大事にしている考え方。#8 明日世界が終わるとしても、私は林檎の木を植えるだろう
"Even if Iknew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree."
マルティン・ルターの言葉。
大事にしている考え方を続けてきて8回目。
8回でいったん止めようかと思って、ラストはルターの言葉から。
宗教改革にはそんなに明るくないのだけど、このルターの言葉には生き様が現れていてすごく届いてくる。
なんだかタイタニックの音楽家たちの最期の迎え方のよう。
沈みゆく船の上で最後まで音楽を奏で続ける。
「そんなのやっても仕方ないよ」
「どうせできやしない」
「なんか意味あんの?」
メリットとデメリットを比べてみて、メリットがあればやる。なければやらない。そんな時代に日に日にシフトしていってなかなかやるせない。
別にメリットがなくても、もしくはメリットがすぐに見えなくても、自分がやりたいと思ったことに取り組む事にすごく意味があるんじゃないか。
損得勘定ばかりでは人生動いていかないでしょ。
効率的に事を成すことなんてできない。
なにより自分は自分の物語を生きているのだから、他の人が何を思おうと
やりたいことはやる人生でありたい。
どうせ明日のことは分からない
当然ながら他の人から損得で判断される事は少なからずあって、そんな時にこの言葉は気持ちを落ち着かせてくれる。
明日世界が終わるとしても、私は林檎の木を植えるだろう。
どうせ明日の事は分からない。今ここにいる自分のベストな選択を重ねていくしかない。
心理テストで、「明日、世界が滅亡するなら何をしますか?」みたいなものがある。
あと、スティーブ・ジョブズのスタンフォードのスピーチでも
"If today were the last day of my life,
would I want to do what I am about to do today?"
と語っている。
心理テストもジョブズも、どちらも同じような事を言ってる。
所詮、大きなガイアの中のモブな自分がどうしていくか。
心の拠り所として大切にしてる言葉である。
最後にもうひとつ
マルティン・ルターはこの言葉の他に以下の名言も残していて、本当にすごい人だったんだなと敬服する。
"Everything that is done in the world is done by hope."
本当にいい。
楽しく暮らすためのサジェスト
「林檎の木を植えてみる」
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