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【全文無料】シティリーグ(S4)ベスト4「パルスワンVMAX/エレキダイナモ」デッキ

こんにちは。もっちと申します。

2回目のnote投稿になります。

この度、シティリーグS4(開催:宝島長久手店)にて、自身初となるベスト4の成績を収めさせていただきましたので、使用したパルスワンVMAXデッキの構築やデッキ選択等の経緯、各種環境デッキへの対面想定などについて、投稿させていただきます。

まだnoteでの投稿に慣れていないところもあり、読みづらい点や間違いなどあるかもしれませんので、ご了承ください。

環境予想・デッキ選択

シティリーグも後半へ差し掛かって来た中、現環境に存在するデッキも概ねアーキタイプが絞られて来たように感じます。京都・福岡でのCL結果を踏まえ、使用率の高いデッキは下記のとおりと考えていました。

①アルセウス&ディアルガ&パルキアGX系統
②クワガノン(エレキブラスター)
③はくばバドレックスVMAX+スイクンV
④ミュウVMAX
⑤こくばバドレックスVMAX

その他にも、直近のCL福岡にて強いインパクトを残したハピナスチルタリスや、クロススイッチャーを採用したはくばバドレックスVMAX、ミュウVMAXなど、既存のデッキに関しても多くの型が生まれているのが現状であると思います。

環境上位に君臨するデッキタイプは、それぞれが互いを意識しながら使用数が推移していくと思われたため、特定の1、2デッキをメタっていくデッキではなく、安定して自分のやりたいことができ、やることがシンプルなデッキを考えた結果、今回使用した「パルスワンVMAX」デッキに行き着きました。

デッキレシピ

長久手シティデッキレシピ

このデッキの強いと思うポイントを、簡単にまとめます。

(1)パルスワンVMAX、パルスワンVの両ポケモンが持つワザ「ライトニングストーム」により、青天井の高火力が出せる。

(2)パルスワンVMAXの下ワザ「ダイボルト」により、序盤から安定した火力を出せる。

(3)クワガノンVのワザ「パラライズボルト」によりグッズロックが可能。

(4)デデンネGX、ゼクロムにより相手ポケモンをマヒにすることで相手の攻撃できないターンを作り、不利なテンポを元に戻す捲り性能

上記に挙げた4つの長所を活かし、環境上位に存在する多種多様なデッキに対抗していこうというコンセプトです。

これらを踏まえて、各カードの紹介と、デッキへの採用枚数について解説していきます。

【ポケモン】

●パルスワンV、VMAX  3枚-2枚

このデッキのメインアタッカーとなるカードです。Vポケモンが主体のデッキに対しては序盤からVMAXを立てていき、ダイボルトで230ダメージを出していくことでサイド展開を有利に進めます。VMAXは序盤と終盤に2体立てるパターンがあること、中盤のバトル場で1回耐えてほしいタイミングがあることを踏まえ、2枚採用しました。
進化元のパルスワンVも2エネでワザが撃てるため非常に使いやすく、こちらも青天井の火力が出せるワザを持っていることから、攻撃性能もかなり優秀と言えます。
後攻の場合、あまり強い動きではありませんが最低限そうでんを宣言したいので、初手での引きやすさ等も考慮して3枚採用です。

●デデンネGX 2枚

このデッキのドローエンジンであり、れっきとしたアタッカーです。役割がとても多くなります。
うらこうさく軸やピオニー軸のように特定のピン刺しカードを横抜きするデッキではなく、原則として縦に縦に引いていくデッキです。1試合通じて必ず使用する超必須カードのため、2枚採用です。
また、デッキの強みでも解説したとおり、ビリリターンGXを宣言する機会が数多くあります。相手の入れ替え札がどれだけ落ちているかを意識し、行動を止められるターンを狙っていく必要がありますので、メインのパルスワンを優先して育てたのち、エレキダイナモで1エネ付けておくと安心です。

●クワガノンV  2枚

ミュウVMAXやクワガノン(エレキブラスター)を始めとして、環境に存在するデッキに刺さるグッズロックが強力です。ミュウ対面ではゲノセクトを前に呼んでグッズロックを連打していくパターンと、オドリドリが盤面に出ていなければ進化元のミュウVやゲノセクトを3エネ190ダメージで倒していくパターンを選択することができ、絡め手役兼サブアタッカーとしてかなり重宝します。
また、うらこうさく軸のデッキに対してはメッソンやジメレオンを倒しながらグッズロックを仕掛けていくことが可能であり、盤面のコントロール次第では詰ませにいく性能も兼ね備えているため、2体使用するケースも多々あることから2枚採用です。

