ロスト系統デッキタイプの現環境結論〜シティリーグ2024 S1 備忘録〜
まずはこのnoteを読んでいただきありがとうございます。
今回はシティリーグ2024 シーズン1を終えて自分なりに出た結論と結果を踏まえて、使ったデッキを解説していきたいと思います。
・自己紹介
以前書いたnoteを読んでいただいた方にもそうでない方にも軽く自己紹介をさせていただきます。
普段は石川県で活動しています。「もか」といいます。
成績としましては、ポケカ歴が約5年になるというのにCL以上の大型大会は未経験です。
(抽選さえ受かれば出たいのです…)
シティリーグは2022年のラストシーズンから出場し、以下の成績となっております。
2022
シーズン6 優勝
2023
シーズン1 ベスト8
シーズン2 優勝
シーズン3 予選落ち
シーズン4 抽選落ち
合計CSP155
2024
シーズン1 ベスト8
今シーズンもあまり良くないスタートでしたが相変わらず目標はWCS出場という事で頑張っていきたいと思います。
さて今回はシティリーグ2024 シーズン1においてのデッキ選択、そしてその解説となっておりますので本題に入っていきます。
・なぜそのデッキを選択したのか
まず結論から話しますと自分が選んだのはロストカイリューや森ロストと呼ばれるロスト軸によるバレット型のデッキでした。
ではなぜ今の環境(10月27日新弾発売前)でそのデッキチョイスなのか。
今の環境はというとある程度のtearは存在するものの実際のデッキ分布としては近年稀に見るバランスの良いものだと思っています。
これは新弾が発売してEレギュレーションが落ちるまでは多少見なくなるデッキもいると思われますが大体のバランスは変わらないと思っています。
なのでどのデッキを選んでもマッチング次第では正解であり不正解であるのです。
したがってどれか1~2つのデッキを重点的にみるというよりもどのデッキにも対等に戦えるデッキを選ぶ必要がありました。
その上シティリーグの定員が今回からどの会場も64人になったため5回戦のうち最低でも4勝1敗をしなければ上位8人のトーナメントには残れないという厳しめな条件がありました。
要するに勝率を8割以上にもっていかないといけないため初動で事故っている場合ではないのです。
そしてッキの初動の安定感と環境の立ち位置を加味して当日のデッキ分布予想は以下の通りになりました。
2回以上当たる可能性あり
・パオジアン
・アルセリザードン
・ロストギラティナ
1回は当たるだろう
・ミライドン
・ミュウ
・サーナイト
・ルギア
・ロストバレット
もしかしたら当たるかも
・連撃インテウーラ
・カビゴンLO
・ゾロアークバレット
・サーフゴー
これらを踏まえて
・初動の安定感が抜群
・そこまでの有利不利なし
・もし1~2ターン出遅れても逆転可能なデッキ
・雪道ナンジャモにある程度抵抗できる
・ずっと練習してきたロスト系デッキ
という理由から今回のデッキ選択になりました。
安定感という上でミライドンも挙がってはいたのですが、どうしてもエレキジェネレーターの運要素がひっかかるのとサイドが最速2-2-2で取られるデッキに抵抗があるという自身の性質上の為無しになりました。
時間制限の問題もあるのでミライドンは環境にあった優秀なデッキタイプだと思います。
実際のマッチアップはこんな感じになりました。
予選 5-0 2位通過
🙆♂️ミライドン0-4
🙆♂️ロストギラティナ0-3
🙆♂️リザードン0-1
🙆♂️パオジアン0-4
🙆♂️ミライドン0-2
トーナメント
🙅♂️ミュウ2-0
もちろん全て後攻を取りました。事故は無かった!と言いたい所ですが3戦目のリザードンにて2ターン程出遅れました…笑
「初動の安定感」という話をする上で個人的に強く思っているのが、じゃんけんによる先行後攻どちらを取るかによって初動の動きが大きく変化するというのはポケカのルール上仕方ない事ではあります。ですが先行有利とされる現ポケカにおいて後攻を取ると決まっていればじゃんけんに勝っても負けても変わらない動きが出来るという事です。
なので高い勝率を求められる大会では後攻を選択できるデッキ(主に種ポケモンを主軸とするデッキや非ルールによるとられるサイトが少ないデッキ)を使いがちです。
