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「飽きた」のその後のお話

chieさんのこちらの記事を読んで鮮烈に思い出したことがあった。

https://note.mu/decobocolife/n/n759b490cd357

記事を読むまで完全に忘却していたことに自分で驚いたくらいで...
また時間が経つと忘れる確率が高いので書いておきたい。

結婚しダブルインカムで子どもがいなかった時代、元々節約とか貯金とか苦手なのもあり
自分で稼いだ分すべてお小遣い状態で豪遊(自分比)していた。
流行りのレストランを食べ歩き、飲み会も頻繁に参加、洋服も靴もバックも値段を気にせず欲しいだけ買い、映画も観たいだけみて旅行もバンバン行って。

結婚する前から「子ども」という存在が嫌いだったので、ファミレスやフードコートがイヤだった。子どもがうじゃうじゃいるから。
自分と親との関係がサイアクだったため、まともに子育てなんかできるわけないので子どもが欲しいなんてヒトカケラも思わなかった。

それなりに仕事も満たされつつ、やりたいことをやりつつ、行ってみたいレストランや旅行先をリストにして、そのリストの消し込みを楽しみに暮らしていたある日、

なんの前触れもなく突然、強い気持ちが自分の中で立ち上がった。

「もう自分の欲ばっか追求するの飽きた。誰かのために生きたい」

外部からの刺激に反応したのではなく、
友人から音楽から本から映画から何らかの影響を受けたものでもなく、
自分の中に湧きあがった気持ちに当惑した。

誰かのためって。。。。?
確実にわかっていたのは夫や親は対象外だということ(笑
とりあえずボランティアかな。。。

ああ、わたしは自分の欲を満たすだけの生活に飽きたんだ。
別にこの世の娯楽を網羅したわけではなく、ささやかな庶民の暮らしなのに。
浪費散財暴飲暴食と無縁になるのか。これからは清貧に生きていくんだ。




この後、紆余曲折を経て子どもを授かり専業主婦になって自分の収入がなくなり、時間の自由もなくなったとたん。。。。

すっかり消えたはずの欲が強欲となって湧き上がってきた!
なんで私、自分の欲望を満たすだけに飽きたなんて思ったんだろう?
ありえないわ。

自分の感情や思想なんていうのは、
こうも簡単に揺り戻されすぐにまたそれもあらぬ方向に迷走する。

次のターンで今度はお金はないけど暇
という状況がまた予想外な方向に転がっていった。

わたしは感情や思考に囚われているようで悩んでいる風なだけで実際は何も考えていないのでは。。。
ヤバイ脳みそ使わないと!!!
とまた無駄な決意を胸に秘めている。

#もぐら会
#もぐらのこぼれ話



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