●ゼクロム 1枚

先述の確定マヒ付与性能と130ダメージが出せる非V枠のサブアタッカーとなります。ワザに要求されるエネルギーが3つであることと、逃げエネが3つであることから重たい印象を持つため、パルスワンデッキに採用されないことが多々あります。
同じくマヒ付与性能を持つライチュウ&アローラライチュウGXや、別の非Vアタッカーと差し替えるか迷いましたが、今回はゼクロムを採用しました。
タフネスマントが付いたスイクンV(HP260)を弱点でぴったり倒せることと、先日のCL福岡の配信卓でインパクトを残したハピナスデッキに採用されるチルタリスで詰まないことを意識して採用しました。

●モココ、メリープ 4枚-4枚

上記全てのアタッカーたちにエネルギーを安定して供給するサポート役を担うポケモンです。
基本、アタッカーとなるポケモンはベンチに出してすぐに攻撃できる性能を持つため、進化ラインとなるメリープ-モココラインを優先して立たせることが最重要と言えると思います。
序盤の盤面には最低でも1体、本音は3体並べることが理想的であるため、最大枚数の4枚採用です。
ちなみに、エレキダイナモ界隈ではHP70メリープとHP60メリープ論争がたまにあるのですが、僕は逃げエネの軽いHP60メリープを採用しました。
今回のシティではゲンガーVから一撃エネ込みのくろいまどろみで倒されてしまったので、HP70の強みも確かにあると思います。

【トレーナーズ】

●クイックボール 4枚
●レベルボール  3枚
●ポケモン通信  2枚
●しんかのおこう 1枚

ポケモンサーチ系のカードは、この4-3-2-1ラインが1番安定し、バランスが取れているように感じます。
クイックボールでのサーチはメリープを持ってくることが多いです。
1ターン目に出来るだけメリープを並べたい思いから、触れるカードは手厚めにすることが良いと思いますが、レベルボールやしんかのおこうは後半に腐りやすいので注意が必要です。

●ふうせん 3枚
●あなぬけのひも 2枚

入れ替え系のカードは合計5枚採用しています。
ふうせんは2枚採用の構築をよく見かけるので、最初は僕も2枚で運用していました。3枚に変更したのは、僕自身のプレイングがあまり上手ではなく、よく貼り先を間違えてしまうからです。とにかく扱いやすい構築を目指した中、序盤の1〜2枚を間違えて貼っても3枚目がある安心感を求めてこの採用枚数となりました。ポケモンいれかえではなくあなぬけのひもを採用したのは、状況に応じてボスの司令的な役割が持てることが大きいです。ベンチにゲノセクトやメッソンラインしかいない盤面でグッズロックを掛けたい場合や、相手が準備しているアタッカーを序盤に呼び出してマヒにしたい場合なども多々あり、サポート権利を使わずに相手盤面を操作できるところが非常に強力であると考え、採用しています。

●タフネスマント 1枚

シンプルに、耐久力を上げるための1枚です。
サイドを3-2-3と押し付けたい場合、パルスワンV及びクワガノンVが相手の中打点アタッカーの攻撃を1度耐えてくれるだけで、かなり楽に試合展開できると感じ、採用しました。
はくばバドレックスVMAX対面では、HP200のパルスワンVに貼ってもダイランスを耐えないため、クワガノンVに優先して貼ることを意識しました。また、ゼクロムはワザの自傷ダメージでHPが60削れるため、返しでミュウVMAXのダイナバリアで倒されてしまうと、後続のパルスワンVMAXのダメージが通らなくなってしまうことを練習会で指摘いただきました。このことから、シティリーグ・トレーナーズリーグでは稀にゼクロムに意識的に貼ることがありましたので、覚えておくと役立つかもしれません。

●ともだちてちょう 1枚

このデッキの自由枠です。お好みでどんなカードを入れても良い枠であると考えています。後述する採用候補カードと比較した結果、今回はともだちてちょうを選択しました。先述したとおり、このデッキはデデンネGXやドローサポートで思い切り縦に引いていくデッキです。主にデデチェンジや博士の研究でリソースをザクザクと切っていくことが多くなることから、終盤の詰めに必須となるボスの司令や、マヒ付与で1ターン稼ぎたい時に打つマリィなど、後半に使いたいサポートを巻き込んでしまうことが頻繁に起こります。対戦会にて、中盤〜終盤のデッキ圧縮により「当たりカード」を引く確率を高めることの重要性を教えていただいた結果、試合後半での「当たりカード」の純度を上げることができるこのカードを採用しました。今回のシティリーグでも、かなり活躍しました。残り山10枚程度で引きたいボスの司令が2枚も残っているような良い山が作れたのは、これまでにない新しい経験でした。「ともだちてちょう」のおかげです。

