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R-1グランプリ2024 感想。


自分が子供の頃、R-1ぐらんぷりって変な時期(2月)の変な時間帯(夕方)にやってて、こたつでぬくぬく観ていたなぁ…とか、中高生の頃はM-1やR-1決勝の放送を観たあと、ブログでせっせと総評を綴っていたなぁとなどと思い出す。当時10代がくそ生意気にも詳らかに何かを綴っていた。ぞっとするね。勿論内容は微塵も思い出せない。


今大会では『明治プロビオヨーグルトR-1』がスポンサーに。R-1ヨーグルトを認知して以降うっすら抱き続けていた疑問だった。本当に今までR-1のスポンサーじゃなかったのが不思議なくらいだよ。腸活なんてなんぼやってもいいですからね。芸人さん達がR-1ヨーグルトを飲む様子を見ると安心する。皆健康でいて欲しい。

そういうわけでR-1グランプリ2024大会。
がっつりリアタイしたけれども、我がポリシーとしてあまりTwitterのタイムラインを自分の実況で埋め尽くしたくなかったこともあり、例によってnoteワンクッションを今回も発動。記録も兼ねて出番順に感想まとめました。個人的ハイライトがある場合は締めにカギ括弧つけて添えております。
こういうのを読んだら蕁麻疹とか出ちゃう方は今のうちに走って逃げる事を推奨いたします。
ただただ見苦しい素人の批評、あくまで個人的な意見、乱文、ご容赦くださいませ。

いい?本当に一個人の生意気な感想文だからね?

ファーストラウンド


① 真輝志
成功物語モノローグ ←まずもうその発想に嫉妬する。
そうそうこういうのだよ。私の好きなR-1のこういう感じ。トップバッターからテンションぶち上がる。後半で「ゴリラゲイ雨」的な要素(スプーナリズム)をぶち込んでくるのずるい。ツボ。面白かった。最後の決めポーズまで爽快だった。マジで好みのネタだった。くそう。2本目見たかった!!!!!


② ルシファー吉岡
戦原(そよぎはら)の哀愁。「説明で終わってしまう」という流れが確定して同じ場面が続いて一見退屈しそうなテーマなのに次々とアップデートしていく様が心地良く面白かった。脱下ネタ。流石の一言。
「私以前私以後」「締め出したのはそっちじゃん?」


③ 街裏ぴんく
こう見えても女芸人というツカミがポップに感じた。
啄木をはじめ偉人達との邂逅を鬼気迫るほど力強くまくし立てる勢いとスピード感は引き込まれるものがあったが、個人的にはこのネタはあまり刺さらなかった(好みの問題)。もっと他のネタも見てみたいと思った。今後刺さるかもしれない余地は全然ある。
「おもろけりおもろけり」「大嘘つきタイムスリップ漫談」


④ kento fukaya
今時のテーマながら令和版陣内さんを感じるスタイル。
面白い箇所がたくさん飛び出して好きだなと思ったが、強い爆風は来なかった。点数伸びず。野田さんが仰った通り「今年レベル高くて、」は本当そう。
正直、優勝候補いっちゃうんじゃ…と思っていたうちの一人だったので、出て来てすぐ敗退しちゃったのは驚いたが、情緒ぐらぐらするようなあの場面で直ぐに「ト」を操ってて、やっぱすんごい方だなと思った。
「人人(ひとんちゅ)」「小籔カズヨ」


⑤ 寺田寛明
寺田先生のフリップ(モニター)ネタ本当に好き。
国語辞典にYouTubeのコメント欄(スパチャ込み)を絡める発想面白い。不意打ちのイラストも良かった。
いやーマジで好き。ここにきて一番の爆発きた。贔屓目とかなく笑った笑った。研ぎ澄まされたネタだと思ったのだが、点数伸びなかったの惜しいなぁ。ファイナル行ってほしかった。悔しいね。
Twitterで「M-1の真空ジェシカみたいな状況」だと書かれていたのを見かけた(一説)。分からんじゃないがマジかよと頭抱える。マジあんたんたるおもい🥺
「扨と…」「応仁のわん」「ポメ騒動」


