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【自主大会トップカット】アグロルギアのご提案【RP無料】

アローラ!
神奈川県で活動しているバケハです。

先日6/1(土)6/2(日)に開催されたPJCSに参加してきました。

結果は4勝3敗でDAY1敗退。
大きなプレイミスもなく、全力で出せるものを出した大会のため
結果に対して後悔はないです。(でもDAY2行きたかったな…)

今回は使用したルギアVstarの解説記事になります。
PJCSに向けて調整に調整を重ねた構築なのでぜひご覧ください!

◆実績

本デッキを用いた直近の成績が以下になります。

5/11(土)かつたBO3(30人規模)    準優勝
5/18(土)カナポケ杯(100人規模)  ベスト8(予選1位通過)
5/25(土)えいむん杯(100人規模)  ベスト16

上記は本リストと59枚同じ構築での実績になります。
(PJCS本番はジニア⇒ジャミングタワーに変更)

ご覧の通りですが3週連続でトップカットまで勝ち残っています。
参考にジムバトル、自主大会、PTCGLの対戦結果記録を添付します。

トータル勝率
対戦デッキ
デッキ分布

勝率70.3%、先攻勝率は73.9%と高い勝率を誇っていることが確認できます。

◆デッキ選択理由

デッキ選択の理由は「現環境の中でデッキパワーが一番高い」ためです。

ルギアデッキはチラチーノのスペシャルころころ、テツノカイナのごっつあんプリファイ等、相手に応じて様々なポケモンで戦うことが可能です。

PJCSは変幻の仮面環境になりますが、「レガシーエネルギーの発表」、「雪道に変わるスタジアムの発表がない」ことをきっかけに早期でルギアVstarを握ることを決めていました。

5月中旬に大会のルール変更がありましたが、DAY1DAY2共にルギアを使う予定で練習・準備を進めました。

◆ルギアVstarデッキの特徴

ルギアの特徴として、「回ったときは手が付けられないけど安定感がない」ということが挙げられます。
一言でいうとブレが激しいデッキ。

デッキをぶん回すために以下の障壁を乗り越えなければなりません。

①1ターン目にルギアVとチラーミィを用意する
②2ターン目までにアーケオスを2枚トラッシュしてアッセンブルスターを決める
③3ターン目以降も安定的にチラチーノラインを供給し、エネ枯渇がないようにリソース管理を行う

特に①②が達成できず、ずるずる負けてしまうことが多くありました。
以下はPJCS1か月前に行われたシティリーグS4で使用した構築です。

シティS4使用構築

上記構築も悪くなかったのですが安定感がなく、実際2-3と負け越してしまいました。
この構築からより安定性を高められるよう調整を進めていきます。

◆調整の過程①

上記構築や一般的なルギアについて「先攻の動きが弱い」という特徴があります。
じゃんけんで勝って先攻をもらえても、先2アッセンブルスターを決めるのが運否天賦でしかなく、『安定性』という面で課題がありました。

またよく採用されているスーパーボールについてもアーケオスを拾いやすくなるものの山札圧縮がされていない序盤では効力が薄く、たねポケモンを拾いづらいというデメリットがあります。
そのため、スーパーボールではなくネストボールを採用して課題①の解決を図りました。

ネストボールの採用により①ルギア・チラーミィは安定的に置けるようになったものの、②アーケオスのトラッシュができないという課題が浮き彫りになってきました。

②を解決するためネオラント2枚目の採用やゼイユ多投など試しましたが、ネオラントはネストボールと相性が良くないこと、ゼイユより中終盤は博士を使いたいことから安定性と引き換えにルギア本来のデッキパワーが小さくなってしまいました。

『安定性を高めながらデッキパワーを維持する』
そんな構築が組めるのかと頭を悩ましている際にあるカードと出会います。イキリンコexです。

イキリンコex

イキリンコの良いところとして、ネオラントと違いネストボールでも効果を発揮する点が挙げられます。
先1だけでなく後1で使えるとサポ権をまだ残しているため、イキリテイク+博士で計13枚見ることが可能です。

