見出し画像

RRR見たら彼氏できた

#映画にまつわる思い出


大学時代、私のゼミには、私のほかに映画が好きなメンバーが2人いた。
1人は、映画を年間250本見る生粋の映画好き男子。もう1人は、サメ映画とインド映画をこよなく愛する男の子だ。

ある日のゼミ終わり、その日は台風が接近していて、4限終わりの若干日が沈み始めた空に強風に豪雨というまあ正直帰るのが億劫にも程があるコンディションだった。

だから、彼らと私と、あとたまたま居残ったメンバー1人の4人で、めちゃくちゃだべってた。


当時は渇水とかが上映中だったんだけど、
私は結構邦画が苦手で、話を振られた時もいまいち共感できなかった。


だから、仮面ライダーとかアクションとか派手な勧善懲悪が好きなんだと告白したら、
インド映画好きの彼も仮面ライダーが好きだということが判明し、

ならばこれも絶対に面白いはずだと
猛烈にRRRを勧められたのだ。

そう、これがきっかけで付き合うことになった。
ちなみにこの日はその後、小林靖子好きという共通点が見つかり鬼ほど盛り上がった。

後日、ブームが終わりやや外れの劇場まで見に行ったRRRは、めちゃめちゃに面白かった。

でその気持ちをそのままストーリーにあげたりゼミで語ったりしていた。

しばらくたって、ゼミで飲み会があったある日、べろべろに酔った彼を、RRRの吹き替え版に誘った。

後日一緒に見に行って、帰りに油そばを食べた。

その後は、一緒にデストイレを見たり、古代メキシコ展を見に行ったりして、最終的に付き合うことになった。


好きな作家の話で盛り上がり、
映画デート、博物館デートを重ねて恋人になった

といえばなんだかロマンチックに聞こえるが、

特撮を舞台に激重大逆転ブロマンス脚本を書く作家の話で盛り上がり、
RRRとデストイレを見るデートをして、
古代メキシコ展で石版を見ながら「あの古代文字はかにパンっぽい形してるね」と盛り上がった結果
恋人になった

というのは果たしてロマンチックなんだろうか?

まあ、楽しくやれているので
どれもこれも惚気に過ぎないが。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?