66億円ゲーム 16日目 160万円 トラクター(中古)への思い


今日の、66億円ゲーム16日目160万円は、中古のトラクターを買います。なぜ新車じゃないのか?今欲しいからです。新車は、300万くらいからするようです。タイミングが難しいです。
そして、中古でもなかなか使えるようなのです。


震災の後、私は色々な感情に流されつつ、みんなが幸せを感じられる方法はなんだろうと考え込み、ばーちゃんの畑を花畑にすることを思いつきました。
水やりや手入れのことなどを考えると、最も効率が良さそうなのは球根で、さらにチューリップではないかと思い至りました。そのために、調べまくりました。
そして、
オランダのチューリップ、塩害にもまけないらしい、日本海側海沿い砂地では、球根農家が盛んと知りました。
当時、東北太平洋側の津波のきた農地どうするか問題はよくニュースになっていました。
いちごも米も、もう育たないのかなあ、そんな暗く悲しい気持ちになりました。

ですが、今思えば、やったことない=できない
ではなかったと、わかります。
いちごハウスは高床、水耕栽培に、
沿岸の田んぼはクローズになったところもありますし、かさ上げ道路築いたために、道路その他景色も変わりました。
田んぼや畑は塩を取り去るために大掛かりな工事も行われました。

さて、
色々な花の昨植物
下調べに1年弱点費やし、
2012年の冬、畑に
チューリップ球根
1000個植えました。
無事咲きました。
はじめはすげーたくさん!と思いましたが
畑に植えてみるとそうでもなかったです。

知り合いの方にトラクターお借りして、雑草よけにうなることもしました。
フカフカになった土は触ると気持ちよかったです。
咲いた年、
球根を売ってもらった農家さんに
新潟の
「チューリップ祭り」の情報をいただき、
足を運んだ際、特別に
農家さんの畑も、見せていただき、
お話を聞かせていただきました。
こ、ここまでくると、
私は何をしているんだろう?
と思うこともありましたが(笑)

地域の特色は、
農作物と気候を感じること、
そして
その土地の名物を口にすることだと
(持論ですが)
気づきました。

ちなみに、
新潟あたり(北の方でした)は
植え替えなくても翌年また目を出すと教えてもらいましたが
宮城でそれらのチューリップは
暑いか水分が多いようで
球根は腐って、消滅していました。

畑のすぐのところに住んでいた方が
「朝のチューリップがとてもきれいで
写真に撮らせてもらったよ。お茶飲んでいきなさい、ぜひ写真をみてください。」

お声をかけていただいたのでした。

また別の方からも

キレイに咲いていたねと
とった写真をわざわざいただきました。


球根は、一人で植えたり
祖母と植えたり
他の家族と植えたりしました。

祖母はなぜか
チューリップの球根のことを
「イモ」
と言ってました。

手さばきは
恐ろしいほど早くて

ほんとうに
見事でした。

ベテランのお弁当屋さんがおかずを
ササササササササ!!
っと
ならべて
シャッ!シャッ!シャッ!

次から次へ、、、
みたいな

畑の、
球根を植える区画のために彫り込んだ
畑の、1.5×3メートルほどのくぼみの中に

89歳の姿はまるで
水を得た魚のよう

思いました。

園芸療法
という言葉を知って
どうやるのだろうと思いながら
本を買ったりもしていた当時でしたが


オシャレな雰囲気の
お庭でやるとか
こじんまりしたてもとのプランター
だけが
園芸療法ではないんだよなと
今更ながら気づきました。

160万円中古トラクター、
実家の物置に入れさせてもらいましょう。

お読みいただきありがとうございました。