従来のルギアはジニア等で手札にアーケオスを抱えながらハイパーボールでトラッシュしていく思考ですが、イキリンコ型はいっぱい引けばそのうちアーケオスにあたるよね?という思考になります。
完全にアグロの発想です(笑)

また序盤はイキリンコ、中終盤はネオラントとすみわけがしっかりしているため、序盤にルミナスサインを切ることなく終盤のボスの指令が近くなるというメリットがあります。
ルギアV、チラーミィ、イキリンコを盤面に置くのが1ターン目にやりたい動きです。

◆調整の過程②

序盤の安定性はイキリンコで担保できたものの、今度は別の課題が見えてきました。

④イキリンコが負け筋になる
⑤チラーミィラインが枯らされる
⑥改造ハンマー/シンオウ神殿でレガシーが無効化され、テツノカイナが棒立ちになる

特に⑤⑥がシビアでスタジアムを多投するか、チラーミィを4-3ラインにするなど試しましたがイマイチしっくりきませんでした。

これを解決するカードがあるんですか??という話ですが、ご安心ください!!(テレビショッピング風)ネジキです。

ネジキ

このカードかなり汁寄りのカードで色々な使い方ができます。

例えばイキリンコがチラーミィに変身して進化スペシャルころころから相手のドラパルトexを倒したり、2エネついた棒立ちカイナが変身してエネを節約しながらころころしたり(逆も然り)。
序盤にルギアラインを枯らされてもイキリンコがルギアVに変身して、進化アッセンブルスターを決めるというはなれ技もできます。

棒立ちカイナ可愛くない

イキリンコ・ネジキ共に採用率の低いカードであるため、一種意表をつける要素があるところが面白いです。

この2枚はCL札幌でジュニア16位に入賞された方からインスピレーションを受けて採用しました。
こちらの構築は穴が空くほど見て研究させていただきました。
この場を借りて御礼させていただきます。

◆デッキリスト

遅くなりましたがデッキリストです。
キーカードのイキリンコ・ネジキを中心にまとめた自慢のリストです。

JCS使用リスト

◆採用カード解説

ネストボール・イキリンコ・ネジキについては上記調整の過程をご確認ください。(初動が大事なデッキのため、ネストボールを厚めの採用にしています)

イキリテイクの過程でエネがトラッシュに行ってしまうため、エネは多めの17枚採用です。

ダブルターボはルギアカイナネオラントアーケオスの技エネ消耗を軽くしたいのと、逃げエネが重いポケモンを逃がしやすくするためミストよりダブルターボを多めの採用にしています。

イキリテイクの過程で先張りすることもあるためスタジアムを3枚採用にしていますが、ジャミングタワー2枚でもよかったかなぁと思っています。

◆不採用カード

一般的に採用があるものの、不採用としたカードは以下になります。

・ハバタクカミ
・ジニア
・水オーガポン

それぞれ解説していきます。

ハバタクカミ

対ロスト兵器ですが、後1で出すと遅く、役割対象であるギラティナはアビスシークでロストバレットはツツミで躱されることから不採用としています。
相手を妨害するより順当に準備してごっつあんした方が強いです。
テツノイバラは割り切りです。

ジニア

序中盤使う札ではありますが山圧縮に寄与せず、終盤のボスネジキに遠くなるため不採用です。
ルミナスサインイキリテイクでアーケ2枚を確定で落とすコンボもありますが狙いたい動きかというとそんなこともなく、チラーミィを置くスペースがないため無しになりました。(その分テーブルシティ2枚採用したから許して)

水オーガポン

ルギア使う方には体感的にわかると思うのですが、山札にエネが戻るのが強くないです。げきりゅうポンプの返しでアーケオスが取られるとカイナ以上に置きものになります。
またBO3とも相性が悪く、1戦目で水ポンが見えるとマナフィを置かれて対策されることから不採用になりました。

