2024年制限後電源ぐらについて
こんにちは。はじめましての方ははじめまして。
もあいぞう〇と申します。
今回はタイトル通り、2024年制限改訂後に僕が使っている電源ぐらについて書いていきたいと思います。
1.自己紹介
本編に入る前に、僕の自己紹介を少しさせて頂きたいと思います。
本編とは関係ない部分になりますので、興味のない方は読み飛ばして頂いて問題ありません。
僕は関西(大阪・京都)を中心にヴァイスをしていて、もあいぞう◯というHNで活動しています。
ヴァイス歴は13年ほどになります。
去年のBCF東京トリオで電源ぐらを使い、Bブロックで3位になり、公式レシピに初めて電源ぐらというデッキを載せたプレイヤーです。
去年の5月から電源ぐらというデッキを大会シーンで使い続けて、得た知見を少しでもこれから書いていこうと思います。少しでも読んで下さった方の参考になればと思います。
2.2024年制限改訂後の環境予想について
制限改訂によって、後期環境トップだったネイが完全に消えました。更に、ロングレンジ環境デッキへの規制(チェンソーマン・オーバーロード・ぐら)
が入り、2024年初期環境はアグロデッキ、ミッドレンジデッキ、盤面取りデッキの3種類がどれも一定数いる印象です。
〇アグロデッキ
・ストブ宝チェンソーマン
制限改訂で弱体化されましたが、優秀な0帯とストブ連動からのアグロムーブと山札の回転の速さ、ストックの積み上げによる2周目以降の山札の硬さが売りのデッキタイプです。【Easy revenge!】が確定サーチできなくなったことによる早出しヒール着地の不安定さ、加えて【公安対魔特異4課 早川アキ】
の詰め性能の低下によって、2023年後期ほどの安定感はないものの、現状存在するアグロデッキの中では頭一つ抜けているデッキです。
・宝扉アズールレーン、8宝アズールレーン
【扶桑】と【山城】のセットのパッケージが強力なデッキタイプです。このパッケージだけで0帯からのアグロムーブが成立するほど強力です。早出しヒールがタイトル内に1種類しかなく、耐久方面に組めないタイトルであることから、クライマックスを連打しやすい宝連動を組み合わせたアグロデッキに組むのが強いタイトルです。詰め性能は高いとは言えませんが、アグロムーブで強くなっていない相手の山札を詰めるには十分な水準を持っていると言えます。
・8宝パズル&ドラゴンズ
【恩讐の退魔師・セイナ】の連動を生かしたアグロデッキです。制限改訂で弱体化されましたが、0帯は【アマテラス&ツクヨミ】を採用できるようになったことで、【冥星の喜女神・ウルカ】へのアクセスがしやすくなり、制限前よりもアグロムーブの再現性が上がったという見方もできると考えます。1帯のアタッカーも【仮装祭の天使・イーリア】や【迎春の狩猟姫・アルテミス】を採用することで、【遠征のアレキサンダー】へのアクセスをゲームスピードを落とさずに繋げることができるデッキです。
〇ミッドレンジデッキ
・ストブ宝ウマ娘
『継承』ギミックによる盤面での山圧縮と【ジンクスに挑むお嬢様 サトノダイヤモンド】の連動による山の速さが特徴のデッキ。【学園理事長 秋月やよい】の追加バーンや【フィーユ・エクレール・カレンチャン】の強力な詰めテキストを搭載しており、光景互換の【Step!Smile!Wink!トウカイテイオー】もあり、不利な対面が少ないのが長所のデッキです。
・8扉五等分の花嫁(五月)
ハンド上限アップによる手札での山圧縮、各連動での強力な手札増やし、2種の強力な早出し回復キャラ【眼鏡で勉強 中野五月】【お正月 中野五月】、ロングレンジを狙える強力な詰め連動【気づけた想い 中野五月】とすべてが揃ったデッキ。盤面制圧力も高く、安定感があるデッキです。
・8枝推しの子
【“B小町”有馬かな】をフィニッシャーに添えたデッキ。当初は枝連動3種のデッキタイプが台頭していましたが、現在は【恋バナ 鷲見ゆき】と【すべてを惹きつける魅力 黒川あかね】のパッケージを採用した2連動と3連動だけのデッキタイプが主流になりつつある印象です。0帯がトップメタの水準を大きく下回っているため、序盤の下振れをケアしきれない弱点があります。
・8門あやかしトライアングル