●博士の研究  4枚
●マリィ    2枚 
●ボスの司令  3枚
●ヒガナの決意 1枚

今回のシティリーグで何度も救ってくれたサポートカードたちです。
博士の研究での縦引きドローについては、先述しているので割愛します。マリィは、このデッキ唯一の手札干渉カードという役割が強いです。もちろんドローサポートとしても使用しますが、マヒ付与ワザを使用する際、序盤終盤関係なく相手の手札を4枚にする動きがメインであると考えています。
ボスの司令は、シティ前のトレーナーズリーグに参加した時点までずっと2枚で運用していましたが、やはりトラッシュ&ドローの中で落ちてしまうことが多く、ボスで勝ちの盤面を逃すことがあったため、枚数を増やしました。ヒガナの決意は、ベンチを大量展開する現環境に適応したドローサポートということで採用しました。体感での平均ですが、序盤でも3枚〜3.5枚くらい引けるイメージです。エネルギーをトラッシュしながらドローできる点で、エリカのおもてなしをはじめとする他のドローサポートと差別化しています。

●トキワの森 2枚

デッキ作りたての頃は「嵐の山脈」を同数入れていましたが、ポケモンの展開に関してはボール系統でなんとかなることを知ったため、トキワの森採用に切り替えました。デメリットは、相手にも使用されてしまうことです。エネルギーはトラッシュに4枚程度あると安心できるため、安定してエネルギーをサーチしながらトラッシュにエネルギーを落とせるところを高く評価し、採用しました。

【エネルギー】

●スピード雷エネルギー 3枚
●基本雷エネルギー 10枚

スピード雷エネルギーは無条件で2枚山を見ることができるため、かなり有力です。他のパルスワンデッキを見てバランスを取りながら採用枚数を運用していき、調整メンバーの方からの助言もいただいて3枚に落ち着きました。モココのエレキダイナモで復活してこないエネルギーであるため、1体にまとめすぎないように注意する必要があります。
基本雷エネルギーは10枚で、他のデッキと比べるとやや多いかと思います。
「扱いやすいデッキ」がコンセプトの中、クイックボールやトキワの森のコストに何を切るか、あまり迷わなくて良いのはかなり助かるポイントでした。何も考えずにエネルギーを切ってしまっても良いですが、毎ターンの手貼りは確実にしたいため、エネルギーの総量と、モココが何体立つかを考えて切るようにしましょう。
合計13枚のエネルギーがあれば、ライトニングストームでVMAXやタッグチームポケモンをワンパンすることは割と現実的であると思います。

デッキの戦い方


序盤は丁寧にモココラインを立て、パルスワンを育てることを意識しつつ、積極的にエネルギーをトラッシュしていきます。

現環境はアタッカーの種類が豊富ですが、200から230あたりのHPを持つVポケモンが主体となるデッキに対しては、パルスワンVMAXのダイボルトでサイドを先行していく流れに持ち込めると良いと思います。

三神やジュラルドン、ルカメタ等の対面では、ザマゼンタVで詰まないよう、後続のアタッカーとしてパルスワンVやクワガノンVを準備します。

うらこうさく軸やミュウVMAX等の対面では、相手のテンポロスを狙うため、グッズロックを連打しながら落ち着いて準備をしていく形になります。

アタッカーの準備にあたっては、最近様々なデッキに入っていることの多いガラルサンダーVに1エネで攻撃されることを防ぐため、Vポケモンはバトル場のパルスワンVMAXとベンチのパルスワンV orクワガノンVの2体に絞ることを意識していました。

中盤でサイドを取り進めていく際は、一撃で突破することが難しい時のサブプランとしてマヒ付与ワザを絡めていきます。
タッグチームポケモンならビリリターンGXとダイボルトorライトニングストームで突破、VMAXポケモンならワイルドショックをからめることで相手の行動を1ターン止めてからサイドを取っていくと、直接のワザの撃ち合いにならないため有利なサイドレースが展開できます。

前半にグッズロックを数ターン繰り返していると、相手の入れ替え札が消費されないまま山や手札に残るため、マヒ付与ワザに頼り切るのは「慢心」だと、浜松の強プレイヤーN氏に教わりました。注意しましょう。

試合後半では、残りサイドと相談しながらアタッカーを選択し、ボスの司令を絡めながらここまで溜めてきたエネルギーを存分に活かして高火力で倒していきます。
ここでは、盤面のエネルギー総数を正確に管理して把握しながら進めていくことが重要であるため、山のエネルギー枚数、トラッシュのエネルギー枚数、モココがどれだけ生き残っているか、新たにモココを立てる余裕があるかなどを考えて詰めていく流れになります。

要求エネルギーが重めなアタッカーであるパルスワンVMAXやゼクロムを倒された際、盤面から最大3つのエネルギーが消えてしまいます。これらのアタッカーで攻撃する際は、あらかじめリスクを回避することがひとつと、盤面の総エネルギー数をしっかり管理することが重要であると、浜松の強プレイヤーM氏に教わりました。

上記が完全に上手くハマれば、環境デッキに対しても五分以上の対面ができるのではないでしょうか。

パルスワンデッキの今後の展望

今年度1月中旬にCレギュレーションが落ち、このデッキに関わらず、環境全体が少なからず影響を受けると思います。

その中で、今想像しているパルスワンの新たな形について紹介しようと思います。

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