⑥ サツマカワRPG
煽りVから怖かった。サツマカワの秘めたる爆発力が。防犯ブザーでこんなに引き出しあるの?
こそっと忍ばせたSASUKEへの毒が地味にツボだった。締め方も狂気で綺麗だった。
座王を始めテレビで何度も拝見しておきながら今大会で初めて『畏怖』をハッキリ抱いた。ファイナルに残りそうだなと思ったが暫定3位の真輝志に1点届かなかった。
「SASUKEの最後みたいなやつ」
「お父さんハガキ職人やってるでしょ」



⑦ 吉住
吉住といえば狂気ネタ、なのにどのシチュエーションのネタでも飽きない。なんぼでも可能性あるなぁ。
パワーワードがこれでもかと飛び出して面白かった。てかなんで看板持って来ちゃうかな。あと扱ってたネタの内容でSNSがちょっと焦げ臭くなってるのやめてよ。
「私自分の意見押し通すプロなんですよ」
「伏せて!!火炎瓶です!!」
「あの頃の日常が戻ってくると思わないで下さい」



⑧ トンツカタンお抹茶
キャッチーな良い曲。さっくんの井戸ソングを思わせるキャッチーさだな。普通に販売して欲しい。買う。
そんで普通車なのがじわる。雨が降ったら終わりだよの伏線をしっかり回収しての殉職エンド。
面白かったんだけど丸々歌ネタだと難しかったか…
2本目どんなのやるか見てみたかった。「かりんとうの車」は確実に暫くネットでバズる匂いがする。



⑨ どくさいスイッチ企画
めちゃくちゃ楽しみにしてた。もう一言目からおもろい。冒頭から良いテンポどころかTikTokショート動画さながらのページを捲る速さよ。ツチノコサクセスストーリー。なんでそうなるんだ。タカシも成功してるし。身体一つでツチノコ発見者のドラマが見えた。最後の座礼にR-1の原点(座布団)を感じた。
まるで物凄い勢いで見たことある様でないお宝をぽんぽん並べ、我々をあっと言わせたと思ったら華麗な手捌きで瞬く間に風呂敷に仕舞って立ち去っていく商人の様だった。圧巻された4分、「夢ある…」と思わず呟いた。「夢のような景色を見せてもらった」のはこちらなのではないか。ファイナルまで惜しかった。紛う事なく堂々の4位。

ファイナル


❶ 吉住
きっっちい女の子キャラを存分に炸裂、からの新たな狂気の1ページ。これぞ吉住。ワクワクしてきたところでもう終わっちゃって4分間では物足りなさを感じた。キャピキャピのシーンが多過ぎたのかな。最後の狂気にもうひと押し欲しかった。


❷ 街裏ぴんく
嘘つきスタイルを理解した上で観る2本目のトーク。徐々に癖になる。パワーえぐい。嘘ばっか捲し立ててんのに何でこんなに力説出来るんだ。もう少し観たい知りたい解りたい。「悦夫・越・嗚咽」ってマジ何だよ。まだ捩れていない己の腹筋が恨めしい。もっと面白さを理解したいぞ。期待。


❸ ルシファー吉岡
めちゃくちゃ筒抜けエンターテイメント。ファイナルらしからぬスローテンポながら着実に笑いは回収するものの、爆笑というよりクスクス来るネタだった。うーん…やっぱりファイナルには弱かったんじゃないのか…もっと面白いはずなのに。
どうしても今週のアメトーークのテーマが脳裏を掠める。


毛量なら吉住さんがぶっちぎりの優勝。笑
結果は街裏ぴんくさんのパワーでドーンと凄かった。
ルシファーさん1st首位発進だったのに惜しいなぁ…

芸歴制限を撤廃した2024大会。ジューシーで良い大会でした。

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