【止まらない欲望 すず】をレベル2から多面展開し、門のクライマックスが続く限り回復耐久し続けるデッキ。0帯のキャラが優秀で、必要なパーツも【“妖の王”シロガネ】と【秘術「性醒流転」】のパッケージで集めやすく、再現性が高いのも強みです。0相殺に対してどうしようもないという弱点を除けば、盤面のラインも高く制圧力の高いデッキです。
・枝扉灼眼のシャナ
0連動+霞互換のアグロムーブと【変わった“トーチ”悠二】という唯一無二の防御キャラを持つデッキ。強力な早出し2種【夏服のシャナ】と【悠二と歩む道 シャナ】によって2帯も強く、【切なる願い シャナ】で高いパワーラインのキャラも倒せるので、有利のつくデッキにはとことん強いデッキです。
・本門(本扉)ピクサー
【新しい世界 ルカ】のテキストで純ストックを一気に作り出し、溜まったストックをワンショットに使うデッキです。光景互換や魔石互換を持たないタイトルに対してはほとんど無敵であり、自身がレベル2から打てる光景互換を持っていることもあり、相手の思うようなゲームをさせないという意味で強いデッキです。
〇盤面取りデッキ
・8電源アリスギアアイギス
豊富な自傷手段と電源からの合体テキストで【私に出来ること 夜露】を多面展開して、早期のタイミングで盤面制圧してヒールテキストで打点レースも有利に進めるデッキです。早出しキャラに対して対策を切っているアグロデッキはこのデッキにはかなり不利を強いられるため、デッキの多様性を損なうほどのパワーを持つデッキです。
・8電源ホロライブ
足回りの安定感とアドバンテージが取れる電源連動で山札を作りやすい電源デッキです。制限改訂で弱体化されたデッキですが、最近ではリペアとして【未来へ一緒に 桃鈴ねね】を採用して、【はあちゃまビーム 赤井はあと】を使えるようにした構築も台頭してきており、今後も一定数環境で見ることになるデッキだと考えられます。
・ストブ扉ホロライブ(かなたマリン)
アドバンテージが返ってきやすい0帯を用いてレベル2から【舞台の上で 天音かなた】を展開し、盤面を取りつつリソースを伸ばしていくデッキです。テキストの作りから、展開後に助太刀を構えることが容易なため、早出ししたキャラを守りやすく、連動を打つ度に爆発的なリソースを生み出すので、今後も活躍すると考えられるデッキです。
・電源宝ホロライブ(ときのそら)
電源でレベル応援を出し、レベル1から【未来へ一緒に ときのそら】を多面展開し、連動テキストで相手の盤面と打点をシャットアウトしてしまうデッキです。制限改訂で戻ってきた【ときのそら】によって盤面維持能力が戻ったため、ソウル減を連打し続け、対策していないデッキに対しては圧倒的なゲームをするデッキです。
ここまでで、私が考える2024年制限改訂後の環境デッキのイメージは終わりたいと思います。まだまだ挙げ切れていないタイトルはありますが、本記事の趣旨は別のところにあるため、ここからはこれらのデッキを多少意識している前提でお話することが多くなってくるとお考え下さい。
3.電源ぐらというデッキについて
電源ぐらというデッキは、【未来へと踏み出す一歩 がうる・ぐら】という強力な詰め性能を持つカードを多面することで、相手をレベル2の中盤から詰め切ってしまうことをコンセプトにしたデッキです。
がうる・ぐらの追加バーンテキストの発動条件に、山上2枚を削ってドラの数だけ追加でダメージを与えるため、デッキ内に入っているドラの枚数が多くなる構築になっています。そのため、クライマックスを貼らなくてもトリガーチェックだけでドラが乗りやすく、打点レースに負けにくい展開を自然に作ることが可能です。
まずは、このデッキを使う上で、目指すべきゴールとその過程で満たしたい通過点の部分を書き出していきたいと思います。
◯目指すべきゴール
レベル3に上がったタイミングで、
①ストック6枚以上
②盤面に【未来へと踏み出す一歩 がうる・ぐら】又は【未来へと踏み出す一歩 湊あくあ】を1面以上電源で登場させた状態
③手札に【未来へと踏み出す一歩 がうる・ぐら】と【未来へと踏み出す一歩 湊あくあ】を合計2枚と対応CXの門を揃える
④相手のクロックを2-4以上まで進めておく
◯目指すべきゲーム展開
1、序盤から多く殴って打点レースを有利に進める