◆当日のマッチアップ

ここからはデッキ解説ではなく、蛇足の部分になります。
JCS当日のマッチアップ及び、対戦レポを書いていくので読み物としてご覧ください(笑)。

×ギラティナ(福島)
〇ロストドラパルト(横浜)
〇ルギア(埼玉)
〇ギラティナ(大阪)
×サーナイト(千葉)
〇ピジョリザ(千葉)
×ピジョリザ(多摩)

カッコ内はどこから来られたか出身地を残しています。
ポケモンカードはコミュニケーションツールなので、「どこから来ましたかー」から会話が始められるのが楽しいですよね。

1戦目 ギラティナ(後)  負け

COMPETITORパスを首に下げつつ、ワクワクとドキドキしながら試合開始まで時間を過ごしていました。
雑談しながら対戦準備をスタートするとガチグマスタートの渋い手札。
なんとかなれーの気持ちでトップドローするもチラチーノでルギアVに触れず。
相手は順当にはなえらびし、祈るように2ターン目のドローするも不要札のエネ。
渋々ガチグマに手張りし、番を返すと相手は順当な動き。
3ターン目のドローもチラチーノで何もできずに番を返し、ロストインパクトでたねぎれ負け。

終わった後は何もできずに天井を見上げてました。
立ち上がって仲間のところに駆けつけると、負けてるのがまさかの自分だけ。喜ばしい反面、悔しい反面。
0-3はしたくねえなぁと思いながら次戦へ。

2戦目 ロストドラパルト(後) 勝ち

プレッシャーを感じながら2戦目へ。
相手は個人的に苦手なロストドラパルト。

相手の動きが渋かったようで、アクロマは引けているもドロンチに繋がらずプラキャでチラーミィをおとぼけで取りながら先2でシンオウ神殿を張って番を返されました。
後2で順当にアッセンブルスターを決め、ストームダイブで神殿を割りながら前のウッウを取ります。
先3も2体目のウッウでルギアにおとぼけだったため、テツノカイナでごっつあんしてサイド3-1。
ドラパルトが立ってファントムダイブで裏のチラーミィが枯らされるも、ネジキでカイナをチラーミィに変身させスペシャルころころでドラパルトを返します。
ナンジャモで手札1枚になるもギフトでボスを引いてブラットムーンで勝ちました。

初戦負けだったことからナンジャモ後にギフトでボス引けて技宣言をした時は嬉しくて雄叫びをあげてしまいました(笑)
一安心した気持ちが強かったのか感極まってちょっと泣いてたかもw

時間ギリギリで対戦後にトイレに行こうと席を立ったら大事なデッキを宅に置きっぱなしでした。どんだけ気が抜けとんねん。

3戦目 ルギア(後) 勝ち

後攻取ってまずいなーと思ったら相手が事故気味で順当に勝ちました。
こちらはアーケオス2体、相手はアーケオス1体。
ミラーは早くアーケオス2体のアッセンブル決めた方が勝つので安定感が試されます

ここでお昼休憩。2-1で迎えたので心晴れやかでした。
パシフィコのセブンで水と食料を調達し、近くのベンチでご飯タイムです。
魚肉ソーセージを差し入れでもらったのですが、ハサミがないレギュレーションで開けるのに苦労してあくせくしたものの最終的には歯で開けました。
ワイルドだろお??

おしゃべりした知り合いも0-3ドロップはなく、3-0、2-1が多かったので川崎矢向勢は強いなぁと感心。
野生のONCに「お互い頑張ろうぜ~」と遠くから声をかけ(迷惑w)次戦へ。

4戦目 ギラティナ(先) 勝ち

大阪の自主大会を主催されている見た目が少しイカツイ方でした。
見た目怖くてもポケモントレーナー。ポンチョリザードンのスリーブだったので「高いスリーブで気合入ってますねー!」と大阪スピリットで相手をいじりながら和やかな雰囲気で対戦準備を進めました。

対戦は完全に僕に流れが来ていて、相手が渋い顔しながらアビスシークしてきたのをストームダイブし、ごっつあん・ころころと2-2-2でサイド切り取って勝利です。理想的な展開で勝てたのでほっとしたことを覚えています。

