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絶望の中でのつぶとの別れ


前回の内容、稽留流産の手術については
いつかまた気持ちの整理のために書けたら良いな
と思っています。今はまだ整理が出来てないので


あれからというものの
私は変わってしまいました。

ある種、呪いにかけられたのだと思います。
一度手に入れたものを奪われる呪いを解く為
顔つきも性格も変わってしまったのではないかと
今振り返ってそう感じるのです。

妊活 というものは私にとって苦行でした。
渦中にいる時はそれが当たり前で
そうしなければならないと思い込んでいましたが

基礎体温をつけ排卵検査薬を握りしめ
タイミング、タイミング、タイミング。

毎月リセットされる度に泣いて暴れて
精神がすり減っていくのを感じました。

何でうまくいかないんだろう。
何で私だけ。

流産をしてからというもの、
体質が変わってしまい体調不良が増えました。
仕事でもストレスが多く
休む暇がない毎日でしたが、
休むと思い出してしまうのでそれは良かったです

夫は苦しかっただろうな。

苦しい毎日の中でも
やっぱり、つぶとの日々は楽しかったです。


いつもいつも笑顔にさせてくれました

その日もいつも通りの1日でした。
10/27 金曜日だったはずです。

夜、つぶの様子がおかしいことに気づきました。
呼吸が荒く苦しそうでした。

すぐに「つぶが変!」とケージから出すと
苦しそうに私に寄り添い吐き戻しをしました。

開口呼吸、吐き戻し

嫌な予感しかありませんでした。
夜間のため病院はあいていません。
夜間病院へ行くにも
この状態のつぶを連れていくのは
リスクが高いように感じました。
明日、朝一番で病院へ行こう。

すぐに部屋の温度を上げました。
エアコン30度にヒーターで32度くらいだったはず

プラケースにいれようとしましたが
つぶが嫌がったのでいつも通りのケージの下に
クッションを引きました。

部屋を暗くし、私もリビングで一緒にいました

0:15
つぶがホヨヨボールから落ち、
立ちあがろうと翼を広げ、
そのまま静かに目を閉じました。

あまりにあっという間過ぎました。

「つぶちゃん!」思わず抱き抱えた時
まだあたたかいつぶの身体なのに
もうここにつぶはいないのだと
苦しくて苦しくて、もしかしたら
人生で1番苦しかった夜かもしれない

なんで神様は
ふーちゃんも、赤ちゃんもつぶちゃんも
私の大切な宝物ばかり奪っていくんだ

とつぶを抱きしめながら大声で怒鳴り泣き

返して、私も連れて行って

と夜通し泣きました。

まだ赤ちゃんなのに。
ずっと一緒にいたいのに。

あまりに苦しく、今もまだ悲しいです。



ふー子、赤ちゃん、つぶ子
みんな居なくなってしまった私は壊れてしまい

ご飯が食べられなくなりました。
食欲がわかず
笑い方がわからなくなりました。

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