2、2周目以降の山札にドラの付いたカードを多く戻す
3、レベル2のタイミングで【未来へと踏み出す一歩 がうる・ぐら】を電源で登場させる
基本的なプレイ方針としては、【未来へと踏み出す一歩 AZKi】の連動をプレイしてハンドを整えながら、盤面に必要なカードを出して詰めの準備をします。
まずは、序盤から多く殴って打点レースを有利に進めることを目指します。
そのため、レベル0は1ストックでハンドが返ってきやすい【二人で水族館デート 天音かなた】や【街明かりと冬の街 雪花ラミィ】を最大枚数採用して、序盤から多く殴って打点レースを有利に進めることを達成出来るようにしています。
続いて、詰めのタイミングで【未来へと踏み出す一歩 がうる・ぐら】のテキストを成功させやすくするために、2周目以降の山札に戻るカードをドラの付いたカードが出来るだけ多くなるようにすることを目指します。
では、どのようにすれば2周目以降の山札にドラの付いたカードを多く戻すことが出来るのでしょうか?
この方法として考えられるのは、
①ストックにドラの付いていないカードを貯めておく
②レベル置場とクロック置場にドラの付いていないカードを集める
③手札にドラの付いていないカードを集める
④盤面にドラの付いていないカードを並べておく
考えられるのはこの4つの方法です。
①については、なるべくドラの付いていないカードのストックを消費しないようにする、アタック前に【いなとタコグラム 一伊那尓栖】でデッキトップを確認して、ドラの付いていないカードをストックの深い場所に埋めてしまうといったことを意識することで可能となります。
②については、レベル0、レベル1にクロックに置くカードをドラ付き(リフレッシュ前にドラ付きのカードをなるべく控えに落としておき、リフレッシュ後の山札にドラ付きのカードが多く戻るようにする)、レベル2以降はドラ無しのカードをクロックに置くこと(リフレッシュ前にドラ無しのカードをクロックに置くことで、リフレッシュ後の山札にドラ無しのカードが戻らなくなる)で可能となります。
また、盤面に【エリートパワーさくらみこ】を出して置くことで、クロックにドラ無しカードを置いておくことができ、リフレッシュ後の山札にドラ付きカードの割合を増やすことができる点も重要です。
③については、②を意識してプレイしておくと自然にできるようになっています。
ハンドには常に【未来へと踏み出す一歩 AZKi】や【二人で水族館デート 天音かなた】【二人きりの時間… パヴォリア・レイネ】を1枚抱えておくことを意識してプレイしておくと、どんな展開になっても臨機応変に対応できるので、回収に悩んだ時はこの辺りを回収しておくといいです。
④については、主にリフレッシュ前に意識することです。リフレッシュ前に盤面にドラの付いていないカードを出し、サイドアタックなどで控えに落ちないようにすることで、リフレッシュ後の山札にドラの付いていないカードを戻さないようにすることが出来ます。
最後に、レベル2のタイミングで【未来へと踏み出す一歩 がうる・ぐら】を登場させるというところですが、これは2つのパターンがあります。
1、手札から電源を打って出す
2、電源をトリガーして出す
1の場合は特に考えることはないですが、2の場合は、【いなとタコグラム 一伊那尓栖】で山札の上を確認した際に、電源がトリガーする時に限り、電源をトリガーして出すパターンもあります。
出す手段については、クライマックスを握れるかどうかしか話すことがないので割愛します。
ここでお話したいことは、レベル2の控えにぐらを落としておくにはどういうことを意識する必要があるかです。
この方法については、2つの方法が考えられます。
1、レベル1のクロックにぐらを置いておく
2、手札からぐらを控え室に置く
1については、手札からクロックに置く方法に加え、【エリートパワー さくらみこ】や【街明かりと冬の街 雪花ラミィ】のテキストで控え室からクロックにぐらを置く方法があります。
2については、【二人きりの時間… パヴォリア・レイネ】のテキストで手札から控え室に置く方法が主な方法になります。
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