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自分の希少性。存在価値。

この頃、所属している団体の役員募集の面接を、面接官としてやらせていただいているのだが、それに関してちょっと考えたことを書き留めてみる。

応募者の皆さんはまあ優秀で、素晴らしい語彙力と経験を持ち合わせているのだが、一人の応募者が言っていたことで少し引っかかったことがある。

彼女は大学からアメリカに留学していて、自分の「希少性」を上げることに尽力しているという趣旨の話をしていた。

希少性…

なるほど。
希少性をあげることによって、自分の価値は高められる。
それによって数ある応募者の中から秀でることもできるのだろう。

様々な応募者がいる中で、やはり私が思う「中間層」に分類される応募者はとても多い。良いことを言っていて、経験も一定値ある。

しかし、彼らにはやはり突出したものを見つけにくい傾向にある。

「なぜ貴方でないとだめなのか。」

どの面接でもたいてい聞かれるこの質問。

この質問に答えるのはとても難しいと思う。
なぜなら、みんな自分がその役職に適した、それなりに証拠となる経験などもあるから、その役職に応募することが多いからだ。

優秀な人材が集まる中で、いかに自分の印象を残し、自分の価値を示し、
いかに自分を採用させるかは、やはり「希少性」にかかるだろうか。

・コンテストで賞をもらう、
・日本人が集まらないところに留学してみる、
・あまり着目されていない分野を研究してみる、
・学生がやらないような職種・業界でインターンをしてみる…

いくら経験が多くても、そこから得たものが無いと、希少性の上げ方は難しい。その経験を応募先に繋げなくては意味がないのだ。

沢山の人が選ばれようと奮闘するなか、
自分もただ我武者羅に頑張っていては、結局周りと大きな差がつきづらい。

自分の爪痕を十分に残すには、やはり主流から外れ、
オリジナリティ・希少性を持たなくてはならないのだろう。

早い段階でそれに気づけた彼女は、これからも求められる存在でい続けられるのだろう。

Work smarter, not harder. 




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