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蜜蝋の壁と前回話しきれなかった事について

お久しぶりです。神戸在住の蟲ジンガー、もょもとです。前回書いた記事が予想していたよりもはるかに高評価だったため調子に乗ってもう一度記事を書いてみようと思いました。今回は前回話しそびれた事と少し地味だけどこの上なく強いカードである蜜蝋の壁について話していきたいと思います。
良かったらお付き合い下さい。

前回話しそびれた先行後攻について…。

前回書くのを忘れていたのですが、蟲神器というゲームは原則として後攻の方が基本的に有利です。
(意図している訳では有りませんが速攻のアグロやらサバクトビ使うデッキはこれに当てはまらないケースも多々有ります。ごめんねアグロばかり説明できなくて。マジでアグロ難しいので迂闊な事言えないんです😓)
これは他のカードゲームしていた人なら珍しく思うかもしれません。というのもこのゲームは蟲が出したターンで直ぐに攻撃できる為先に蟲を出して盤面を固めるのが難しく後から処理する方が有利であるのと後攻は手札が一枚多い為単純にこの差が大きいです。なので何もわからず先手ばかり取って負けている人は一度後手の有利さを知っていただけると良いかなと思います。逆に先手を取って有利が生まれるケースもたまにあります。後でそれについてちょっと触れます。とりあえずこれが前回書くのを忘れていた事です。

今回の記事の主役、蜜蝋の壁


地味だけど味のある面白いカード。今回の主役。

というわけで蜜蝋の壁について語っていきたいなと思います。結構このカードについて教えてほしいみたいな事をちらほら聞かれたりしたのでまぁ…需要あれば面白いし味のするカードなので。

どう強いカードなのか

前の記事でも説明しましたが蟲神器というゲームは手札を溜めて一気に仕掛けて縄張りを1ターンで全て取り切るのが強いゲームです。なので実質的に縄張りを一枚増やしているようなラスト一枚縄張りの飛び出すは色んな人を救い、そして絶望させてきました。つまり、見えているとは言え縄張りを一枚増やすというのはこのゲームにおいて思った以上に相手に負担を強いる事が出来て自分の時間が増えるという事になります。とはいえこの説明ではまだピンと来ない人も多いかと思うので少しずつ説明して行きます。

殴る事を誘う

さて、縄張りが一枚増えると殴る回数が単純に増えてしまうのですがこれにより相手にどんな負担がかかるのかというと殴りたく無いのに殴らなくては行けないという事を強要出来る可能性があります。
つまり縄張りを引くために使えるライフ回復といういわば擬似的なドローカード+延命という見方が出来ます。これはワンショットなどの手札が欲しく決めに行くまでは極力盤面には干渉したくないデッキや序盤を凌いでから後半巻き返すコントロールなどで恩恵を受ける強さです。

相手の仕掛けるタイミングをずらす

これは相手が手札を貯めている時にこちらの縄張りに対して相手の手札が同数以上な時などに蜜蝋の壁を置くと仕掛けるリスクが跳ね上がる為かなり相手の計算をずらせます。擬態持ちで殴った後に貼るなどすると攻防一体で強かったりします。

ラストの飛び出す確率を少しでも上げる

相手の攻撃力が高い蟲が殴り終えていない時などにラストの縄張りだけは残して先に蜜蝋から取りラストの縄張りで飛び出すに期待するなどすると絶体絶命のピンチからラストの飛び出すに繋いで勝ちを拾えるなども有ります。運頼み的ですが諦めずに細かく貪欲に勝ちを拾いに行くのが強くなる事に繋がります。オウゴンオニクワガタの黄金バサミで殴られた時に蜜蝋の壁を取るというプレイングもあります。(4弾で出るカイコ成虫のせいで意味がなくなる話かもしれないですが)

で、基本的にどう使うの?

強いとは言うものの単に縄張りを増やすだけでは強く有りません。別に負ける可能性が無いターンで蜜蝋の壁を使っても相手からしてみればこちらの手札が減った事による事の安心感の方が大きいためです。なので負けそうだなと思うターンまで手札に抱えて相手に手札枚数での圧をかけて要らなくなればエサにして怖くなってきたなら使うという感じで行くといいです。この辺りの感覚は練習して掴んでください。

先手の不利を有利に変えろ!

さて、何故今回前の記事を編集して先手後手の話を追記せずここで話したのかというとこのカードには先手の不利を有利に変えられるタイミングが有るからです。ズバリ最終ターンです。一番最後のターンだけは先手側が自由に動けます。つまり相手を倒しきれなくても倒し返される心配がないと言う事です。もしあなたが最後のターンまで生き残り相手の縄張りだけは0にできるという状況になった場合、このカードを置いて判定勝ちという事が出来ます。
珍しい勝ち筋ですがこれを頭に置いておくだけでこのカードの強さが真価を発揮します。
是非やってみてください。

細かいことについて

貼った後ですが相手の連続攻撃に対して飛び出すを後にしたいでも無い限りはまず普通の縄張りを引きましょう。手札が損するだけです。
あと、自分の場に縄張りがない時や自分の場の蟲の数より縄張りが少ない時はこのカードが基本的に役に立ちません。蟲を一枚でも取られたら破壊されてしまうため延命にならず何もしないカードになるためです。素直に蟲の数で盾を増やし先手なら最後まで抱えて判定勝ちを狙うなどしましょう。ただし、擬態王台コンボを使っている場合などは縄張りが回復して擬態王台コンボを復活させられたりなどはあります(擬態王台コンボは縄張りが0の場合は全く意味が無いため)

最後に

今回は好きなカードである蜜蝋の壁について語らせて頂きました。前回の説明より専門的な用語も多く分かりにくい人もいるかとは思いますがご容赦ください。使えると本当に強いカードなので使った事がない人は是非一度使ってみてください。


壁はこう張るんだぁー!!!


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