5戦目 サーナイト(先) 負け

ポケカYoutuberの方とマッチングしました。

バチバチの環境デッキというよりかはファンデッキが多いチャンネルのため、虐待ピィデッキをおススメしておきました。
なんだよフォレトスで爆発させたエネをヤドランにつけて、ピィをダメージポンプで自傷退場させたうえでカウンターキャッチャーナンジャモから黄昏の煌めきを3回言うデッキって(笑)
とても話しやすい方で家帰ってYoutubeに上がってる動画みたらマジで会ったまんまのテンションでびっくりしました。

対戦の方はルギアが先1で置けず苦しい展開に。
先3でもアッセンブルが言えず、マシマシラ+サーナイトexでかぜよみしたルギアVが倒されます。
アクアリターンで切り替えした際に事件が起こるのですが、相手のサーナイトexが倒れていないのにアンフェアを使ってお互い手札を山に混ぜてしまうというジャッジ案件に。

ナンジャモ後だったことから手札枚数を確認の上で盤面修復してサイドペナルティが出たのですがそれでも劣勢を覆すことはなく、敗北。
ここまで勝敗数は3-2。後1敗したら自動ドロップの崖に追い詰められます。

6戦目 ピジョリザ(後) 勝ち

相手の方は同年代くらいのお兄さんだったのですが、幼稚園からポケカやっているとのお話しでした。なんだよそのヨネダタクヤ。

バチバチのエリートと対戦することに気負いつつ対戦準備です。
先2でポッポヒトカゲの盤面から飴でピジョットとリザードンに進化し、ボスでチラーミィが取られます。

相手の後続が育っていないことから前のリザードンにストームダイブで打点を与えます。
ポフィンから後続のヒトカゲを展開しつつもボスで2体目のチラーミィを取られますが、3体目のチラーミィがチラチーノに進化しボスピジョットでやり返します。

サイド2-2の状態でしたが相手が誤ってツツジを使ってしまい、相手だけ山に混ぜてしまったのでまたもやサイドペナ。
その後はリザードンがチラチーノを取る、ネジキからチラーミィを出してころころ、そのチラチーノを取られると一歩も引かない展開でしたが迎えたサイド4-3。ロトムをセレナで呼んでスピードウィングで打点を与えます。
ピジョットも立っておらず、相手の手札1枚なことからロトムを下げる札がなく技を二回宣言して勝ちです。あぶねえあぶねえ。

7戦目 ピジョリザ(先) 負け

ポケカ公式に出たお兄さんとマッチング。抽選枠での参加とのことだったので絶対崖に突き落としますwwと強気な発言でにぎやかしをしました。

相手の盤面がポッポヒトカゲ、こちらはアーケオスがトラッシュできていないことから先2は悠長にかぜよみを宣言しました。

ペパー飴からピジョットex、封印石で飴をもってきたぽかったのでリザでチラーミィとられるかなぁと思っていたら出てまいりました。ウガツホムラ。

「れっかばくしんでルギアV倒します」
あぁ、僕のPJCSはここで終わるんだなと走馬灯が見えました。

2体目のルギアを用意してボスエネがついていないリザードンを縛るも、
ピジョットexが立っていることからスグリ・フトゥーで逃げられます。

最後ころころでリザードンを倒せればワンちゃんありましたが、エネが引けずバーニングダークの宣言で負けてしまいました。

4-3でドロップですが「お兄さんとポケモンカードやれて楽しかったです!またやりましょう!」と対戦後に素敵な言葉をかけていただいて、ポケモンカードやっててよかったなぁと思える瞬間でした。

◆最後に

変幻の仮面が発売されてからJCSまでの1カ月間。
仕事以外はポケモンカードに注力して練習を重ねました。

去年見に行った世界大会の会場で今年は自分が選手として日本一を決める大会に出れてとても幸せでした。

今回は構築、中でもイキリンコネジキに注目した記事になるので各対面の動き方やリスト内の各採用枚数等については多く触れていません。

もし詳細が知りたい場合はTwitter(X)のDMまでご連絡ください。
来年は世界大会に行けるように次のシーズン頑張るぞー!!

それではまた次回。
ばいばーい。

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