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【高校バスケ】ウィンターカップ2019を見て感じたこと

全国大会史上初の福岡決戦を福岡第一高校が制して幕を閉じたウィンターカップ2019。母校の福大大濠を中心に何試合か観戦しました。

その中で感じたことを私の思いつくままに書いてみます。主に(いい意味で)変わったと感じたところは、①競技レベル②拡散力③スポンサーの数、ですかね!

この①〜③は鶏と卵な部分もあるけども、おそらく①→②→③という流れがあったのでは無いかと推測しています。それがいまやグルグル回る好循環になってきたと理解しています。

そこには、Bリーグの誕生による競技将来性が認められ出したこと、SNSの台頭による情報拡散力の向上、そして注目が集まることにより、投資対象としての価値が認められることでスポンサー数増加といった背景があると思っています。   

また今大会は、テレビ朝日が全国ネットで生中継しました。これにより(東京エリアはそこまで視聴率が跳ね上がるとは考えにくいですが)、福岡エリアは恐らくある程度手応えのある数字が出るのではないかと思っています。

この福岡エリアの数字次第では、例えば各エリアの最終予選を各ローカル局でテレビ中継するなどの横展開的な可能性は増えてくると思います(既に実施済みの地域もありますよね)。その結果として、ますます世の中の関心事として高校バスケが浸透してくると睨んでいます。

話を戻すと、日本の高校バスケというのは、その後の進学先として大学バスケ、Bリーグ、海外挑戦、という風に分岐点にあたるステップなので、とても重要なポイントだと個人的には思っていて、その高校生たちにとって今の競技環境は非常に充実していると羨ましくさえ思います。

とした時に、

ここからが、今回の記事のメインになりますが、こういった夢・希望のある生徒がどんどん日本バスケ界を盛り上げていくためには、ここ5〜10年が日本バスケ界として、もっと言うと「Bリーガーの腕の見せ所」だと思っています。

Bリーグ発足から数年、決算数字の推移(観客動員数、収益、年収など)はチーム毎にバラつきはありつつも基本的には右肩上がりです。でもそれは、「なんとなくそうだよね。この段階でコケられるとちょっと・・」と言う気もするので及第点程度の評価として、、。

何が言いたいかと言うと、近い将来に来る『「引退後の選手の人生」がいかなるものになっていくのか?』ということが非常に大切だと思っています。もう少し噛み砕くと、引退した選手がどういうセカンドキャリアを切り開いてくれるのか?ということですね。

目の前に広がる競技人生は良いかもしれないけども、引退後は中々厳しいキャリアを余儀なくされ、どんな波乱万丈な人生を送ることになるかわからない・・。なんていう事態は絶対に避けた方がいいと思っています。恐らく一気に興醒めします・・。

逆にいうと、今の高校生や指導者はその視点で「(引退後も困らない)多様性のある人間」を育成することへの視座を疎かにすると、高校スポーツの存在意義が著しく低下すると思っています。

いま、波に乗っているからこそ将来的なところまで俯瞰することを怠らず、目の前の大好きなバスケットに打ち込んでほしいです。その結果として大学→社会人とバスケットが続けられるのであれば、とても素晴らしくかけがえの無い時間を送れるな、、なんてことを思いながら観戦しました。

目の前に素晴らしい環境が広がりつつある時こそ、ふと冷静になって将来を見つめる、という気持ちになりました。

それにしても、どの試合どのチームもとても素晴らしい戦いで感動しました。

勇気と感動をありがとう!


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