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KANさん、差し入れの話
今日は3月18日。KANさんがメッケル憩室がんを公表したのがちょうど1年前の今日だった。それはKANさんの公式サイトで発表され、その日のうちにいくつものメディアで報じられた。そして日が変わって3月19日の午前0時からのSTVラジオ『KANのロックボンソワ』で、KANさん自身が詳細に、かつ冷静に病気のことを語った。
あれから1年。いまはもう、KANさんはいない。私は、KANさんのこととは関係はない
KANさんに見る男のムジュン
KANさんがいなくなってから、KANさんのことを考えることが多くなった。以前にも書いたが、私がはじめて自分のお小遣いで買ったのがKANさんの「東京ライフ」で、それから「愛は勝つ」が大ヒットして、アルバム「TOKYO MAN」の頃には、当時の若かった自分の感受性とKANさんのその先を行く感性が乖離して、長い間ファンから離れていた。戻ってきたのは、KANさんがいなくなるちょうど1年前、STVラジオの「
もっとみる『KANのロックボンソワ』第931回(2022年11月5日)~KANさん自身による提供曲特集を聴いて
バックアップしている「KANのロックボンソワ」を少しずつ聴きなおしている。1年以上前なので、ほとんど覚えていなくて、初めて聴くみたいに新鮮。記憶力悪くなったというか、年取ったというか💦 聴きなおした内容をなんでもここで報告するつもりはないけれど、聴いていて「いいな」と思ったところは、ときどき共有できればと思っている。
この日(2022年11月5日(土))の放送は、『提供楽曲特集Part2』と題
KANさんの想い出~⑧言えずのI LOVE YOU
KANさんが、3月18日の放送で、自分の言葉で癌であることを発表してから、「KANのロックボンソワ」はしばらく、4月8日までは以前のとおりの放送が続いた。「ま、KANさんだったら大丈夫、っていう風にみんなが思っていてくれることがとても大きなエネルギーになる、と思ってます。」というKANさんの言葉をそのまま受け取って、KANさんのことだから大丈夫、と思っていた私は、すべては順調に進んでいるのだろう、
もっとみるKANさんの想い出~⑦ロックボンソワとコロナ
「KANのロックボンソワ」を聴き始めて2か月経たない頃、こんなことがあった。2022年12月3日深夜の放送、いつもはKANさんの声で始まる番組が、女性の声、正確にはSTVラジオの内山佳子アナウンサーの声で始まった。なんと、KANさんは新型コロナに罹患してしまい、番組に出られなくなってしまったとのこと。番組の本編は、SING LIKE TALKINGの佐藤竹善さんをゲストに迎えた事前録音の準備があっ
もっとみるKANさんの想い出~⑥ロックボンソワでの再会
※本稿をほぼ書き終えたのち、石川県能登地方を震源とする地震が発生しました。震源地に近い皆様におかれましては、今後も余震の発生が予想されていることから、引き続き警戒していただくようお願い申し上げます。また、大きな被害がないことをお祈りするとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。
KANさんに久しぶりに再会することになった。とはいっても、もちろん直接会ったわけではなくて、ラジオを通じてのこと
KANさんの想い出~⑤ふとKANさんを思い出す
昨晩、STVラジオで「KANのロックボンソワ 追悼番組 〜よければ一緒に〜」が放送された。番組を聴きながら、私はKANさんの番組の最初期(日曜時代のアタヤン)と、最後(ロックボンソワのラスト一年)を知っているだけで、間の30年以上は何にも知らないな…と改めて、REGRETSしているところ…
さて、今回はKANさんから少し話がそれてしまいますが、どうしてKANさんを思い出したか、という話。
私が
KANさんの想い出~④『愛は勝つ』後の転機
ひょんなことからクラスの女子に『野球選手が夢だった』を貸すことになって以来、『愛は勝つ』は赤丸急上昇でどんどん売れていった。その年のクリスマスシーズンには、辛島美登里の『サイレント・イヴ』と毎週のようにデッドヒートを繰り広げるFMラジオのランキング番組を、受験勉強をしながら聴いていた記憶がある。そして、その歌い手であるKANさんも、当然有名人になっていった。
バラエティ番組に出演して有名な女性お