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北欧サウナ旅スウェーデン編

オーロラの感動と興奮からその後眠れなかった僕は、部屋で償いの腹筋をする事にした。この日はBlue lagoonに隣接する「ReTreat」に行く。今回は男旅だからSilicaHotelだったのだけど、次回はカミさん連れてこっちに来ようと確信した。一度ホテルに戻ってダイスケが見つけてきたskylagoonに向かう。夕日というか、繰り返しだけど北欧の冬は横から太陽が現れて横に消えていくイメージ。そんな中だけどサンセットシーンがあって、最高の時間にあの大きな湯船というかプールで大勢の人々とサンセットを望む、行った事ないし、行かないと思うけど、ガンジス河の沐浴ってこんな感じなのかなーって、ぼんやり考えたりした。

湯気のヴェールと夕日が幻想的

翌朝は5:50のピックアップで空港に向かう。帰ってくる事を心に決めて、この厳しくも美しい島を発つ。朝焼けはまだ遠いけど、自然の厳しさ、そこで暮らす事、文化。アイスランドの空気は冷たくて、大きく吸い込むと肺がクシュっとするのだけど。この透明な空気がなんだか身体の中を綺麗にする気がして、毛細血管の先の先までずっと貯めていたいと思う。

暗い中飛び立ち2時間程でストックホルムに到着すると、その足でyasuragispaに向かう。ストックホルムはぼったくりタクシーとか、泥棒がとても多いらしくて、ドライバーにダイスケが何度も確認して乗車する事にした。

Yasuragi Spaはストックホルム郊外にあるjapan respectな温浴施設で、日本の銭湯っぽい感じと、例えるなら京都の THE MITSUIみたいなラグジュアリーな感じを外国人がみて表現した感じ、ところどころKill Bill風だけど、ロケーションやマテリアルが素晴らしい。yasuragiに2時間ほど滞在すると、17:45のディナーに向けて、一度ホテルに戻ることになった。

今夜のディナーは、The punk Royale。

ぶっ飛んだレストラン。
見た目も内装も計算されたのか、されてないのかの乱雑さ。ディナー開始と共に携帯は没収される。一皿目を頂く前に、テーブルの上に雑に置いてある、スープストックパウチみたいなのを持ってキッチンに全員来いという。スープ入りのパウチをキッチンに持っていくと、ディッシュウォッシャーで温めるからって皿洗い係に渡せと言う。その間に、海苔のタルトに乗ったキャビアとかフィンガーEntreeが三種くらい。キッチンはとても清潔だし、味も素晴らしい。何より、皿洗い担当の人も含めてコミュニケーション力がとても高い!

倒錯と正気のバランス

ホールに戻ってテーブルに着く。ビールを飲んでる合間に50席ほどのテーブルはそれぞれの7.8人から10人くらいまでの団体客がキッチンでのEntreeを終えてテーブルについた。僕らのテーブルの担当が、来ていたTシャツを脱ぎ捨ていきなり上半身裸になると、爆音と同時にスモーク(結構多め)が噴出される。Blue lagoonとかSky lagoonとかの湯気よりもっと濃い。圧倒されている僕らのテーブルにガソリンの携行缶みたいな容器からショットグラスにウォッカが注がれる。ドバドバ注がれるしエリア的に僕の前なので必然的にテーブルはびしょびしょなんだけど、それも含めてハッピー!ウォッカの後に、さっきキッチンにいたイケメンシェフがキャビアを缶ごと持ってきてそれぞれ手の甲に載せてくれる。テキーラ飲む時の塩レモンみたいな感じを想像して欲しい。親指と人差し指の付け根に置かれたキャビアを食べて、ウォッカで流す。旨いっ‼️

次々と出てくる料理はほとんどフィンガー。ちゃんとしてる。途中ワインは3本ずつ持ってサーブされるドバドバビシャビシャのあれ!これがとんでもないスピード感でとどまることなく次つぎに運ばれてくるフード達。何が凄いって、ただでさえ相当暗い上、スモークでテーブル向かいの顔も見えない中、澱みのないサービス、全くトラブルも起きない素晴らしいオペレーション。最後の方でシルバーを使う機会があるけど、めちゃ雑に、バラバラのカトラリーで投げ置く感じなのに、きちんと収まる。スタッフは皆んなスマートで且つ相当トレーニングしてるんだと思う。あっという間の2時間。当初、二回転なのに回るのかなとか思っていたけど、大きな間違い。素晴らしいオペレーション!素晴らしい料理。メリハリというか、侘び寂びというかバランスとても良いし、何よりゲストはキッチりした人達(服装一番ラフなのが僕らだった)で客層もいい。この人達がこれだけ開放的にハッピーになれて美味しいならそれが一番。

ガッツリテンションが上がってしまった一向は、部屋飲み第二弾。僕はシーバスの残りをペットボトルに移し替えてストックホルムに持ち込んでいた。加えて、レイキャビークの空港で買ったJohnny Walkerのdouble blackとかいう日本で見た事なかったウイスキーと、例のエルメスの箱にシンデレラフィットのマルタイ棒ラーメンを持ち込んで、賑やかな部屋飲み。チーム北海道の飲み方は荒れてたけど(笑)

麺を折りたくなくて、探したらこれがシンデレラフィット



幸せなストックホルムの夜。


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