実は出場1週間前頃にカビゴンLOが話題になり逆張りオタクとしてではなくシンプルに環境的にも安定性としても強いと確信があり、選択肢の1つにはあったのですが練習の時間も限られている為1週間でそこまで練度を上げることは難しいと判断して無しになりました。
もし練習時間がめちゃくちゃあったのならそちらを握っていたと思います。
そのぐらい現環境による「カビゴンLO」はとても強く、そのデッキを詳しく知らないならもちろん、知っていても全然負ける可能性が大いにあるパワーを持ったデッキです。
そもそも初動の要求値が低く、エネを貼って逃げるという今の環境は入れ替え札の採用が全体的に減少しており、カビゴンがめちゃくちゃ刺さると思っています。
その為自身のデッキを使う上でもカビゴンは頭の片隅で意識し、練習も充分に行った上で臨みました。
・デッキの解説
長くなりましたがデッキの解説にいきたいと思います。
まずデッキの強い点、弱い点についてです。
[強いポイント]
●これ以上無いと言っても良いぐらいには安定感があります。タウンデパートの登場により封印石がサーチが来るようになり、ネストボールorポケモンV+封印石orタウンデパートの2枚があるだけでとりあえずアクロマの実験orVIPパスに繋がります。
キュワワーやゲッコウガによって初手から見れる枚数が多いのでほぼ事故無しです。
(カードゲームなので100%はありません。)
●種ポケモンのみで構成されているので進化しないといけないというハードルもありません。
●後攻を取っているのでアクロマ+花選び×2でおとぼけスピットが簡単に打てます。
●上振れの話になってしまうのですが、後攻1ターン目に月光手裏剣やドラゴンゲイルか打ててしまいます。
大体のデッキは後攻1ターン目で手裏剣やゲイルを打たれたらテンポが崩れそのままイージーウィンを狙えることが多いです。
●デッキを回す上でルール持ちの特性はゲッコウガの隠し札とライコウの瞬足のみなので雪道を貼られてもそこまでのダメージはありません。
●早い段階で山を薄くしていける為雪道ナンジャモの返しにある程度は強く出れます。
大まかに強みはこのような感じです。
[弱いポイント]
●出せる打点に限界があります。
最大打点はカイリューのドラゴンゲイル250ダメージ+こだわりベルト30ダメージの合計280ダメージです。
Vstarまではみれるのですが、2進化exやVmax等になってくるとHP満タンの状態からではライコウで弱点をつかない限り1パンは不可能です。
(ちなみにライコウの最大打点は250ダメージです。)
●種ポケモンのみで構成されているので空飛ぶピカチュウが完成しバトル場以外を除去されてしまうと攻撃手段がカイリューのきりさくとヤミラミのロストマインのみとなってしまいます。
・各カード解説
改めて当日使ったデッキレシピはこちらになります。
ポケモン 11枚
キュワワー 4
最もスタートして欲しいポケモンで後攻1ターン目で上振れを狙う際には3体動かす必要がある為最大枚数の採用です。人生は花選び🌸
ヤミラミ2
ロスト最強格の非ルールポケモン。このポケモンのせいでジラーチが登場するまで非ルールポケモン達が軒並みパワーダウンしました。ジラーチ登場後も変わらず最強です。もしもロストに送らなければならない2択になった時のために2枚。
もちろん2体場に出した方が強い場面もあります。
ウッウ 1
後攻1ターン目の110ダメージはめちゃくちゃ大きい。エネなしで動ける偉い鳥。上振れでは無い時だいたいおとぼけスピット打ちますが最悪打たなくても勝てたり1体を釣竿等で使い回す為1枚採用。
かがやくゲッコウガ 1
言うまでもない最強カード。かがやくポケモンなので1枚採用。隠し札で山を掘れて技も最強、逃げエネも軽いしHPも優秀。褒めるところしかありません。
マナフィ 1
無い時は無いで割り切る場面もありますが、相手の月光手裏剣を防いでくれます。偉いのですがスタートして欲しくない、枠がない理由という理由で2枚にはしたくないので1枚採用。キャンセルコロン+クロススイッチャーされるから無駄でしょって思ってる君はパオジアン使ってみると分かるんだけど無いとあるで要求値が違うんです。
カイリューV 1枚
高打点アタッカーその1。
ライコウの代替は効かなくはないけどコイツは効きません。
デメリットが大きいように見えて中々強い技ドラゴンゲイルで250ダメージ出ます。
水水雷なので手張りは水がいいですね。
強いけど釣竿等で使いまわせるので1枚採用。
ライコウV 1
高打点アタッカーその2。コスパの鬼です。
