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頭の良さは学力だけが物差しではない。自分で考えて、自分で判断して、自分で行動したら人生が楽しいよ

「今の会社をクビになったらどうしよう」

怖がるだけでは意味がありませんし、精神衛生上もよくありません。

「もし失業したときはこうしよう」

あらかじめ考えておけば、選択肢が増えて安心して仕事に集中できます。私もブラック企業勤務の経験がありますが、思考能力を失う前に転職することができました。ダメだったら次はこの手を打つと決めていましたから。

人生が一択(造語ですが便宜上使います)ほど危険なものはありません。必ず二択にはしておきたい。この話は後輩はもちろん、見込みのある新人にもしています。

ところで私、たいした取り柄もない子供でした。小学生の頃は図書室に通い詰めて本ばかり読んでいました。おかげさまでちょっとした肥満体質になりました。だって祖父母がかわいがって食わせるんだもん。恨んでませんよ。憧れのおじいちゃんと、何事も判断が早いおばあちゃんでしたから。

公立の小学校を卒業して、近所にある公立の中学校に入学。ここで転機が訪れます。部活強制で運動部に入り、走り込みをしてたらやせました。運動オンチなのでそもそもが遅いんですが、持久走に関しては遅いなりに自己ベストを更新していく流れで、日頃鍛えておくと伸びるものだなあと感心しました。

もう一つの転機は、友達から学習塾に誘われたことです。両親に話したところ、快諾。月謝の相場は忘れましたが、家計をやりくりして払ってくれた両親には今でも感謝しています。

塾で、勉強という分野の才覚が開花しました。なんだこれ勉強って面白いぞ。面白いから勉強する。好循環の始まりです。塾では成績別のクラスがありましたから、これが勉強すればするほど上がる。

理数系の適性がありました。数学の図形問題とか、どこに補助線を引けば正解にたどり着けるか、方程式はどこをどういじれば解が見えるか。もう楽しくて。あと、国語は現代文に限って成績がよかったです。本の虫でしたからねえ。

そんなこんなで、塾では一番上の最難関私立対策クラスに上がりました。生徒5名とかになるのでこれはもう講師とガチバトルの時間になるわけです。授業内容は中学を越えて高校レベルまでいきました。

高校受験はといいますと、県内で私立を除けば最難関と言われる公立高校に合格しました。たぶん、ここ半世紀ほど名をとどろかせた学力の高校です。

それで、将来を考えてみたら。文転かなって。憧れてたんですよ弁護士とか裁判官とか検察官とか。そしたらダメでした。ドボンです。私社会科だめなので。挫折です。

それでもまあ、社会人になったらなったでいろいろ学べます。面白かったですよ接客業。うちは観光案内所じゃないってね。

現職なのですが、専門職に分類されます。面白いのは、底辺からエースまで。雑多なんです。

ああ、こいつ勉強さえもしなかったのか。会話すればわかります。

勉強って、自分の頭で考えて、自分の判断で、自分で行動する。これが凝縮されてるんです。難問に当たったら、飛ばして次にいくとかは有名な受験テクニックですよね。時間配分を考えてタスクをこなす。

社会人必須スキルです。

勉強と頭の良さは違います。

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