5分で読める登販対策その13〜1章用語編〜

こんばんは、もち犬です(・∀・)
びっくりしたときや、何かにぶつかったとき「ぁぁ゙あー!!」や「どぉぉぉー!!」という奇声が出る上に高確率で誰かが見ているのが最近の悩みです。
かわいい悲鳴をあげたい。
はい。というわけで今回はやたら小難しい言い回しを解説する回です。

一般用医薬品(ドラッグストアなどの市販で購入できるもの)の役割

① 軽度な疾病に伴う症状の改善
→風邪で鼻水が…喉が痛いな?などの改善に風邪薬の服用。

② 生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防(科学的・合理的に効果が期待できるものに限る)
→例えば血圧が高くなってきたなぁ…という方。高血圧で頭痛や目眩といった症状や、血管にももちろんダメージがあります。
これらの症状が出ないように予防すること。ただし、正常値の範囲内で高めの方です。

③生活の質(QOL)の改善・ 向上
→花粉症で鼻が詰まって眠れない、テストの前は緊張して寝付きが悪いなど。
アレルギー薬の服用や、睡眠改善薬で快適な睡眠をとれるようにすること、など。

④健康状態の自己検査
→コロナウイルス等の検査キットで感染の有無を調べたり、妊娠検査薬で妊娠しているかどうかを調べることなど。
尿糖や、尿タンパクを調べるものもあるよ。

⑤ 健康の維持・増進
→不足しがちなカルシウム、亜鉛やビタミンの補給など。

⑥ その他保健衛生
→虫除けスプレーや殺鼠剤など。

以上の6つがあります。

近年、急速な高齢化の進展や生活習慣病の増加など疾病構造の変化、生活の質の向上への要請等に伴い、自分自身の健康に対する関心が高い生活者が多くなっています。

日本、高齢化率(65歳以上の割合)が2024年に30.1%になる予定なんですよ。
いわば、3人に1人が高齢者。
そりゃあ健康に対する関心も高まりますよ…加齢によって何かしらの不調が出てくるもの。

そのような中で、専門家による適切なアドバイスの下、身近にある一般用医薬品を利用する「セルフメディケーション」 の考え方がみられるようになってきています。

日本語でいうと「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする」です。

セルフメディケーションの主役は一般の生活者であり、一般用医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対して常に科学的な根拠に 基づいた正確な情報提供を行い、セルフメディケーションを適切に支援していくことが期待され ている。

あくまで選ぶのはお客様(一般の生活者)であって、わたしたち登録販売者は「このお薬はこんな成分が入っていて、このような効果がありますよ」なんて言って説明をしたりしてお客様が選ぶお手伝いです。

したがって、情報提供は必ずしも医薬品の販売に結びつけるのでなく、医療機関の受診を勧めたり(受診勧奨)、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合があることにも留意する必要がある。

一例なんですけれど先日、ご来店されたお客様。
咳が止まらず、肋骨にヒビが入って痛むとのことでご来店。
お話を聞いているうちにどうもこれは喘息っぽいなと…。
夜中にひどくなる、ヒューヒューという音がする、息苦しいといった諸症状。

お客様には
「大人になってから初めて喘息にかかる方もいますよ。喘息であれば呼吸器内科で、息がしやすくなるように気管支を広げてくれるお薬もありますし症状に応じて咳止めや喉の炎症を抑えるお薬の処方もあります。自分も大人になってからひどい喘息なんですけれど、治療を始めてかなり楽になったので一度しっかり診てもらったほうがいいと思いますよ」
と受診推奨。

大人になってから初めて喘息にかかることがあるとを知らなかったとのこと。
咳で肋骨にヒビが入ったのはやはり不安なようで受診されることとなりました。

症状が重いとき(例えば、高熱や激しい腹痛がある場合、 高熱や激しい腹痛がある場合、患部が広範囲である場合等)に、一般用医薬品を使用することは、一般用医薬品の役割にかんがみて、適切な対処とはいえない。

インフルエンザやノロウイルスへの罹患、患部が広範囲は帯状疱疹の可能性やアトピー性皮膚炎でもステロイドの薬を塗る目安は手のひら1枚分なので市販薬で対応できる範囲を超えているからです。

体調不良や軽度の症状等について一般用医薬品を使用して対処した場合であっても、一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない又は悪化したときには、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要がある。

咳が続くだと風邪から咳喘息移行した可能性や、百日咳など別の病気の可能性があります。
胃薬を飲んだらよくなるけれど、何度も胃痛を繰り返すのは胃潰瘍などの可能性があります。

重大な病気を見逃さないためにも「◯日間使用しても改善しない場合は受診すること」となっているのです。

胃薬を繰り返し使用したのはもち母なんですけどね(・∀・)
胃潰瘍と十二指腸潰瘍が発覚したよ(´・ω・`)
市販薬いえど効果はバッチリ出るので飲んでいるときはいいけれど、飲むのを止めたら痛むを繰り返していたよ…。

このセルフメディケーションの支援と受診推奨とが「登販になってからが難しい」と個人的には感じているポイントです(*´`*)
受傷歴も病歴も多いと実感がこもっているうえにたまにすごく…役に立ちます(・∀・)

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