最悪ミラージュゲート無くても手張り2回で動きます。
相手によってはベンチ絞られて打点出にくかったりしますが、カイリューと違い弱点を突いていけるのでルギアに強く出れます。
こちらも釣竿等で使いまわせるので1枚採用。
グッズ 29枚
バトルVIPパス 4
初ターンに引けたら強いカードです。
後攻でめちゃくちゃ回るこのデッキとは相性抜群で回りすぎると対象無しで打ったりします。
凄く申し訳なくなりますが勝負なので仕方ありません。
初手に引けると強いので4枚採用。
ネストボール 4
初動安定の為、また中盤以降に釣竿からポケモンを使い回したいタイミングであると便利なので4枚採用。安定感を減らしてでも上振れや他のパーツに枠を使いたいならここの枠か入れ替えの枠を減らしましょう。私としてはこの枠を減らすと事故率が上がると思っています。
ヒスイのヘビーボール 1
ピン刺しの種ポケモンが多いデッキなので1枚採用。最悪無くても回ることは回るので2枚は要らないと判断しました。あとは時間制限に気をつけたい場合このカードがあればサイド確認の手間が省けます。
ミラージュゲート 4
だいたい1枚はロストに行くので3回使いたいという事から4枚採用。ここは減らす理由がありません。
いれかえカート 4
種ポケモンのみのデッキなのでこれ以上強い入れ替え札はありません。カイリューのドラゴンゲイルで乗ったダメカンを回復したりもできるので4枚採用。
あなぬけのひも 3
特に理由がないなら「ポケモンいれかえ」を減らしてここを4枚にするとリストは綺麗に見えます。
(見えるだけです。)体感として自分のポケモンのみを入れ替えたい場面の方が多い気がしたので紐を3枚にしてポケモンいれかえを1枚にしました。この点は使ってみての体感でいいと思います。
ポケモンいれかえ 1
上記の理由から自身のみの入れ替え札5枚目としての採用。
ロストスイーパー 2
後攻1ターン目で上振れムーブをする際に必要。
他にも相手のお守りを剥がしたり、終盤山を強くするために不要札をロストにしたり用途は様々。
贅沢を言うと3枚あると助かるが事故率も上がるので2枚が丁度いいと思います。
すごいつりざお 2
ポケモンとエネルギー両方戻せるつよつよカード。
なんなら3枚入れたいぐらいに必要なカードで、絶対にロストに送りたくはないです。
2枚だとエネ管理が若干シビアなのでプレイングでカバーするしか無いです。
クララを抜いてこっちを3枚にしてもいいんですが用途が若干違うためなんとか2枚で抑えています。
森の封印石 2
Vポケモンにつけて好きなカードを1枚もってこれる最強カード。
大体1枚は付けて1枚はロストの肥やしになります。
タウンデパートでサーチ出来る為便利に使えます。サイド落ちも考慮して2枚採用。
勇気のおまもり 1
対面によって誰に付けるか変わります。
ライコウにつけて220ラインを耐えたり、カイリューにつけてミュウexからのゲイル返しを耐えたりします。
またロストやパオジアン対面ではキュワワーやマナフィ、ヤミラミにつけて手裏剣やマインに対しておいしい取り方をさせなくしたりします。
こだわりベルト 1
カイリューに付けることでVstarの280ラインを丁度みれるので1枚採用です。
たまにウッウに付けたりもします。
サポート 8枚
アクロマの実験 4
ロストに欠かせないロスト肥やし&ドローサポートです。
なんとしても初ターンに引きたいので4枚採用。
このデッキでは"アクロマが引けなかったから負けた"なんて言い訳は通用しません。
引けないならスターアルケミーで確定サーチすればいいのです。
シティ当日でも2試合サイドにアクロマが2枚落ちの試合がありましたが確定サーチで持ってきて直ぐにサイドを進めていくので何の問題にもなりませんでした。
ボスの司令 2
好きなボスを使いましょう。
シティ直前までは1枚で回していたのですがロストに送らざる得ない時や2枚あった方が楽に勝てる試合があったので2枚に増やしました。
カウンターキャッチャーが出てもあまり関係なく2枚入れておきたいかなと思っています。
クララ 1
立て直し最強です。
隠し札や逃げるでエネを切りすぎた時、ヤミラミでもう1回技を打てれば勝てる時、倒されたVを直ぐに立て直して技を打ちたい時。だいたいこのカードで解決です。
釣竿が手元にあってロストに行く心配がない時で暇ならエネだけ戻す為に使ったりもします。
ピン刺しが丁度いいので1枚採用。
