建てる際に役に立つとは…すげえよどうぶつの森。(たぬきちは絶対に許さん

購入(ローン)

家を買う際、どうぶつの森でもお馴染みなのが莫大なローンですね。

現実のローンはゲーム内でのローンとはわけが違いますし、南の島でカブトムシを密猟して売りさばくチート的な返済方法も出来ません。
数千万円の借金を背負い、30年以上の歳月をかけて返していくしかありません。

普通の社会人であれば、勤続年数をある程度積んでいればすんなりとローンは組めると思います。

ただ、私の場合ちょっと事情が特殊で、同時期に転職を控えていました。(勤務先が閉鎖されるため)
そのころの勤め先は色々最悪だったので一刻も早く転職したかったのですが、転職するとローンが組めない(まず審査に通らない)…という悩みを抱えていました。

まずローンの申請を出し、審査に通り、書類が手元に届いた後に速やかに転職エージェント経由で転職を実行、ジョブチェンジして新天地へ…というなかなかエクストリームな経験をしました。
精神がおかしくなるかと思った。というかおかしかった。(鬱発症して通院しててただでさえやばかったのに)
二度とやりたくないです。

話を戻して、ローン自体ですが、色々な選択肢があると思います。
超低金利が継続することを見越したり、金利変動に臨機応変に対応できる方は変動金利にするのもありでしょう。

私の場合は色々協議した結果固定金利にしました。
トータルで見て月々の支払額がアパートの家賃とそんなに変わらないくらいなので、これで問題ないかー、という感じで決めました。

固定金利なのを職場の持ち家ありの先輩に話したら「ないわー、金利高いやろ?俺ならないわー」と煽られました。
(´-`)「ソウデスネー(黙れ銭ゲバ)」
別に本人が納得して払ってるんだからいいじゃないですか。固定金利でも当時は十分低金利だったんだから。

入居

なんやかんやあって、着工(土地整備)から始まり、1年以上経った後、出来上がった家にいよいよ入居となりました。
入居後も外構工事が終わってなくて玄関の前が土剥き出しだったりしたのですが、それはまぁそれでよしとして。

新しい家!
ぴかぴかの床!!
まっさらな壁紙!!!

家具がなんもねぇ…。

嬉しいんですけど、新生活開始直後はゲームスタート直後のどうぶつの森みたいな生活してました。
マジでリアルに段ボールをテーブルにしてご飯を食べるとは思わなかった。
それはそれで楽しい思い出なんですけどね。

とりあえずアパート暮らしの頃の家具を初期装備としつつ、アップデートを図っていくことになりました。

生活再構築

新居での生活をスタートして、1年くらいは人間らしい生活の構築に費やしましたね。

まず物が無いので買います。
ベッド、テーブル、椅子、収納、時計、食器、ランドリーグッズ…

娘が1歳過ぎる頃に、ようやくまともに「衣食住」が揃った気がします。
それまでは「そういえばこれ足りない!これも!」という状態が慢性的に続きました。

これはもう、資金を投入し続けて買いそろえるしかないですね。
無いものを無いなりにカバーしようとするとどこかしらストレスが溜まってしまうので、お金イズパワーのスタイルで解決するようにしました。(通帳の残高が悲しいことに)

あとは生活リズムでしょうか。
1歳前後で夜泣きの激しい時期でしたし、寝かしつけにも相応の労力が必要なうえに背中スイッチ発動しまくりで、夜もまともに時間が作れませんでした。

これはもう基本的に成長を待つしかないですね。
長く寝てくれるようになったら、寝かしつけてベビーモニターで様子を見つつ、フリーダムタイムが過ごせるようになりました。

良かったこと

上で挙げた懸念点が払拭されました。

狭い → 娘がはいはいしたり駆け回れるくらい広くなった!
騒音 → 泣き声あげてもOK!何ならご近所さんもみんな子育て世代だからお互い様だ!
グッズ → オタク部屋追加!グッズはすべてディスプレイ収納可能!

パーフェクトだ、ウォルター。

たぶん一番やりたかったことはグッズの収納だったと思います。
結構触られたらヤバイ繊細なグッズや、ボタン電池類、鈍器になるくらいでかい円盤のBOXセットなど、専用の部屋が無いともうどうしようもないんですよね。
当然ながら手放すという選択肢はありませんでしたし。

今はポスターやタペストリー類もでかでかと飾れて非常に満足しております。

あとこれはおまけですが、庭造りも始めました。
庭にはイロハモミジとヒュウガミズキを植えました。

心の中で「かえみず…かえみず…」と思って勝手に潤っています。

おまけ話

備え付けの住宅の機能として「つけといてよかった」というのが以下の2点ですね。

・ビルトインの食洗器
・浴室暖房換気乾燥機

食洗器はマジで無いと洗い物に30分以上取られる日も多々あったので、人間らしい生活を送るための設備ですね。
浴室乾燥機はサブ的な意味で、普段の洗濯物に加えてシーツや毛布などの大物を洗って干すときに重宝してます。コインランドリー?きまぐれ2歳児娘と一緒にお出かけする手間がどれだけかかると思っているのか。

基本的に「自動化できるところは全部自動化してしまえ」「人がやらなくていい仕事は全部マシンに任せろ」「ワイがSEとして、ガジェットオタクとして培ったスキルはすべてこのためや」というストロングスタイルで生きるようにした結果、幸せになれた気がします。
育児中はとにかく人として文化的に生活するための時間が足りませんので、それを補うのはテクノロジーだと思っています。

他にもドラム式洗濯乾燥機とか、ロボット掃除機とか、スマートプラグとか、色々ありますが、そっちはむしろ家電の部類なので割愛します。
IoT家電とスマートホームについては別の記事にでもまとめたいですね。

住宅取得に伴う申請諸々

正直申請とか補助金とか多すぎて何をやったか覚えてない…。

おわりに

なんだか文章が取っ散らかってますが、結論として家を所有することはとても良いと思います。
プラスマイナス色々ありましたがトータルで幸せが勝ってます。

今は娘が小さいのでリビングはクッションマット引いておもちゃだらけですが、もうちょっと落ち着いたらソファとか配置してゆったりしたいです。

全然見れてないライブBlu-rayも大画面で鑑賞したいですし、撮りためた映画とか積んである小説とかも読みたいです。

少なくともあと30年以上、ローンがある限り住み続けるつもりなので、先々が色々楽しみですね。

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