最近読んだ本の話 vol.57
「最近読んだ本の話」の第57弾です。暖かくなってもうすぐ桜も咲きそう、と思っていたら、急にまた寒くなって目まぐるしいお天気です。今週は最近読んだ本を3冊ご紹介します。
1、村上 春樹『職業としての小説家』
いま、村上春樹が語り始める――小説家は寛容な人種なのか……。村上さんは小説家になった頃を振り返り、文学賞について、オリジナリティーについて深く考えます。さて、何を書けばいいのか? どんな人物を登場させようか? 誰のために書くのか? と問いかけ、時間を味方につけて長編小