ツツジ 1
やっぱり手札干渉最強はナンジャモよりもツツジでしょ。(異論は認めます)
デッキの構成上相手のサイドが3枚になりやすいので大体ツツジを打ってから巻き返すorトドメみたいな感じです。
ツツジ+ロストマインはホントに最強ですね。
雪道はあるに越したことはないんですが、ちょっとコンセプトがズレるのでこのデッキではツツジのみで充分です。
スタジアム 3枚
タウンデパート 3
今デッキのコンセプトパーツになります。
このカードのおかげで森の封印石を含む道具をサーチできます。
それと使ってみてロストとめちゃくちゃ相性がいいと思った点としてすごい釣竿やボスの司令等の少ない枚数のキーカード、山に残っているエネルギーを毎ターン確認できます。
3歩歩けば何か忘れる僕なのでミラージュゲートを打つ前に「やばいあのエネルギーはサイド落ちしてたっけ」という不安を取り除いてくれます。
試合数を重ねれば重ねるほどに記憶力や集中力は落ちていくのでそういったミスを減らせるという点で本当にありがたいと思います。
最初は2枚で充分じゃないかと思っていたのですが、安定感を増す事と上記の事から3枚採用で落ち着きました。
エネルギー 9枚
基本水エネルギー 4
月光手裏剣、ドラゴンゲイルに欠かせないエネルギー。
1番使用頻度が高く3枚では絶対に足りないので4枚採用。
基本超エネルギー 3
ロストマインを打つためのエネルギー。
極端な事を言うと2枚でも回らない事はないのですが、他のエネルギーと比べ最初に雑に隠し札で切りやすいので3枚採用に。
基本雷エネルギー 2
ドラゴンゲイル、ライトニングロンドにそれぞれ1枚必要なエネルギー。
どちらも1枚あれば良い上に大体盤面に片方しか起動しない、使いまわせる為2枚の採用。
補欠カードの紹介
●やまびこホーン
あると便利でリザードンやパオジアン(セビエ)に進化元を呼び出してロストマインでサイドを進めるという楽な勝ち筋が生まれます。
枠に余裕があるなら入れたいのですが、使っていて花選びやアクロマで基本ロストに送ってしまう程優先度が低かった為不採用に。
●ジラーチ
相手のロストマインやムーンライトリバースを防げるつよつよカード。
そもそもベンチに置く余裕も無い上にスタートされても困る、勇気のお守りでカバーできる点から不採用。
●ナンジャモ
すごいつりざおの次に枠があれば入れたいカード。
相手の手札を流せるため流行りのスイッチャー型パオジアンや飴を抱えているリザードンに強く立ち回れます。
大体ツツジの2枚目みたいな扱いでどちらかしか打たない+キャンセルコロンスイッチャーはプレイングでケア出来るので枠の都合上不採用。
●ロストシティ
サーナイト対面やパオジアン、ロスト対面など釣竿でアタッカーやシステムポケモンを戻す今の環境には強く出れるカードですが後半貼りたいタイミングで手札に来るのかというご都合カードのため不採用。
●クチート
練習していた際にどの対面も見れるがやっぱり上振れた上手なサーナイトにはこちらも相当上手くないとキツイなと思い、丁度サーナイトが流行っていた時期でもあったので一時期採用してみたが起動タイミングが難しく、こちらもLOしかねないので不採用。あとはサーナイトが以前よりは減少したというのもあります。今後また流行って5戦中3戦当たるぐらい分布にサーナイトがいるならピジョットと一緒に入れるとイージーウィンを狙えるのでアリかもしれません。
●リベンジパンチ
こちらもサーナイト対策として一時期使っていましたが月明かりの丘でのケアやサーナイト以外の対面で絶妙に弱い事から不採用。
これを使うならこだわりベルトで充分でした。
●ポケストップ
何故入れないんですかという意見が挙がるかもしれないので念の為補足しますとそもそもコンセプトが違うので自分は入れないかなと思いました。
ポケストップ型に寄せるなら道具の数を減らして釣竿等増やすなど全体的にカードの枚数が変わってくるので選択肢に挙がりませんでした。
両刀型にしたい人もいるかもしれませんが安定感が落ち結局どっちつかずになると思うので…
ここまでが無料部分になります。
拙い文章でしたがお読みいただきありがとうございました。
有料部分ではデッキの主な回し方、環境デッキ各対面への立ち回り、新弾発売後についてお話しようと思います。
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?