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天使パパのリアル

今回は天使パパのリアルな経験をお伝えしたいと思います。


世の中のお父さんは、自分たち家族のもとへ赤ちゃんが誕生したとき、

役所に出生届を提出されると思います。

必ずしもお父さんがやるとは限らないですが、

私は長男が誕生したときにはウキウキで提出しに行きました。




今回は「新生児死の提出物」についてです。





桜河は、生後11時間で亡くなりました。

桜河って誰?って思われた方は以前の投稿を見ていただければと思います。


丸1日も生きることができなかった桜河ですが、

それでもこの世に誕生しました。

1人の人間として生まれました。


だから、、、


「出生届」を提出する必要があります。


だけど、

桜河は亡くなったので、

「死亡届」を提出しなければいけません。


つまり私の場合には、




「出生届」と「死亡届」を同時に提出しなければなりませんでした。




これが本当にツライです。


本当に本当にツライです。


亡くなった悲しみの中、役所に行かなければなりませんでした。





私「子どもが生まれたので出生届を提出したいんですg」

役「おめでとございます!出生届はこちらに記入をお願いいたします。」

私「あ、ありがとうございます。ですが、生まれて間もなく亡くなってしまったので、死亡届も一緒に提出したいんですが・・・」

役「・・・そうでしたか、でしたらこちらになります。」


という感じ。

ものすごい空気になったことを覚えています。


出生届と死亡届を同じ日に同じタイミングで記入する。


全く意味がわからない。

そんな気持ちでした。


泣くのを堪えながら、

この手で「桜河」と力強く記入し、


悲しい気持ちと同時に、


桜河はこの世に生まれて、

どんなに短かったとしても生き抜いた。

その証明がこの届を通じてできるんだなって。


生まれてきてくれたことへの感謝の気持ちがたくさん溢れました。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

天使パパの経験でした。

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