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0-8. ケータイ料金戦国時代!②見直すための心得

格安SIM・格安スマホの専門店、モバイルファンです。

前回は、携帯サービスやプランの種類などを説明しました。これを踏まえて今回の記事では、どのようなところを気を付けてプランを選べばよいのか、また各社の広告宣伝に見られる落とし穴などについて紹介します。

大手との契約は安心か?

携帯を契約するときに、多くの人は少なからずこう思うのではないでしょうか?

『大手との契約なら安心』
『大手のショップでお勧めされるものに間違いはない』

大手携帯会社なら住んでいる町やその周辺にはショップがあって、何か困ったことがあったときはすぐに聞きにいけるという安心感はあります。

一方で、オンラインで契約する大手のプランや格安SIM契約の場合は、トラブル時などは基本的にオンラインチャットや電話でしかサポートが受けられない弱みがあります。基本料金が比較的安く、毎月の固定費を下げることができる反面、困ったときに自己解決できる人向けともいえるでしょう。

でも、実際は頻繁にショップのサポートを必要とする人はそれほど多くはないのではと思います。安心よりも安い料金を優先したい場合、必ずしも大手でなくても良いのではないでしょうか。

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また、大手携帯ショップでお勧めされるものについても、盲目的に言われたとおりに契約するのはやめた方がよいです。なぜなら、大手携帯ショップの90%以上は大手から販売ライセンスを取得した「代理店」により運営されているからです。

代理店の収益源の多くは、顧客から契約を獲得することにより大手から支払われるインセンティブ、つまりキックバックによるものとなっています。

獲得内容によりインセンティブの金額が変わるため、顧客に適したプランではなく、代理店にとってインセンティブが高いプランを勧めてくる可能性も高くなります。

もちろん、すべての代理店が自店の利益を優先しているわけではありませんが、商売上そのようなことも起こりうる状況ということは理解しておき、ショップ店員が勧めてくるものを安易に鵜呑みにせず、本当にそれが自分にとって必要か、適しているかを考える必要があります。

大手のショップで注意すること

大手ショップで、以下のような経験をしたことはありませんか?

・通信容量(ギガ)が無くなると不便なので、大容量プランの方が安心です
・ご家族みんなで乗り換えるとお得です
・ご自宅のインターネットも当社のものに乗り換えるとさらにお得です
・万が一のために本体の保険に入った方が安心です
・年会費は有料ですが当社のクレジットカードを作ったほうがお得です
・データの保存にMicroSDカードの購入は必須です
・ご自宅にウォーターサーバーはいかがですか

これら全てが悪いわけではありません。しかし、このようなお勧めはじっくりと考えてから契約なり購入をした方が良いと思います。 

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・通信容量(ギガ)が無くなると不便なので、大容量プランの方が安心です
⇒ 最初は安めのプランで使ってみて、もし足りないようなら高めの大容量プランへ変更する。それにより無駄に高い贅沢プランに入るリスクをなくせる

・ご家族みんなで乗り換えるとお得です
⇒ 3回線以上まとめて契約すると家族割引などが適用となるが、個々の使い方を考えると同じ会社の契約じゃない方が安くなる場合もある

・ご自宅のインターネットも当社のものに乗り換えるとさらにお得です
⇒ 確かに月々の携帯料金が安くなる場合もあるが、大手携帯会社によるインターネットサービスは月々4,000円~5,000円台が相場なので、CATV局によるサービスなどもっと安いものがないか調べる方が先

・万が一のために本体の保険に入った方が安心です
⇒ 毎月保険料として700円とか支払うより、頑丈なケースや画面保護フィルムなどを購入して大切に扱うという手もあり。保険必須とは考えないこと

・年会費は有料ですが当社のクレジットカードを作ったほうがお得です
⇒ 楽天カードなど、年会費が無料のお得なカードはいくらでもあるし、その携帯会社のポイントが貯まりやすいというメリットが自分にとって必要かよく考える

・データの保存にMicroSDメモリーカードの購入は必須です
⇒ 今どきのスマホの内部保存容量は128GBなど十分に大きくなっており、各社のクラウドストレージサービス(ネット上のデータ保存サービス)の使い勝手がよく料金も安いため、わざわざショップが販売する高価格のメモリーカードを購入する必要はない。買うとしても家電量販店やネット通販で相当安く買える

・ご自宅にウォーターサーバーはいかがですか
⇒ もはや携帯電話に全く関係がない商材。頭から否定するつもりはないが、これこそ本当に自分に必要なものかを考える

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大手の広告に気をつけよう!

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『宝くじ一等賞で10億円が当たる!』

などのうたい文句に弱い私たちですが、宝くじで一等賞が当たる確率はなんと何千万分の一といわれています。

つまり、ほとんどの人がハズレてお金を損するわけですが、10億円という夢のある金額が一番大きく宣伝されていれば、自分も当たるのではないかと安易に思ってしまうわけです。

携帯業界、とくに大手がテレビCMやカタログで掲示する料金についても似たようなことが言えます。

つまり、様々な条件をクリアしないとたどり着けない「一番安い月額料金」を、一番大きく目立つように表示する手法が常態化しています。

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