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「おおきに」は難しい #方言note

 皆さんが楽しそうに書いてはるのを見て、私も書きたくなりました。
 猫野サラさんのこの企画に参加します!

 私は兵庫県で生まれました。ずーっと関西で育ったんじゃなくて、父の仕事の関係で結構引っ越しました。人生の3分の2は関西在住です。そんなわけで自分の関西弁にはあんまり自信はありません。両親ともに関西出身なのでヒアリングは十分です!

 私は短大を卒業して(染織を学びました)、京都市内の西陣にある織物会社に就職しました。当時実家は大阪の豊中だったので、京都市内まで1時間半かけて通勤してました。一度終電を逃してしまって大阪在住の先輩と二人で新幹線に乗って帰ったことがあります。京都から新大阪まで。

 京都で勤め始めて一番びっくりしたことは、あいさつが「おおきに」だったこと。「おおきに」って何かした時に「ありがとう」の意味で使うんちゃうの?「こんにちは」の意味でも使うことに驚きました。取引先の人が事務所の入口に入ってきて、「おおきに」って言う。そんでこっちの社員がみんな口をそろえて「おおきに」って答えるんです。そんな使い方するん?
 慣れるまではなんか恥ずかしくて小さい声でしか言えなかったんやけど、慣れてきたら自信を持って「おおきに!」って言えるようになりました。ちなみに帰る時も「ほんなら、おおきに」と言って去っていきます。

 大阪ではこれは「まいど」かなと思ったんやけど、帰る時は「まいど」は言わへん気がする。「まいど」はなんかノリで言えるから「おおきに」よりハードル低い気がするねん。

 今は兵庫やからどっちも言わへん。ちょっと寂しい気がするなぁ。

 猫野サラさん、楽しい企画をありがとうございました‼️

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